有料老人ホームと違って特養(特別養護老人ホーム)は、「要介護3以上でないと入居できない」という制限があります。2015年4月より、こうした入居基準が策定されました。
しかし、実は特例が設けられており、要介護1,2の高齢者でも特養に入居できることがあります。
ご存じでしたか?
要介護1、2でも特養への入居が認められる条件とは?
下記のように4つの条件が策定されています。
該当する家庭は結構多いのではないでしょうか?
認知症を患い、日常生活に支障をきたすような症状・行動がある。意思疎通の困難さが頻繁に見られる。それにより在宅生活が困難な状態にある。
知的障害・精神障害などを伴い、日常生活に支障をきたすような症状・行動がある。意思疎通の困難さが頻繁に見られる。
家族などによる深刻な虐待が疑われる等する。それにより心身の安全・安心の確保が困難で、在宅生活が困難な状態にある。
一人暮らしである。または同居家族が高齢や病弱などにより、家族らからの支援が期待できない。地域の介護サービスが不充分であるために在宅生活が困難にある。
上記のいずれかの条件に合致しそうなら、当該の市区町村に問い合わせてみましょう。
認知症があるなら要介護1、2でも特養に入居できる!
認知症があり日常生活に支障をきたしているなら、要介護度が低くても特養に入居することが出来そうです。これは覚えておくべきです。
一人暮らしなら要介護1、2でも特養に入居できる!
親御さんが一人暮らしをしている立場なら、要介護度が低くても特養に入居することが出来そうです。アパートまでたびたび手助けに行くよりも、特養でお世話してもらったほうがスムーズに暮らせるでしょう。
介護の実態として、要介護認定と実際の親御さんや介護者の負担が乖離することがあります。要介護認定が進まなくても、在宅介護の限界を感じるときは、声を上げてみましょう!