親が老人ホームを拒否。どうしたらいい?
- acousticlife111
- 2024年1月30日
- 読了時間: 3分

介護家族が「在宅介護をやめたい」と思っても、親御さんが老人ホーム入居に前向きになってくれず、溝が生じてしまうことがあります。
老人ホームを拒否されるとき、どうしたらよいのでしょうか?
まず、親御さんが前向きでない家庭ばかりであると知ろう。
まず、「親御さんが老人ホームに乗り気でない」ということは危機ではなく、異常でもなく、普通のことだと知りましょう。大部分の家庭でそうなのです。
「ウチだけ辛いわ」と悲観する必要はありませんので、冷静になりましょう。
ご家族主導で老人ホーム選びを進めてOK。
老人ホームの選別に入るにあたって、親御さんに「探していい?」と許可を取る必要はないです。
まずご家族が、基本的な情報を調べたりしてリサーチを開始しましょう。
近年では、老人ホームの比較サイト(比較ツール)を使って絞りこんでいく決め方が主流です。介護情報サイトのあちこちにこうしたものがあるので、使ってみましょう。
条件の良さそうな施設を、ご家族のほうで2~3軒まで絞り込みましょう。
乗り気でなくても連れていってみよう。
親御さんがまだ乗り気でなくても、「とりあえず見るだけ見てみよう」と誘い、施設に連れていってみましょう。
昔の「古臭い施設」というイメージから老人ホームを嫌っている人も多いもので、近年の新しくて綺麗な、明るくてほがらかな老人ホームを見ると、考え方をコロっと変える人もいます。
それでも嫌がるなら、理由を聞いて対策をしよう。
それでも嫌がるなら。「老人ホームのどんなところが嫌なの?」と具体的な理由を親御さんに尋ねてみましょう。その理由によって、それをカバーできる施設を選ぶとよいです。
「認知症の人と一緒にすごしたくない」と言う。
認知症の人の少ない老人ホームもあります。そういう施設を選ぶようにしましょう。
または、認知症の人とそうでない人が別フロアで過ごす施設もありますよ。
「一人で気ままに暮らしたい」と言う。
普通の老人ホームではなく、サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)やシニア向け分譲マンションが合います。賃貸マンションのような一人暮らしが基本で、フロントに見守りスタッフが常駐してくれていて、困ったことがあれば何でも相談に乗ってくれます。
必要な介護サービス・生活サービスだけを依頼すれば良いでしょう。
「つまらなそうだ」と言う。
今の時代、個性豊かな老人ホームは増えています。親御さんの趣味に合うレクリエーションや設備、コンテンツを備えている施設を探してみましょう。きっと見つかるはずです。
どこの家庭でも、このようなプロセスを経て老人ホーム入居に至っています。
そして数か月もすれば、老人ホーム生活を楽しんでいる入居者さんが多いものです。
あまり悲観的にならず、状況に応じて対処していきましょう。