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認知症同士が暮らすグループホーム。他者の認知症に煩わされないか?


認知症同士が暮らすグループホーム。他者の認知症に煩わされないか?

認知症になったとき、自分の記憶の欠落や感情不安定が周りの人に迷惑をかけないか心配になります。

そんな心情に配慮して、グループホームという認知症の人専用の老人ホーム施設もありますね。

互いの気持ちや不便がわかる者同士で暮らせる安心感がありますが、よく考えてみると他人の深刻な認知症の迷惑を被るデメリットも頭をよぎります。



グループホームは初期~中程度までの認知症の人のみ。

グループホームは、認知症の人でなければ入居をすることが出来ません。

かといって、やはり共同生活の利便を考えて、「初期~中程度までの認知症の人のみ」という制限が設けられています。

すると、生活が著しく困難で、手助けを必要としてばかりの人はいませんし、記憶の欠落から「おまえがサイフを盗ったんだろう!」としつこく攻撃してくるような人もいなさそうです。



認知症が重度になったら、グループホームを退去することになる。

認知症が重度になり、入居者仲間さんたちにとって共同生活が困難になった人は、グループホームを退去することになります。

手厚い介護や医療ケアが必要になった認知症患者は、他の老人ホーム施設に移ることになります。

あなたが重度の認知症患者さんに著しく煩わされることはまずありません。

あなたがいつか重度の認知症になったとしても、仲良く助け合ってきた入居者さんたちに著しく迷惑をかけずに済みます。



万が一辛い目に遭ったら、スタッフに言えばよい。

万が一、認知症特有の他者の症状・言動によって辛い目に遭ったなら、そのことを気兼ねなくスタッフに進言しましょう。

「告げ口するのはかわいそうかな」などと感じるかもしれませんが、それが皆のためですから、然るべき状況報告は行いましょう。



いかがでしたか?

グループホームは認知症の高齢者しか暮らしていません。しかし、あくまで初期~中程度症状までの人々なのですね。重度認知症の人はいないので、共同生活、家事の助け合いに著しく迷惑を被るようなことは起きづらいです。

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