FIREとは、Financial Independence Retire Earlyの略。
要は老後資金を確保しつつもアーリーリタイヤし、悠々自適な暮らしを送ることを言います。
不動産投資を画策する人の多くは、これを目指しているでしょう。「老後の生活資金を確保したい」と。
FIREの目的に対して、適した不動産投資はどの形態でしょうか?
話題のワンルーム投資は1戸だと月収6万円程度にしかならない。
初心者でも簡単に参入できる不動産投資としてよく勧められているのが、都心ワンルーム投資です。ワンルームマンションを1,500万円ほどで購入して賃貸に出し、その家賃収益を得ていこうというものですね。
頭金が300万円ほど、サラリーマンでも参入しやすいということで人気を博していますが、あなたの目的に合っているとは言えません。
ローン返済が済んだ20年後、あなたが得られる家賃収入は、月6万円ほどです。(月8万と計算するメディアが多いですが、築20年のワンルームマンションは家賃8万にはならないでしょう)
仮に20年後に8万円の家賃相場が付けられる物件だとしても、生活費にはまったく足りません・・・。少なくとも月収20万程度は欲しているのではないでしょうか?
老後の生活費確保に向くのはアパート一棟経営。
初心者でも比較的参入しやすく、かつ老後の生活費を充分にまかなうことが出来そうなのは、アパート一棟経営です。
8戸のアパートであれば、8×6=48万円程度の家賃収入になります。これだけ高額であれば10年程度でローンを完済することすらできます。
・・・という感じで紹介されていることが多いのですが、これほど割が良いのは「ただし土地を持っている場合に限る」です。アパートを建てる土地を持っていない場合、土地も購入しなければならないため、もう少し収益性は落ちます。
それでも、なんだかんだとローン完済後には月収20万程度は確保できるでしょう。
他にも投資はあるが、安定月収20万円を目指せるものは少ない。
投資というのはワンルーム投資、アパート経営以外にも様々にあり、他のものを検討するのもよいでしょう。
しかし、安定して月収20万円を目指せるものはあまりありません。
初心者や投資の知識が薄い人でも参入できそうなものとなるとなおさら限られます。
いかがでしたか?
「高利回り!」「初心者でも容易!」などと言われるとついつい魅了されてしまうかもしれませんが、最も重要な要点として「月収20万円は可能なのか?」という軸を見失わないようにご注意ください。