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自宅経営の民泊(Airbnb)は安い物件を選んでも大丈夫?-4


6 「おうちっぽい」って、悪いこと?


海外ではairbnb(エアビーアンドビー)をはじめとした民泊は、飛ぶ鳥を落とす勢いで普及し続けているのですが、日本人はどうも、宿泊利用としての民泊をあまり好んでいません。

外国人が民泊を好む理由は、安さだけなく「おうちっぽさ」に魅力を感じているのですが、日本人はむしろこの「おうちっぽさ」を嫌っていることが、多い様子…。


6-1.宿泊施設に「くつろぎ」を求める外国人。「ゴージャスさ」を求める日本。


民泊やAirbnb(エアビーアンドビー)の好き嫌いがこうも分かれる理由は、日本人と外国人との間にある、「宿泊施設に求めるものの違い」が挙げられます。

日本人はどうも、宿泊施設に対して、ヨーロピアンな内装やゴージャスさを求める傾向にあります。いわゆるシティホテルやリゾートホテルのイメージですね。

対して欧米人は、宿泊施設にヨーロピアンな内装を求めたりはしません。それよりも「くつろぎ」が重要ですし、なるべく金額を安く抑えたいと考える人が多いです。

そのような観点から宿探しをするなら、「おうちそのもの」である民泊は、とても居心地がよく、くつろぎやすいのです。


あなたも、旅行から帰ってきたとき、「ふー!やっぱり我が家が一番落ち着く。」と感じませんか?

「くつろぐ」という宿泊施設本来の役割を最も果たせるのは、「民家」であるようです。「民家のほうが高級ホテルよりもくつろげる」というのは、心理学者による臨床実験からも実証されています。


6-2.遠くへ旅行する目的は何だろう?「その土地を体験すること」では?


外国人に民泊がもてはやされている理由は、「くつろぎやすさ」のほかに、もう1つあります。それは、「異文化体験」です。

ホテルよりも民家のほうが、その国々(土地土地)の文化や習慣が色濃く表れていますよね。それを体中で体験し、エンジョイしたいと考えているのです。つまり彼らにとって、外国の民泊施設というのは、宿泊施設というよりも、「観光地」や「アトラクション」なのです!そしてその民泊でもてなしてくれるホストファミリーは、さしずめ「観光地のガイドさん」ですね。

「日本人は何才からおはしを使うの?」「日本の首相はどうして毎年入れ替わるの?」そんな質問をすることが、彼らにとって大きな喜びの1つなのですね。


対して日本人は、どこの国に旅行しようが、ヨーロッパ風のホテルやリゾート風のホテルに泊まりたがる人が多いようです。(これは、ガイドブックや旅行番組の影響が大きいと言われています。)

日本人はまだ、「ヨーロッパ風なものを体験したい」「リゾート風なものに癒されたい」といった欲求ばかりが強く、「いろんな国の文化や特徴に触れたい」といった欲求は薄いようです。

「ヨーロッパ欲求」「リゾート欲求」が一通り満たされたなら、民泊の持つローカリックな魅力・人情的な魅力に目がいくようになるのかもしれませんね。

そのときあなたの旅行は、これまでの旅行とはまた一味違った魅力を帯びるようになるでしょう!



7 民泊は、まだまだ安くなる可能性がある!


日本ではまだまだ、Airbnb(エアビーアンドビー)や民泊に対して白い目で見ている人が多いのが実情ですね。でも海外では、Airbnbや民泊の評判は、ずいぶん日本と違います。


7-1.欧米が先行する、「少ない稼ぎでも幸せに暮らす」という考え方。


アメリカやヨーロッパでも、日本と同じように不景気に悩まされています。日本政府は、経済成長の政策ばかりに躍起になっていますが、欧米の考え方は、少し違うようです。

「多くを稼ぐこと」よりも「少ない稼ぎでも幸せに暮らすこと」を模索し始めているのです。


そのコンセプトに基づいて発展してきているのが、「シェアリングエコノミー」という経済観念です。

これは、事業のために新しく設備を購入するのではなく、すでに世の中にある設備を活用し、みんなでシェアし合うことで、まかなおうという考え方。

「カーシェア」などもその1つですし、それが発展し、「ライドシェア(乗り合いタクシー)」などというビジネスも台頭してきていますよね。


7-2.資本主義の先にある「シェアリングエコノミー」。


シェアリングエコノミーでは、「家にあるけどあまり使っていなくてもったいない」というムダが解消されます。それを使ってお小遣いが得られるメリットがあり、ユーザー利用する側には、「ありものの共有だから、安く済む」というメリットがあります。Airbnb(エアビーアンドビー)などの民泊は、このシェアリングエコノミーの「家バージョン」ということですね。

こうした「一般人のモノを共有する」「一般人と共有する」という考え方が、発展途上国はもちろんのこと、洗練された欧米先進国でも、大衆権を得ているのです。


7-3.シェアリングエコノミーの中でも特殊な民泊。「ガマン」ではなく「メリット増」!


一般的にシェアリングエコノミーは、安くなる代わりに多少の「ガマン」を強いられるのですが、民泊は少々異なるのです。民泊の場合、「おうちを共有する」ということが、「異文化体験」や「家主との交流」「おもてなしの享受」といった、たくさんのメリットに繋がってしまうのです!


「値段が下がったのに、メリットが増える!」


それこそが、民泊の誇る最大の魔法です!


7-3.デメリットに対する寛大さを、日本は身に付けられるか?


もちろん、シェアリングには、質の低下や犯罪などのリスクがあります。それは欧米先進国でも同じこと。

しかし、日本以外の国の人々は、そうしたシェアリングに伴うデメリットについて、あまり気にしていません。「汗臭いおじさんとタクシーを乗り合いすることがあったって、別にいいじゃない」と、広い心で構えています。


現代日本は、シェアリングに拒絶反応を示す人が多すぎるようです。これは特に、年配層と若い女性に顕著ですが、経済を回す中心にいるのはその年配層と若い女性なので、彼らがシェアリングに心を開くようになるなら、Airbnb(エアビーアンドビー)など民泊の「趣味経営の安い部屋」は、もっともっと増えていくでしょう。

そして私たちは、今よりもっと安い値段で、旅行宿泊や長期滞在ができるようになるのです!


LCC(格安航空会社)や格安SIMがそうですが、「高級品じゃなくても別にいいや」と思える日本人が増えるなら、旅行の宿泊滞在費用はもちろんのこと、定住などの長期滞在費用までもが、まだまだ安くなるでしょう!



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