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賃貸の新しい形?民泊で共同生活するときのマナー-1


ホテルやゲストハウスの代わりとして存在感を強めてきている、Airbnb(エアビーアンドビー)などの民泊。2020年に開催される東京オリンピックに向け、日本各地の宿泊施設不足が懸念される中、それを民泊が解消するだろうという期待も持たれています。

しかし民泊は、決定的に他の宿泊施設と異なる点があります。

それは、民泊施設のほとんどが、「あくまで普通の民家である」ということ。

これは、民泊の宿泊利用者として必ず頭に入れておくべきことです。民泊が安価なのは、オーナーたちの善意によるところが大きいです。この素晴らしい文化を継続するためには、宿泊者も善意で応えるように心がけていきましょう。


このページでは、民泊を利用する際に気を付けるべき注意点について、解説していきたいと思います。あなたのスペースを守り、他者の居心地を守り、そして日本の民泊文化を守っていくために、民泊マナーのポイントを勉強していきましょう。



1 民泊施設タイプ別、騒音への配慮のポイント。―「個室」編―


あなたが宿泊者として民泊を利用するなら、最も注意すべきは騒音でしょう。

それはホストファミリーへの気遣いであり、また共同生活者や近隣住民への気遣いでもあります。


Airbnb(エアビーアンドビー)では、登録されている民泊物件が3つのタイプに大別されています。「まるまる貸切」「個室」「シェアルーム」の3タイプです。そのうちのどれにせよ、騒音への気遣いは重要ですが、それぞれに指向が少し異なります。そのため、タイプ別にトピックを区切って、解説していきましょう。


1-1.「オーナー家族の真似をする」が1つの基準。


まずは「個室」タイプについて。

「個室」タイプは、ホームステイ型の民泊であることが多いです。宿泊者であるあなたは、オーナー家族の家の一室を借りて、オーナー家族と共同生活をしながら滞在する形になります。また、リビングは共有スペースとして開放されており、あなたが自由に出入りできる可能性は高いです。


とにもかくにも言えることは、「オーナー家族の生活習慣を考えて振る舞おう」ということです。この生活習慣というのは、オーナー家族の家族構成などによってずいぶん違います。たとえば高齢の老人がいるなら、夜の20時にはもう、就寝タイムになるかもしれません。通常、20時頃はまだ談笑していても問題のない時間ですが、眠っている人がいるなら静かにするべきです。

逆に、朝の遅い家庭もあります。中番や夜勤といったシフトで働いていると、朝は12時近くまで眠っていることもあるでしょう。あなたは旅行者として、朝の8時にも起きて身支度を始めると思いますが、あまり大きな音を立てないように、配慮すべきでしょう。


1つの基準としては、「リビングで誰かが談笑しているかどうか」です。リビングに生活音があるなら、あなたもそこに便乗して問題ないでしょう。そして、そこにいるオーナー家族と同じくらいの声や物音で振る舞えば、問題ないでしょう。


1-2.客室に入っても気を緩めすぎないで。電話の話し声にも注意を!


客室に入れば、リビングよりは大きな音を出しても大丈夫です。しかし、これにも限度があります。2人で泊まる場合など、おもいのほか雑談に花が咲きますが、この話し声はけっこう他の部屋にも響いています。民泊のホストファミリーをやる家庭は、多少の騒音を我慢して(気にせずに)暮らしてはいますが、やはり気遣いは必要です。少なくとも夜の12時にもなったら、大声での談笑はストップしたほうが良いでしょう。

一人泊の場合は、電話やスカイプでの通話に気を付けましょう。これらは、自分では自覚しづらいのですが、思いのほか大きな声でしゃべってしまいがちです。


1-3.マンションエントランスなどの共有空間での騒音は、大問題に発展する恐れあり!


見落としがちなのが、家の周辺やマンションのエントランスなどでの騒音です。

これは、オーナー家族だけでなく近隣住民にも迷惑を掛けることになってしまいます。そうした問題を懸念して、通常のホテルというのは、住宅街では営業できないようになっているのです。

民泊は住宅街の中でも運営できますが、かといって近隣へ騒音をまき散らして良いということではありません。ホテルは音楽ライブや飲酒スぺースも含めた総合エンタテイメントの場所かもしれまさせんが、民泊はバカ騒ぎすることを目的とした場所ではないので、その違いを理解すべきです。

特に同じ集合住宅の住民は、広い意味では「共同生活者」です。彼らを赤の他人と思ってはいけません。


また、民泊施設内で電話が掛かってきたときに、ベランダに出て通話しようと考える人もいるかもしれません。これは、オーナー家族への配慮にはなるかもしれませんが、近隣住民への配慮にはなっていません。ベランダで大声を出すべきではありません。


それを無視して騒音問題を起こしてしまうなら、その民泊のオーナーは近隣住民から訴えられ、訴訟問題に発展したり民泊の運営停止を強要されてしまったりするでしょう。それはもちろんオーナー家族にとって大打撃ですし、あなたもまた、快適な民泊施設を1つ失ってしまうことになります。誰にとっても得はありませんね。

特に「個室」タイプを運営するホームステイ型のオーナーは、商売というよりも思いやり篤く安い値段で旅行者をもてなしていることが多いです。彼らの善意をトラブルという形で踏みにじるのは、絶対に避けたいものです。


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