人は、高齢になってからの体や脳の衰えについて、「老化現象だから仕方ない」とさじを投げてしまことも多いものです。しかし、そのさじを投げてしまう「放棄」や「ネガティブ」こそがその衰えの進行を深めてしまたったりします。
たとえば認知症は、老いる中ですべての人が当たり前に通るものなのでしょうか?
認知症になりにくい人の性格的傾向は研究されている。
認知症になりやすい人、認知症になりにくい人、その研究はなされ、調査結果は発表されています。
生活の仕方によって、認知症になりにくい生き方は出来るのです。
責任を背負っている。誠実である。外交的である。
認知症になりにくい人の3大特徴がこれです。
責任を背負っている。
誠実である。
外交的である。
責任を背負っている。
たとえば60歳の定年退職の年齢を過ぎても、家にこもらずに働き続ける人は、認知症になりにくいのです。「みんなのためにがんばらなければ!」という動機で頭や体を使い続けることは、認知症を遠ざけます。
あなたが高齢者ご本人なのであれば、定年を過ぎたからといって家にこもるのは良くないのです。これまでよりは負担を和らげてよいですが、何か無理のない形で労働や社会活動を続けてはいかがでしょうか?
あなたが高齢者の子やご家族なのであれば、高齢者に対して甘やかしすぎないことです。「お祖母ちゃんはじっと座っていてくださいね」ではなく、一緒に料理をしたり、家事を分担してもらったりしましょう。
「責任を背負う」というくらいの重めの負荷がかかっていたほうがよいです。
誠実である。
誠実な人は、認知症になりにくいという統計結果が出ています。
自分に与えられた役割を完遂しようとがんばったり、几帳面に身の周りを片付けたり、人との約束を破らないように生活の様々な面で自制したり、といったことです。
これは、「不誠実な人は認知症になりやすい」と解説するほうがわかりやすそうです。
ギャンブルを好む人、飲酒・タバコを好む人、攻撃的な人、支配的な人、嘘や誇張の多い人・・・こうした気質の人は認知症になりやすいです。
外交的である。
人付き合いが好きで人付き合いが上手、そんな明るい性格の人は認知症になりにくいです。
内向的で排他的な人、他者に対して批判的だったりグチっぽく辛気臭い、そんな人は認知症になりにくいのです。
外に出る楽しい趣味を作ろう!
認知症の防止や、初期症状から進行を遅らせるために、「脳トレ帳やリハビリをがんばろう」と几帳面に考えるとくたびれてしまう人もいるでしょう。
それよりも「外に出る楽しい趣味を作ろう」と考えるのが良さそうです。
とは言え、グルメや麻雀にふけるのではなく、楽器を習ってみたり絵手紙を習ってみたりと、「さわやかで努力がいるもの」「さわやかな人と交流できるもの」が良いですね。
認知症は未然に防げる!
ビジネス書、自己啓発の流行から、本などを参考に性格・言動を改める努力をしてきた人は多いでしょう。
そうして毎日の生活を活動的に誠実に人情的に改めていけば、認知症になる可能性を下げることは出来ると言えます。
認知症は勝手に向こうからやってくる災難ではなく、自分で防げるのですね。
それを知れば活力も湧くというものです!
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