空き家の総数が800万個を超えている日本。空いている賃貸マンションを利用して、民泊ビジネスでもやってみようかなと考えている人も少なくないでしょう。
Airbnb(エアビーアンドビー)は登録料などかからずに掲載することができるらしいし、巷には民泊代行業者なるものが存在しているらしい。だから、ビジネスや旅館業のシロウトでも民泊経営はできるらしいけれど・・・よくよく調べてみれば、法律の問題など、厄介なことがたくさんあるみたい。
賃貸マンションで民泊を受け入れるには、どうすればよいのでしょうか?簡単に営む方法や効率よく収益を上げるコツなどはあるのでしょうか?当記事では、賃貸マンションを民泊利用する際のコツだけなく「要注意ポイント」まで、しっかり解説します。せっかく営むなら、赤字に苦しむことのない経営を目指しましょう。
1 前途は多難!賃貸マンションでの民泊経営はハッキリ言って難しい!
ポイント1:前途多難であることをわきまえたうえで経営するべし!
最初からズバっと言ってしまいますが、賃貸マンションでの民泊経営はかなり難しいです。まさしく前途多難というもので、たくさんの障壁をコツコツと慎重に乗り越えていく必要があります。そこまでの気概は、ありますか?
1-1.なんとなく経営するなら、ビジネス民泊は違法に陥ってしまう!
民泊という言葉は昔からありますが、近年で民泊と言えば、Airbnb(エアビーアンドビー)のようなビジネス民泊をイメージする人が多いことでしょう。
「民泊」と言えば、「他人の民家に泊まること」「他人を自宅に泊めること」を指し、お正月の実家への帰省など、誰もが体験したことのあるものです。法律に反するものでは、ありませんよね。
しかし、「ビジネス民泊」となると話は別。お金を取って繰り返し人を泊めるならそれはビジネスなので、しかるべき規則を遵守しなければ違法となります。そして多くの場合、「ただなんとなく」営まれている民泊は違法状態で、いつ逮捕されてもおかしくない状態!賃貸マンションともなると、難易度はさらに高いのです。
有償民泊で何の手続きもしなくても違法にならないケースもありますが、それはまた後ほど詳述しましょう。
1-2.あまり儲からないどころか、黒字キープすら難しいのが現状・・・。
ブラックなビジネスには一攫千金なものが多いですよね。Airbnb(エアビーアンドビー)などの民泊も違法性が高く難しいということは、さぞかし儲けの良いビジネスかしら?「オレは月収250万稼いだ!」なんてブログを書いている人もいますしね。
しかし、残念!
エアビーアンドビー民泊は、経営が難しいうえに、儲けすらかんばしくないビジネスなのです。2014年頃までは日本市場に民泊ホストが少なかったので、1泊15,000円でも埋まりっぱなしになるような活況ではあったのですが、今はまったく状況が変わりました。あまり儲からないどころか、黒字を出すことすら難しく・・・。