「Airbnb(エアビーアンドビー)民泊はホテルや旅館よりも安いらしい!」
そんな声を、日本でもよく聞くようになってきました。
実際、Airbnbなどの民泊には、安い部屋でもステキなものが、たくさんあるのです。
しかし、日本人は、特に年配層を中心に、「安いものは低質なものだ」と考える人も多いようです。または、「安くて良質な民泊を、上手く見極められるかしら?」と不安に思う人も少なくないでしょう。
結論から言えば、Airbnbなどの民泊を、「安さ」を動機に活用しても、大丈夫です!安い部屋でも、快適な滞在をすることはできます。
しかしもちろん、お部屋選びには注意が必要ですよ?
上手なお部屋の選び方を、この記事では詳しく解説していきましょう。
1 Airbnb(エアビーアンドビー)に「良質かつ安い部屋」なんて、本当にあるの?
TVのニュース番組やネットの記事であなたは、「物価の安い国から来たアジアなどの外国人が、安い部屋を利用している」といった話を耳にしたかもしれません。
そのため実際、「Airbnb(エアビーアンドビー)って、ゲストハウスのドミトリー(相部屋)みたいなチープな部屋が蔓延しているんだろう?」と思い込んでいる日本人が多いです。
でも実際は、そうでもないのです。いろんなお部屋がありますし、いろんなオーナーがいるのですよ!
1-1.民宿もビジネスホテルも、お客をAirbnb(エアビーアンドビー)に奪われているほど!
民泊に近いもので、民宿というのがありますね。海水浴場や沖縄の離島などによく見かけます。日本人なら1度くらいは、泊まったことがあるでしょう。
民宿は一般的に、普通の民家をちょっと大きくしたような建物で、民家の個室のような部屋で寝泊りをしますね。「和室で布団」というものが多いでしょうか。それで1泊3,000円~が相場ですね。
Airbnb(エアビーアンドビー)などの民泊は、どうでしょうか?
なんと、同じように「民家風の建物(またはマンション)」「個室」という条件で、1泊2,000円前後でもけっこう見つかります!民宿とほぼ同じような条件で、値段は2/3ということ!
しかも、現代風の(洋風の)お部屋が多いですし、カビくさいせんべい布団に眠らされる…というようなことは、ほとんどありません。
1-2.なぜ「安くて良質」が成立するか?
「安い部屋が良質だなんて、何か怪しいんじゃない?」そういぶかしげる人も、いるかもしれませんね。
もちろん民泊は、民宿ほど防災設備などはしっかりしてはいませんが、「怪しい理由で安い」というわけではないのですよ。「自殺者が出たいわくつきの物件が多くて…」というような話ではないのです。
なぜ「安くて良質」が成立するかというと、民泊というものの特殊性が、そこに関連してきます。
民泊は、投機ビジネスとして儲けを追求しているオーナーだけでなく、「趣味半分」で行っているオーナーが多いのです。世間のニュースでは、投機ビジネスとしてのAirbnb(エアビーアンドビー)民泊ばかりが話題になっていますが、実情は、決してそうでもないのです。(これは、日本以外の国に目を向けるなら、なおさらです。)
【「趣味目的」のオーナーたちは、月の売り上げなど大して気にはしておらず、「まぁちょっとお小遣い入ったらラッキー!」くらいに考えているので、個室1泊の値段でも2,000円、1,500円と、平気で価格破壊な値段にしてくれる】のです。
2 「安くて良質」なお部屋を選ぶコツを知っておこう!
さて、なぜ「安くて良質」が実現するか、それは納得してもらえましたね?
それでは次に、「安くて良質」なお部屋を選ぶコツについて、お話していきたいと思います。
リスティング(Airbnb上の施設の詳細ページ)をしっかり確認することは、とても大事です!民泊は、規制がホテルよりもゆるいぶん、様々な施設がありますから。安いけれど、提供しているのは「庭の敷地」で、しかも「テントと寝袋は持参してくださいね」なんていうところも、あるくらいです。(ごくごく一部ですけれども。)
2-1.「安い部屋」でも「良質」、それを最も兼ね備えているのは、「個室」タイプの施設。
Airbnb(エアビーアンドビー)の用語で説明するなら、「シェアールーム」「個室」「まるまる貸切」と、3タイプの民泊施設があります。(他の民泊検索サイトでも、だいたい同じような区分けをしているでしょう。)
この中でも、【「安さ」と「良質」を兼ね備えているという点で最も優秀な(傾向にある)のは、「個室」タイプの施設です。】これをまずは、頭にたたきこんでおきましょう。
2-2.「個室」タイプはなぜ安くできる?「趣味半分」のオーナーが多いから。
なぜ、個室タイプに「安くて良質」が多いのでしょうか?
くりかえしになりますが、「趣味半分」で経営しているオーナーが多いからです。
「趣味半分」で経営しているということは、自分の家の一部を、お客さんにシェアしているということ。つまり、新たにベッドやテレビを買ってきたりはしていませんし、敷金礼金を30万円も50万円も払ったりはしていません。先行投資が少なく、月の維持費も少ないのですから、(儲けなど気にせず)気楽に運営できるのです。これがまず、「安さ」のヒケツです。
2-3.「個室」タイプはなぜ良質?もてなし好きのオーナーが多いから。
次に「良質」の理由ですが、民泊のホストファミリーをやりたがる人というのは、優しくておもてなし好きだったり、人との交流を愛してやまないタイプの人が多いのです。
ですから彼らは、外国人ゲストのためにせっせと電車の時刻を調べたり、格安SIMカードを購入するのを付き添ってあげたり、するのです。
もちろん、外国人客の場合に限りません。お客さんが日本人であろうと、何か困りごとを相談されれば、快く解決の手助けをしてくれます。いや、別に困っている姿を見なくても、紅茶を差し入れたり駅まで車で運んでくれたり、するのです!
また、ホテルとは異なり「家庭」ですから、爪切りですとか救急箱ですとか、生活用品が何でも揃っています。そうしたちょっとしたモノが無かった場合に、ホテル泊ですとわざわざコンビニなどで買わなければなりませんが、民泊の場合、オーナーさんが快く貸してくれます。ですから、買いにでかける手間もいらなければ、無駄な出費もありません。最近はポケットwi-fiすら無料で貸し出してくれるオーナーが多いですし、ナイトウェアや防寒具のようなものさえ、貸してくれることがあるでしょう。
【こうした手厚いおもてなしは、「利便性」というメリットがあるのはもちろんのこと、「見ず知らずの人に優しくしてもらった!」という感動体験もまた、魅力の1つ】ですね。
2-4.「個室」タイプの価格相場は?2,000円くらいでもけっこう見つかる。
では、実際に、どれくらい安いのでしょうか?
2016年春現在、日本のAirbnb(エアビーアンドビー)相場で言えば、【たいていどこの地域でも、「個室」タイプで1泊2,000円程度の施設が見つかる】でしょう。民宿の2/3ですし、ビジネスホテルの半値以下ですね!
中には1,000円台の個室も見受けられます。やはり安いお部屋は早く埋まってしまうので、こだわるなら早め(3ヶ月前くらいには)予約をしましょう。
なお、2人泊の場合、1人用の料金+1,500~2,000円ほどが相場です。
さらに乳幼児が一緒でも、交渉すれば対応してくれることもあります。定員が「2名」と書かれていても、問い合わせをしてみましょう。
2-5.「個室」タイプのすべてが良質というわけではない!
ホスピタリティがあるかどうか(良質)かどうかは、リスティング(施設の詳細ページ)やオーナーのプロフィールページをよくよく熟読しましょう。やはり文章の中に、人柄が反映されます。
設備の内容やインテリアの美しさは、写真を見ればかなり簡単に察しがつきます。しかし、「インテリアの美しい施設=オーナーが優しい」というわけではないので、注意してくださいね!
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