top of page

自宅で稼ぐ?安く泊まる?民泊サービスを上手に利用するための手引-4


3 良い民泊施設を上手に選ぶためのコツ!


Airbnb(エアビーアンドビー)に代表される民泊は、施設ごとの良し悪しの差が大きいですから、やはり良物件を選び抜くにはコツが要ります。

基本的には、リスティング(Airbnb上の施設ごとの詳細ページ)をよく読み比べることで解決できますが、それ以外にも幾つか、コツや要チェックなポイントがあります。


【民泊は特殊な業界で、品定めのコツがセオリーとは真逆なことも多い】ので、ぜひともこのトピックはななめ読みなどせずに熟読し、あなたのお役に立ててください。

これさえ押さえれば、あなたも毎回ステキな民泊体験ができることでしょう!


まずは、コツを箇条書きにしてみます。


①「シェアルーム」「個室」「まるまる貸切」の3タイプを理解するべし!

②「まるまる貸切」と「家主不在型の民泊は要注意!

③女性オーナーのほうが、安心感・清潔感・家庭度が高い傾向にあり!

④大家族や犬を飼っている民泊は要注意!

⑤値段と質は比例しないことを知っておくべし!

⑥レビューの数、星の数(満足度)はアテにしすぎないように!


それでは1つ1つを細かく見ていきましょう。


3-①「シェアルーム」「個室」「まるまる貸切」の3タイプを理解するべし!

Airbnb(エアビーアンドビー)の民泊施設は、すべてが3つのタイプのどれかに分類されています。これは、施設検索を掛けたあと、「部屋タイプ」という項目でさらなる絞りこみができるようになっています。不要なタイプは表示結果から削除することで、候補が減り、検討しやすくなりますね。

また、そもそもどのタイプの施設があなたに合っているか、しっかり知っておきましょう。


シェアルーム:

シェアルームは、ドミトリー(相部屋)と同じような意味合いです。1つの客室の中にベッドや布団が4つほど並んでいて、他の見知らぬお客さんと同室で寝泊りすることになります。

そのぶん料金は安く、1泊1,100~2,000円くらいで見つかるでしょう。【同じ地域のゲストハウスよりも安い可能性が高いので、ゲストハウスのドミトリーに慣れていて、1円でも安い宿泊施設を求めているなら、ヘビーユーザーになるかも】しれません!


たいていは普通の家ですから、ゲストハウスよりも共有スペース(リビングやシャワー、トイレなど)が狭い・少ない可能性が高いです。その点はご注意を。


また、家のリビングに客用ベッドが置いてあり、そこで眠るようなタイの部屋もあり得ます。あなたが眠いのに家主家族はリビングで談笑をし続けるかもしれませんし、朝早い時間から家主がリビングでニュース番組を見始めるかもしれません。たいていの家主は、寝ているお客さんのことを配慮するでしょうが、中には無神経な家主も、いないとも限りません。


個室:

【Airbnb(エアビーアンドビー)で最も利用価値が高く、またコスパが良い(傾向にある)のが、この個室タイプです。】

個室タイプはたいてい、家主が同じ家に同居しています。もともと人の住んでいる家ですから、生活に必要なものがとても充実しています。お客さん用の個室もきちんと設備が充実していて、清掃も行き届いていることが多いです。

その割りに値段は安く、平均で3,000円程度、【地域にいくつかは2,000円前後の格安個室があるでしょう!】


家主が同居していて、家の一室を貸しているような場合、家主はあまり儲けにこだわっていないことが多いです。民泊のおもてなしを楽しんでいたり、人助けに喜びを感じていたりするので、すごくコスパの良い部屋が多いのです。


また、人情やホスピタリティがある反面、個室できちんとプライバシーやプライベート・タイムが保たれているので、ふだんホテルにしか泊まらないような人にも、オススメできます。


まるまる貸切:

コンドミニアムのようなタイプの施設です。1DK程度のものなら、一人客やカップル向きですし、3LDK、4LDK程度のものなら、ファミリーやグループ向けです。10人以上泊まれるものもあります。

カップル向けのもので1泊5,000~7,000円程度、ファミリー向けのもので1泊10,000円~20,000円程度が相場です。

ファミリー向けタイプの場合、さらに清掃料金を徴収されることが多いです。これは3,000~7,000円程度で、1泊につき、ではなく、全日程の総額に加算されます。


家主は常駐しておらず、問い合わせ時の対応も、家主ではなく代行業者がなりすましていることが多いです。そのことが大きなデメリットになっています。詳細は直下の②で解説しましょう。


3-②「まるまる貸切」と「家主不在型の民泊は要注意!


【「まるまる貸切」の施設は家主(管理者・監視者)が不在なので、いろいろとトラブルが多発しています。】

たとえば洗濯機の使い方がわからなかったりしても、近くに聞く人はおらず、電話で尋ねなければなりません。家主が電話に出られないなら、何時間もわからずじまいです。


さらに問題なのが、家主が電話に出たとしても、その洗濯機の使い方を知らない恐れがあるのです!

というのも、「まるまる貸切」の民泊は、お金儲けを目的に、投資家が経営しているものがほとんどなのです。彼らは民泊運営に関するあれこれを、代行業者に委託しています。洗濯機や電子レンジを購入したのもその代行業者かもしれず、家主は施設の中のことを、あまり把握していないことが多いです。


予約の受付や質問への返答、リスティングの作成も、家主は自分で行わずに代行業者がなりすましていることが多いです。客を欺いているのです!とかく誠実さに欠きます。

そのうえ、投資目的ですから利益追求と借金返済に躍起になっており、【まるまる貸切民泊の場合、宿泊費はおおむね高めです。】


誰にも監視されずに好き放題に滞在したい人々にとって、このタイプは合っていますが、好き放題に騒いだり飲み散らかしたりすることはすでに社会問題になっていて、ほとんどのまるまる貸切民泊でも禁止されています。


まるまる貸切タイプには、わりとオシャレなインテリアの施設が多く、それに惹かれて利用するお客さんも多いでしょう。が、オシャレさと引き換えに上記のような問題があることを、よくよく理解したうえで選びましょう。


また、シェアルーム・タイプの施設でも、家主不在型のものがあります。家主が同居しているシェアルーム民泊もありますから、問い合わせをしてみないとわかりません。

シェアルーム・タイプの場合、監視者がいないために寝室やトイレ、キッチンなどを汚く使うお客さんが多く、あなたもそのとばっちりを食らう可能性が高いです。


【家主不在型の物件は、ハッキリ言って、まるでオススメできません。

ニュースでトラブルが取り上げられているのは、もっぱらこうした、家主不在型の物件なのです。】



bottom of page