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賃貸物件を転貸(又貸し)しての民泊経営は可能か?-5

  • acousticlife111
  • 2023年12月16日
  • 読了時間: 4分

4-2.複数の物件を掛け持ち経営するなら、月収(実利益)30万も100万も可能。


逆を言えば、転貸/又貸し経営を上手く捌きさえすれば、1軒あたりの収益が少なくなってしまった今でも、月収(実利益)30万円だろうが100万円だろうが不可能ではないのです。


これをやってのけるには、2つの要素が必要となります。


4-2-1.転貸/又貸し許可物件をたくさん見つけてくることが必要不可欠。


一般的に転貸/又貸しは禁じられているわけですが、それが許可された物件を、しかもいくつも見つけてこなくてはなりません。


気の遠い話にも感じられますが、昨今ではそう難しくもなくなってきました。というのも、Airbnb(エアビーアンドビー)の流行により転貸/又貸しの取り締まりに厳しくなった不動産オーナーが増えた半面、商機と考え転貸/又貸し許可を出す不動産オーナーも増えているから。


4-3.転貸/又貸し許可物件を見つけてくる方法あれこれ。


転貸/又貸し許可物件を見つけてくる方法は、いくつかあります。下に、もっと詳しくそれぞれの良し悪しを解説しましょう。


(1)民泊許可物件専門の賃貸サイトを当たる。

(2)不動産屋さんに転貸/又貸し許可物件がないか尋ねる。

(3)不動産オーナーに直接交渉・相談を持ち掛ける。

(4)一般の賃貸サイトで「シェアハウスOK」物件を探す。

(5)一般の賃貸サイトで貸事務所や貸店舗カテゴリーから探す。

(6)民泊代行業者に相談してみる。


4-3-(1).民泊許可物件専門の賃貸サイトを当たる。


民泊での転貸/又貸しが許可された物件を、昨今では一般的に、「民泊許可物件」と言います。そして、こうした物件ばかりを集めた特殊な賃貸仲介サイトが、増えてきました。


これが最も転貸/又貸し可能物件を探しやすいでしょう。とはいえ、難点も!こうしたサイトに登録されている不動産物件は、元の賃貸価格よりも2割ほど高くなってしまっているものが多いのです。また、その賃貸仲介サイト(仲介会社)が、民泊手数料などといった名目で、仲介手数料とはまた別の手数料を徴収することも少なくありません。結果、不動産の調達にとてもお金がかかってしまい、「経営はできても収益は上がらない・・・」という惨事に陥りがち。


民泊許可物件のオーナーやその仲介サイトは、基本的に儲けにとても貪欲な人が集まっているので、賃貸契約には細心の注意を払いましょう。


4-3-(2).不動産屋さんに転貸/又貸し許可物件がないか尋ねる。


不動産屋さんに直接出向き(またはメールなどでも可)、「Airbnb(エアビーアンドビー)民泊をやりたいのですが、転貸/又貸しを許可している賃貸物件はありませんか?」と尋ねてみるのも1つの手です。エアビーアンドビーの印象が悪化してきてしまっている昨今、邪険にあしらうスタッフは多くなってきたようですが、特に個人経営の(チェーン店ではない)不動産屋のおじいさんなどは、親身になってくれるかもしれません。


4-3-(3).不動産オーナーに直接交渉・相談を持ち掛ける。


必ず理解しておくべきことは、転貸/又貸しを許可するかどうかは不動産屋ではなく不動産のオーナー(大家・家主)が決めるのだということ。なので、賃貸不動産のオーナーに直接交渉してみることもアイデアの1つです。


町のアパートなどに貼られている「空室アリ。問い合わせはコチラ。」の看板の電話番号は不動産屋のものであることが多く、オーナーを直接捕まえるのはなかなか至難の業。これが最も有効策となるのは、すでにあなたが借りている物件で交渉することですね。契約時の条件が「転貸/又貸し不可」というものであってもあきらめずに交渉すれば、OKを出してくれるオーナーもいます。


4-3-(4).一般の賃貸サイトで「シェアハウスOK」物件を探す。


民泊許可物件の専門サイトが主流の昨今ですが、一般の賃貸サイト(SUUMOやHOME'Sといったような)に戻ってみるのも面白いです。


キーワード検索の窓に「転貸」「民泊」などと打ってみると、「転貸/又貸し可能!」を銘打つ物件がヒットするかもしれません。とはいえ、こうした物件はもうかなり少なくなってきているのが実情(民泊許可物件の専門サイトに流れているため)。


そこでオススメなのは、「シェアハウスOK」の物件を探す切り口。これのほうが、まだ残っている可能性は高いようですね。

 
 
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