
5 賠償制度はある。けれどそれでは回復できないものがある。
Airbnb(エアビーアンドビー)は、わりと補償システムがしっかりしています。
あなたのマナー違反や過失によってオーナーや他の共同生活者に甚大な被害を与えてしまったとしても、Airbnb社がその被害をカバーしてくれます。
しかし、だからといって「トラブルが起きてもいいや」とルーズに考えてはいけません!
5-1.保険や補償などというものは、あって無いようなもの。
あなたも経験はありませんか?
たとえば海外旅行の際に、「海外旅行保険に加入すれば安心!」と言われて保険代を払ったのに、壊れたカメラは購入代金の2割しか補償してもらえなかった…。また、メモリーカードのデータは補償しようがないと言われた…。
保険というのはそういうもので、結局、被害のすべてを補填してくれるわけではないのです。また、証明ができないなら1割も1銭も補填してもらえません。さらに、その補填がなされるまでに何か月も掛かったり、保険会社や警察と何度も何時間も手続き交渉をしなければならなかったりするのです。
すると実情としては、保険や補償などというものは、あって無いようなものなのです。
ですから、「トラブルを起こさないように配慮する」という考え方・そして行動が、非常に重要なのです。
5-2.ルールよりもモラルを大事にすることが、トラブルを防ぐコツ。
では、トラブルを未然に防ぐには、どうしたら良いのでしょうか?
Airbnb(エアビーアンドビー)など民泊におけるそのコツは、「ルールよりもモラルを大事にする」ということ。
民泊のオーナーは、商売人ではなく一般人が多いです。どんな事柄がトラブルに発展するかまだ見当がついていない人も多く、あまり多くのルールを設けていない人が多いでしょう。しかし、「エントランスで大声を出してはいけない」というルールが無いとしても、エントランスで大声は出さないほうが良いわけです。「シーツ交換は1週間に1度はしましょう」という決まりが無いとしても、シーツ交換は定期的に行ったほうが良いのです。
5-3.基本的には「自然体」で問題ナシ。
トピック1の騒音の項でも書きましたが、実情として、ほとんどの民泊客はマナーが良いです(「個室」タイプの宿泊客に関しては)。民泊マナーについて、特に勉強などしていないと思われますが、各々の良識に従うだけで、おおむね良好なマナーを保てているようです。あなたが日本人の平均的なマナーを振る舞えるなら、特に深く気にする必要もないでしょう。自然体で過ごしていれば、大丈夫です。