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話題の【ハイレゾ】とは?生音さながらの高音質で優雅な音楽時間を楽しもう!


話題の【ハイレゾ】とは?生音さながらの高音質で優雅な音楽時間を楽しもう!

近年、オーディオ界隈で耳にするようになってきた「ハイレゾ」という言葉。CDより高音質な音楽であることはなんとなくわかっていても、全体像を理解している人はまだ少ないようです。

当サイトの読者さんはiPhoneで音楽視聴が完結してしまう世代の人が多いかもしれませんが、その一方で立派なステレオシステムを持っている年配世代に憧れる人も、いるのではないでしょうか?

生活にハイレゾを取り入れて、生音さながらの上質な音楽ライフを楽しんでみてはいかがでしょう♪



1.ハイレゾとは?「高解像度の音楽」という意味。

ハイレゾとは、「ハイレゾリューション」の略です。Hi-Resolutionのことで、「高解像度の」という意味の英語です。

音質が良いと言われているCDの、なんと6.5倍もの情報量を持つハイレゾ音源は、CDではカットされている高周波数帯、低周波数帯の音が再現されるので、臨場感たっぷり。生音を鑑賞しているときのような、体中に染み入る恍惚感が味わえます。

音楽配信の音源はCD音源を「圧縮(低解像度化)」しているものばかりですから、周りの子たちが聞いている音楽よりも2回りも良質な音質で聞けるということですね!



2.ハイレゾを再生できる機械・環境は?

ハイレゾは、音源を持っていればそれだけで楽しめるわけではありません。ハイレゾに対応した音響機器を持っている必要があります。

代表的なものはこの4種です。


(1)ハイレゾ対応のステレオコンポを導入する。

最もカンタンな方法はこれ。家電量販店に行って、ハイレゾに対応したステレオコンポを購入してきましょう。一式すべてがハイレゾに対応しているため、混乱がありません。

近年に発売されたものであれば、ダウンロード音源の再生にも対応しているはずで、最も盤石なハイレゾ環境が築けます。


(2)ハイレゾ対応のポータブルオーディオを導入する。

次にカンタンなのが、同じくハイレゾに対応した、ポータブルオーディオを導入することです。ウォークマン、MP3プレーヤーのことですね。こうした機器のハイレゾ対応のものを購入し、パソコンからハイレゾ音源を転送。これで、どこでもハイレゾ音源がエンジョイできます。


(3)パソコンにDAC(Digital to Analog Converter)を接続して再生する。

もっぱらパソコンの前が音楽鑑賞の場所だ、という人は、ハイレゾに対応したUSB接続式のDAC(Digital to Analog Converter)を導入しましょう。そこからいつものプリアンプ&スピーカーやヘッドホンを接続すれば、ハイレゾ音源を楽しめます。


(4)ハイレゾ対応のスマートフォンを導入する。

若い世代にとって一番なじみやすいのがこれでしょう。ハイエンド端末を中心に、スマートフォンにもハイレゾ対応のものが増えてきていますよ。

要注意なのは、「芸術に強い」というイメージのiPhoneは高級機種なのにハイレゾ非対応であること!

iPhoneなどハイレゾ非対応のスマホでも、ハイレゾ再生アプリとDACを導入すれば、聴くことも可能です。



3.ハイレゾ音源はどこで入手できるの?

ハイレゾ音楽を楽しむには、再生機器だけでなくソフトウェア(音源)もハイレゾ対応のものでなければなりません。これは、普通のCDや従来のダウンロード音源とは異なるもの。

入手方法は?


(1)音楽配信サイトでハイレゾ音源を購入する。

現在最も主流なのはこちらです。レコチョクやmoraといったダウンロード配信サイトで、ハイレゾ対応音源をダウンロード購入して入手します。従来の圧縮音源よりもやや高価なのが一般的です。

なお、iTuneストアではまだハイレゾ音源は販売されていないので、ご注意を。


(2)SACDなどのハイレゾ系ディスクを購入する。

CD好き、レコード好きな音楽ファンなど、盤面を持っていたい人は、ハイレゾ系のディスクを購入してきましょう。SACDやDVD-Audioなどが該当します。実は20年近く前から登場していたのですが、当時はあまり普及しませんでした。

こちらは種類が少ないのが難点。ビートルズ、カーペンターズなどの定番オールディーズやノラジョーンズなどの実力派は、ハイレゾ盤が用意されていますよ。



4.スピーカーやイヤホン・ヘッドホンはハイレゾ非対応のものでも大丈夫!

ハイレゾ音源を楽しむには、オーディオ環境をすべて一新しなければならないと思い込んでいる人が多いようです。しかし、実際はそうではありません。

スピーカーやイヤホン・ヘッドホンに関しては、ある程度高級なものを持っているなら、それでも充分に、通常CDとは違うダイナミックなハイレゾ感動を楽しめますよ。


「ある程度高級」の目安としては、スピーカー、イヤホン・ヘッドホンいずれも、再生周波数帯域が40,000Hz以上のものです。5万円以上のスピーカー、1万円以上のイヤホン・ヘッドホンなら、この基準をクリアしているでしょう。



5.ハイレゾ環境で最も大切なのは、「優雅な時間」!

ハイレゾ音楽を楽しむうえで最も重要なのは、「優雅な時間」でしょう。

たとえば、通勤電車の中で音楽を聴くだけの人がハイレゾ対応のポータブルオーディオを持っても、あまり意味がないのです。どのみち電車や周囲の雑音で、音の大部分は遮られてしまうから・・・。

ハイレゾは、DVD室や静かな自室で音楽に専念するような楽しみ方をしてはじめて、その魅力が堪能できます。

無暗に高価な機器を購入するよりも、「音楽時間」「音楽空間」を作ることを意識してみてくださいね。

音楽室を作れないとしても、自分の部屋で充分です。またはリビングに設置するなら、家族の少ない時間帯にゆっくり音楽を楽しむ、といった時間作りをするとよいですね。


「あれ、この曲、こんな音もしてたんだ!」なんて発見がたくさんあるかも♪



いかがでしたか?

Youtubeや音楽配信によってとても気軽に音楽が楽しめる世の中になった反面、「なんだか味気ない・・・」と感じている人も少なくないのではないでしょうか。

または自分でちょっと音楽作りや楽器演奏にチャレンジしてみたりすると、アーティストたちが丁寧に作った音源をすみずみまで堪能したい!という興味が芽生えてきたりしますよね。

そんなとき、「ハイレゾ」という言葉を思い出してみてください。

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