最近テレビやニュースで何かと話題のAirbnb(エアビーアンドビー)…いわゆる民泊。
日本で話題なのはもっぱら、経営としての民泊事情ではありますが、「私も宿泊者として利用してみようかな?」「民泊ってどんなカンジなのかな?」と、気になっている方も多いことでしょう。
欧米をはじめ海外では、日本とは比べ物にならない支持を獲得している、宿泊としての民泊。やはり、人気を得るだけの魅力やメリットはあるのです!
よくよく知って上手に利用するなら、あなたの旅行や滞在は、一段と面白いものになるでしょう!さらに、宿泊費は半分以下にコストカットできるかも!?(決して大げさではなく、たぶんできます!)
※もしあなたが、すでに何度かAirbnbを使ったことがあり、「基本的なことは知ってるから、施設選びのコツだけ知りたいよ!」と思っているなら、トピック3 良い民泊施設を上手に選ぶためのコツ! までジャンプしてください。
1 民泊って何?Airbnb(エアビーアンドビー)って何?
そもそも、民泊というものが何なのか、いまいちピンときていない人も少なくないことでしょう。まずは民泊とは何なのか、Airbnb(エアビーアンドビー)とは何なのか、それについてお話しましょう。
日本は、相次ぐトラブル報道の影響から、民泊やAirbnbについて誤解してしまっている人々があまりにも多いようです。その誤解が解ければ、日本でも欧米のように、Airbnbや民泊が爆発的に普及する可能性があります!
1-1.民泊とは、「民家に泊まること」を指す。
民泊という言葉は、ここ数年で一般化してきた用語でしょう。
もともとは、「民家に泊まること」全般を指す言葉でした。たとえば、あなたが恋人の家にお泊りするなら、それも「民泊」です。お正月にお祖母ちゃんの家に泊まるなら、それも「民泊」なのです。
しかし2007~8年くらいに、自給自足が1つのカルチャーとして流行りはじめると、「農家民泊」という概念が登場しはじめました。山間いの民家に宿泊しながら農業体験をするような体験が、1つのレジャーとして確立していきました。
さらに、Airbnb(エアビーアンドビー)が日本上陸を果たした2013年頃から、都市部の民家にお金を払って宿泊する民泊が、一般大衆に認知されるようになってきましたね。
1-2.Airbnb(エアビーアンドビー)とは、アメリカ発の民泊仲介サイト。
最近の日本において、民泊といえばもっぱらAirbnb(エアビーアンドビー)が代名詞になっていますね。
Airbnbは、2008年にアメリカで誕生した、民泊の仲介サイトです。
エクスペディアやBooking.comは普通のホテルを検索して予約するサイトですが、それの民泊バージョンです。
Airbnbには、品川プリンスホテルですとかヒルトンホテルといったようなホテル施設は登録されておらず、もっぱら、特に名前も持っていない、一般的な民家ばかりが登録されています。
しかしAirbnbは、一般家屋だけでなく、「風変わりな宿泊施設」の充実もウリにしており、廃列車やツリーハウス、トレーラーハウスといったような、ユニークな宿泊施設も見つけることができます。日本の場合は、風変わりな物件はあまり多くないですね。
1-3.朝食は、付かないのが普通。
なお、Airbnbの「bnb」というのはB&Bのことで、ベッド&ブレックファーストという、欧米における民宿のようなものを指す言葉です。しかし実際のところ、【Airbnbに登録されている民泊のほとんどは、朝ごはんは提供していません。】持参したり買いに出たりする必要がありますから、ご注意を。
また、朝ごはんが提供されないとしても、クレームをしたり満足度評価(★評価)を下げるべきではありません。
1-4.「家主同居型」と「家主不在型」、2つのタイプがある。
Airbnb(エアビーアンドビー)に登録されている民泊物件は、2つに大別できます。
1つは「家主同居型」で、もう1つが「家主不在型」です。
これは重要項目なので、ぜひ、流し読みせずに熟読し、「家主同居型」と「家主不在型」の違いを理解しましょう!
家主同居型は、文字通り、民泊施設の中に常に家主が同居しています。
【家主同居型民泊の家主さんは、外国人を泊めて異文化交流することや、他者をもてなすことそのものに喜びを感じていることが多い】です。そのためとても親切で、観光についての情報や近くのオススメレストランなど、色々なことを教えてくれるでしょう。食事をもてなしてくれたり、車で近くまで乗せてくれたり、プリンターを貸してくれたり、人生についての深い話を聞かせてくれたり…。とにかく、ベッドやシャワーには留まらない、様々なモノを得られることが多いです。
我が家の一部分を開放しているだけなので、あまり費用がかさんでおらず、そのため大盤振る舞いにもかかわらず、値段までとても安かったりするのです!
家主不在型は、投機(お金儲け)目的で物件を借りてきて、民泊を運営しているタイプです。
家主はほとんど手をかけておらず、問い合わせの対応もチェックイン時のカギの受け渡しも、代行業者に任せっきりな人が多いです。
管理者が施設を管理していないため、騒音やゴミなどの問題が起きやすく、近隣に迷惑をかけてしまうことも少なくありません。【ニュースでAirbnbのトラブルが報道されるとき、その渦中にいるのはほとんどの場合、この家主不在型の民泊です。】
民泊が「民家に泊まること」であるなら、家主不在型の民泊施設というのは、もはや民泊ではないですよね。だからトラブルが多発するわけで、日本政府もこの民泊とは言えない家主不在型施設に関しては、処罰することを決めました。日本のAirbnbはもっと品行方正になっていくでしょう。
とにかく、今はまだ規制されてはいないので、宿泊利用する際も、充分に注意が必要です。
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