不動産投資に興味を持つのは、年齢が高くなってからである傾向です。
しかし、50代、60代になって不動産投資に興味を抱いても、「私に出来るのだろうか?」という不安が浮かびます。50代や60代で、不動産ローンの審査は通るのでしょうか?
年齢制限はない。ローンを組めるかどうかがポイント。
まず、不動産投資や不動産の購入において、年齢制限というものはありません。
60歳定年を過ぎたから無条件で拒否、ということはないです。
ポイントは「ローンを組めるかどうか」です。
ローン審査が下りるかどうかは、物件の値段と支払い完了年齢の兼ね合い。
ローン審査が下りるかどうかは、「購入したい物件の値段」と「完済年齢」の兼ね合いです。
80歳程度までローンは可能
一般的に、80歳程度まではローン支払いが出来るだろうという見込みを持ってもらえます。
今あなたが60歳なのであれば、まだあと20年あります。
安い物件なら60歳でも審査は通りやすいが・・・
60歳の人が1,500万円のワンルームマンションを買うなら、15年程度のローンで無理なく完済できるため、融資を受けられる可能性は高いです。
高い物件なら駆け足でローン完済を求められる!
60歳の人が5,000万円のファミリーマンションをローンで買おうとすると、短い年数での完済を求められます。
普通、5,000万円の物件ならゆっくり30年かけて完済するものですが、20年の駆け足です。すると1カ月あたりに支払うローン額は高くなります。
「毎月その額の支払いが出来そうか?」をチェックされます。
たとえば60歳でも、国会議員なら70歳を過ぎても働けそうですし、高めのローン支払いも出来そうなので、審査に通るでしょう。
50代でも同じこと。
50代の人も、まったく同じことが言えます。
ローンを組むことは出来ますが、80歳までの残り年数で支払えるかどうか、それをチェックされますし、毎月の支払い額が大きくなっていきます。
資産、属性、業種などを見て、「この人なら80歳まで毎月10万円を払えるだろう」と見込まれれば、58歳で3,000万円の投資物件をローン購入することは可能でしょう。
一括購入(ローン不使用)なら60代でも70代でも問題なし。
すると、ローンを使わずに一括購入するだけの資金があるならば、60代だろうが70代だろうが、定年退職後だろうが年金生活者やフリーランサー、自営業者だろうが、不動産を購入して投資運用することは可能です。
退職金や遺産相続で家を買うことの出来る人もいるでしょう。
いかがでしたか?
不動産投資やローン契約は、年齢で無慈悲に制限されるものではありません。
購入するだけの資金があるかどうか、80歳までにローン完済を出来そうかどうか、それをチェックされます。
老後資金のために60代が不動産投資を行う、ということはまったく可能です。