a water
雨として生まれ 草木を伝い
大地に沁み雪 樹となり生きる
海まで辿りつき また空に帰る
その透間に編む ものがたり…
水は あらゆるものに梳け そして何者でもなく
見えないものたちが 世界を作っていた
見えないものたちが 世界を作っていた
それを知って 梳けていった
みずからに みずからに…
川として流れ すべてを潤し
また押し流して 名もなく生きる
水は あらゆるものに宿り
いつも形なんぞなく
聞こえない声たちが 世界を救っていた
聞こえない声たちが 世界を救っていた
それを知って 溶けていった
みずからに みずからに…
海まで辿りつき また空に帰る
その透間に編む ものがたり…
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