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自宅経営の民泊(Airbnb)は安い物件を選んでも大丈夫?-2


3 安さだけにこだわるなら、「シェアルーム」タイプも有効!


「良質」という要素を兼ね備えるのは難しいですが、「安さ」という点で言うなら、「シェアルーム」タイプの施設も有効です。とても安いです!


3-1.シェアルーム・タイプのイメージは、学生寮やゲストハウスの相部屋。


シェアルームという言葉から推測できると思いますが、このタイプは基本的に、1つの部屋を誰かとシェア(共有)することになります。学生寮やゲストハウスのイメージですね。1部屋で4人(4ベッド)程度のことが多いでしょう。

シェアルーム・タイプはやはり、一人当たりの面積が狭い傾向にありますし、いびきなど騒音で悩まれることも多くなります。相部屋での滞在に慣れていない人にとっては、とてもストレスかもしれません。


3-2.値段はとにかく安い!ゲストハウスよりも安いのは強力な魅力。


多少の不便さがあり泊まる人を選ぶシェアルーム・タイプですが、値段はとにかく安いです!1泊1,000~2,000円程度が相場です。

格安と言われるゲストハウスの相部屋でも、せいぜい2,000円が相場ですから、Airbnb(エアビーアンドビー)など民泊サイトを活用するなら、ゲストハウス利用よりさらにコストダウンができるということ!これは驚くべきことです。


3-3.都会でも安い!むしろ、都会や人気地区のほうが安い!


「1,000円なんて、需要の低い田舎だけでしょ?」とお思いかもしれませんが、そんなことはありません。【東京でも大阪でも京都でも、ディズニーランドのそばでも1,000円程度のシェアルーム施設は見つかります。】むしろ、都会のほうが競争率が高いカラクリで、格安施設が見つかりやすいですよ。

ゲストハウスが衰退するということはまず無いと思いますが、インターネットカフェで寝泊りするような人は、減っていくでしょう。


3-4.ゲストハウスとの比較。広さはゲストハウスのほうが上。


値段の面では、ゲストハウスの相部屋よりも民泊のシェアルーム・タイプに軍配が上がることをお話しました。では「質」の面ではどうでしょう?


ゲストハウスは、旅館業法に定められた規定に則った施設が多いです。小規模ゲストハウスでもそれなりに床面積が広く、また、トイレやシャワーがいくつも備えて付けられているのが基本です。

しかし民泊シェアルームの場合、器となっている建物は基本的に民家です。一軒家タイプにせよマンションタイプにせよ、民家として造られたものがほとんどです。そのため、収容人数に対してリビングスペースやキッチンが狭かったり、トイレやシャワーが1つずつしか無いことが多いです。

収容人数(その日の滞在人数)が10人を超えていて、それでもシャワーやトイレが1つだけとなると、やや苦しいでしょう。

また、ゲストハウスの場合はほぼ必ず管理スタッフが常駐していますね。夜間はフロントを閉めてしまうところもありますが、昼間はたいてい居るでしょう。しかし民泊シェアルームの場合、管理者が終日不在の施設も少なくありません。困ったときに即対処してくれる人がいないので、その点もネックです。


民泊シェアルームが勝る点は、「バスタオルを持参しなくて済む」ということが挙げられます。Airbnb(エアビーアンドビー)では2016年初頭頃から、バスタオルの提供が義務付けられるようになったので、よほどズボラなオーナーでない限り、バスタオルは用意してくれています。ゲストハウスの場合バスタオルの付かないところが多く、あらかじめそれを見越して持参する必要がありますが、民泊の場合なら、突発的な宿泊でも駆け込めます。


3-5.シェアルーム・タイプに「質」は期待しないこと。


すでに上述しましたが、シェアルーム・タイプはあくまで「安さ」がウリにすぎません。「良質さ」は期待しないようにしましょう。

もちろん、いろいろなシェアルーム施設があり、中には広々とした相部屋もありますし、ホスピタリティのおおせいなオーナーもいます。その日の宿泊者があなた一人なら、個室同然に占領できることもあります。が、「そういうのに出会えたらラッキー!」程度に考えましょう。




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