9割方の駐車場経営は儲かっている。儲からないのは1割程度。
実情として、駐車場・コインパーキングの9割がたは儲かっています。赤字にはなっておらず、初期費用を早々に回収し、固定資産税を支払ってもまだ収益が手元に残ります。コインパーキングの3割程度は数十万円の月収を稼いでいます。
そして、1割くらいは儲かっていない駐車場もあります。
しかし、起業の95パーセントは失敗すると言われる現代日本において、成功率90パーセントは申し分ない勝率と言えるでしょう。誰も失敗しない事業というのは無いのです。
儲からない人も少しはいますが、それはあくまで少数派です。そして、立地調査などをきちんとすれば、失敗することはまずありません。
駐車場・コインパーキングの将来的な需要は?
今は大丈夫でも5年後、10年後はどうなんだろう?そう心配する人もいることでしょう。
まだまだ参入の余地はある。
当面は、都市部ではまだまだ参入の余地があります。特にコインパーキングは、まだかなり供給不足の状態にあります。都会ではあちこちでコインパーキングを見かけますが、コインパーキングのテリトリーは200m四方と言われており、そこから離れればもう食い合いにはならないのです。そして病院や人気施設のそばであれば、2~3軒が隣接していてもそれぞれに繁盛できます。
車の所有台数は、人口減少に突入した2010年代を過ぎてもまだ増え続けています。超高齢化社会は、駐車場経営にとっても追い風です。高齢者は歩くことを嫌い、近場でも車で出かけることが多いからです。
仮に需要が落ち込んでも損しないのが駐車場経営の利点。
また、10年後に需要が減ったとしてもあまり問題ないのが、駐車場投資の嬉しメリットでもあります。
なぜなら駐車場投資は、撤退が容易だからです。投資費用は一括借り上げ方式なら0円なので、需要が減ったとしても赤字で終わるということはまず無いのです。駐車場の一括借り上げ経営は、いつでも解約ができます。
どうしても赤字が心配なら、一括借り上げ方式で初期費用をかけずに行うと良いです。1台1万円/月という最低ラインの報酬内容だったとしても、5台程度のスペースもあるなら年収60万円になります。固定資産税を払ってもまだお釣りがくるでしょう。実際にはもう少し良い収益を得られるはずです。
店舗・企業が経営するコインパーキングも増えている。
近年、個人投資家ではなく街の企業・店舗が経営するコインパーキングも増えています。自分の会社の駐車場の一部、または全部をコインパーキングにするのです。
具体例として、スーパーマーケットやレンタルビデオ店、病院などでよく見られます。
店舗利用者には駐車券を発行し、「2時間以内の駐車は無料」といった形にして、従来の無料駐車は継続されます。長時間駐車したい人にのみ、駐車料金を課すのです。
このケースでは、金銭的収益よりも二次的メリットを期待してのものが多いです。
コインパーキングにすることで、駐車場への無断不正駐車が無くなります。また、トラブルやクレームが発生した際、管理会社に対応を任せることができます。清掃も自分でやる必要がありません。
さらに、コインパーキングの利用者がついでに店を利用してくれるというメリットや、会社の営業時間外に、空いた駐車スペースで収益をあげられる、地域の役に立てるというメリットもあります。
一括借り上げ方式で委託すれば費用が掛からず、それでいて毎月そこそこの収入があり清掃・メンテも不要になるのですから、良いことづくめです。
シェアリングエコノミーの意識の高まりから、このような経営は増えていくでしょう。
駐車場経営以外にはどんな選択肢がある?
駐車場経営を検討される土地は、他の投資方法も併せて検討されることが多いです。あなたの土地も、ひょっとすると駐車場経営以上に向いているものがあるかもしれません。
トランクルームは駅から遠くても成功できる。
貸し倉庫です。駐車場と同じく、駅から離れていてアパートマンションの経営が厳しい土地でも成功できます。
コインパーキング経営と同じように、一括借り上げ方式ですべてを業者に任せることも可能で、投資の難易度はきわめて低く、初心者でも参入可能です。
コインランドリーは意外と高収益。
住宅地にあり、狭めの土地ならコインランドリー経営が向きます。
やはり初期投資不要で起業できるものが多く、ノウハウや手間、人出も要らない簡単なビジネスです。
フランチャイズ形式をとっているものが多いですが、収益の70パーセント程度が投資家(あなた)の取り分になります。
共働き家庭が増え、益々需要が見込まれています。
太陽光発電は地方の空き地に非常におすすめ。
地方で、土地が広い場合には太陽光発電がおすすめです。
家や人が少ない僻地でも問題なく収益が上げられ、人の動向に左右されないため確実に利益を上げられます。売電価格は20年先まで固定保証されるため、失敗することはありません。
ソフトバンクなど大手企業が相次いで参入したように、確実にそして長期的に利益を上げられる投資法です。
大地震、火山噴火、天変地異によるインフラの備えとしても役に立ちます。
いかがでしたか?
大きく儲けたい人は、慎重に立地調査をしてセルフ管理のコインパーキングを。
余った土地をどうにかしたいなら、一括借り上げ方式でコインパーキングを。
いずれにせよ難易度は低く、費用も安く、参入しやすい投資法と言えます。
余った土地で経営できるのが、駐車場投資の何よりの魅力で、投資に興味のない人にもおすすめです。
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