
日本文部科学省は、小学校5年生から英語科目を必修化することを決定しました。さらに小学校3年生から、英語に触れる授業も開始されます。
これは、世界的なグローバル化の波に日本が取り残されないようにするためであり、日本経済のためにも日本人個々の就労のためにも、英語習得の重要性が極めて高いという判断から来ています。
「小学5年生でもう英語!?」と驚く人もいる傍ら、「英語学習の開始は小学5年生でももう遅すぎる」という声もあり・・・。
子供を持つ親御さんは、わが子にどう英語教育を施していくか、それを考えないわけにはいかない時代になってきました。英語のニガテな親御さんや、英会話スクールに通わせるだけの経済力のない家庭でも、子供を英語上手にする方法はあるのでしょうか?
1 「英語習得は大人になってから」では遅い!? ―英語臨界期説―
小学生の英語必修化に反対する意見もあります。それは、日本語すらまともに扱えない段階の子供に英語を教えても、日本語も英語も中途半端になってしまうという懸念からくるもの。そのため、英語学習は大きくなってからでも良いのではないかということなのですが、本当にそれで良いのでしょうか?
1-1.中学校からの英語学習で英語を習得できないことは、私たち大人が証明済み・・・。
日本語の授業を減らして英語の授業を増やせば、たしかに日本語の能力は落ちるかもしれません。その是非は置いておいて、では英語学習が中学生やそれ以降からのスタートで良いのかと考えてみると、答えは「NO」と断言できるでしょう。
私たち大人世代は、中学高校の6年間、または大学を含めて10年間も英語を学んできており、日本人の学力平均は世界でもトップ10に入るほど高い水準ではありますが、それでもほとんどの日本人は、英語が話せません・・・。英語の上達を望むなら、現行のままでは適わないことは明白でしょう。
1-2.中学からの英語学習ではダメなことを裏付ける、「英語臨界期」説。
英語学習研究の分野には、「英語臨界期」という説があります。これは、母国語レベルで言語を習得するにあたって、脳の柔らかい子供の年齢からその言語に浸かり続けないと、習得ができなくなるというものです。
英語臨界期には諸説ありますが、概ね、「10歳までに2,000時間は英語に触れる。」「3~5歳、または7歳までに英語に浸かり始める。」といった説が一般的となっています。3~5歳といえば幼稚園児の年齢です!
1-3.10歳までに2,000時間英語に触れるには、子供の英語学習に巨万の富を注ぐしかないのか?
そのため、子供をグローバル・エリートに育てようと目論む親御さんたちは、教育のためにシンガポールに移住をしたり、子供が幼稚園のうちから長期の海外生活をさせたり、仕事上それが適わないなら、子供をキッズ英会話に放り込んで、英語教育を施します。実際問題として、二十歳すぎからもうグローバル・エリートとして世界に羽ばたいているのは、もっぱらこうした高額な英才教育を受けた人たちばかり・・・。
しかし本当に、億万長者の家庭しか「10歳までに2,000時間」の英語教育は施せないのでしょうか?
1-4.ウソのような裏ワザがある!それがマイホーム留学!
そんなことはありません。まだあまり一般的ではありませんが、グローバル・エリートの家庭が注いでいる大金がミジメに思えてしまうほど、安価で気軽な英語教育方法が、実は世の中には存在しています。それは、マイホーム留学です。
これなら、平均的な経済力の家庭でも、海外旅行に行くゆとりすらない家庭でさえも、子供に2,000時間の英語環境を与えることができます!
2 マイホーム留学とは?自宅でホームステイさせた外国人と英語交流すること。
「〇〇留学」という言葉はいくつかありますが、それらは大概、学習者が自らどこかに赴く必要があります。しかし、マイホーム留学は概念がそれらとは全くことなり、なんと、外出する必要すらありません。駅前の英会話スクールよりも、公民館のグローバル交流会よりもさらに手軽なのです!
2-1.マイホーム留学とは、ホームステイのホストファミリーになること。
家庭の中で子供たちに英語環境を与えるには、外国人に来てもらう必要があります。家庭教師を雇えば英会話スクールよりもさらに高額になりますが、でも、泊まる場所を求めている人をもてなすなら、どうでしょう?
マイホーム留学を実践したいのであれば、寝床を求める外国人を家庭でもてなせば良いのです。
2-2.マイホーム留学は、安いだけでなく「報酬が頂ける」画期的な学習方法!
しかし、「寝床と英語環境を交換する」というわけでもありません。ホームステイとして寝床を提供するなら、そのゲストから宿泊代金を頂戴することができます。なんと、お金を頂戴しながら英語学習ができるのです!あなたが学習できるだけでなく、配偶者も、お子さんも、家から出歩けない幼稚園児でさえも毎日のように英語学習ができます!
ちなみに、ホームステイで頂ける報酬額は、個室を丸々シェアするなら1泊2,500円前後が相場となっています。月収に直せば50,000円を超えることも珍しくはありません。
2-3.マイホーム留学は、英会話スクールよりも留学よりも海外移住よりも効果的!
マイホーム留学は、他の学習方法よりもお金が掛からないばかりか報酬まで得られてしまうのですが、そのうえ、英会話スクールよりも留学よりも、海外移住よりも英語習得に効果的なのです!理由は明白。「継続性があるから」です。
2-4.英語習得での最重要事項は、「長い時間英語に触れること。」ホームステイはその環境を作ってくれる。
英語を習得するうえで大切なことは、英語臨界期説でも言われるように、「長い時間英語に触れること」に他なりません。
英会話スクールは、週に1~2時間程度しか英語に触れられませんね。留学は様々なスパンのものがありますが、安価な2週間程度のものは英語の習得にはならず、およそ「ただの海外旅行」で終わってしまいます。海外移住は、英語ネイティブ地域ならかなり英語に触れられ、英語も上達しますが、数年で帰国するならその後どんどん英語力は衰えていくのです・・・。いえ、どれも長期間継続し続けることも可能ではありますが、それには莫大な費用が掛かります。何千万円というレベルです。
それに対してマイホーム留学は、5年でも10年でも無理なく継続していくことが可能なので、英語漬けの環境もキープし続けることが可能となります。「安さ」や「報酬が頂ける」という点を除いたとしても、こんなに優秀な英会話習得メソッドはありません!
2-5.民泊ニガテな日本人。それも幼稚園時代からスタートすることであっさり解決!
マイホーム留学のネックを挙げるとすれば、それは日本人の場合、ホームステイの共同生活をニガテとする人が多いことでしょう。
しかしこの点についても、英語教育と同じように、早い(幼い)うちから始めることであっさり解決できます。物心付く前から家庭に他人や外国人が泊まる習慣を作ってやると、子供たちは、幼稚園児であっても、あっさりとその環境に適応します。これは、よほどの精神障害・感情障害を持つ子でない限り、有効です。
2-6.外国人に対する嫌悪感情の問題も、幼稚園時代から交流することで解決できる。
日本人のグローバル化を阻害しているのは、英語力の未熟さだけではなく、外国人に対する嫌悪感情も大きく影響しています。「中国人が嫌い!イスラム教徒が怖い!黒人が怖い!」と思っていると、どうしても外国人と交流する場には出ていけなくなり、どれだけ英語が上達しようとグローバルライフは送れません。
この問題も、幼稚園時代からのホームステイ開始によってあっさりと解決します。幼稚園ぐらいの子供にとってはまだ、人種の違い・国籍の違いというものはまったく気になっておらず、ニュースや友人からの余計な(誇張された)先入観もないため、出会う外国人に対して素直にフレンドリーに接することができます。
こうして、真っ白なうちに外国人との交流に慣れ、「中国人やイスラム人や黒人のすべてが嫌な人というわけではない」といった真実を体で学ぶと、外国人や海外を恐れない、オープンで博愛的な人格者へと育っていきます。こうした精神教育も、実はホームステイ受け入れをすることの非常に有意義なメリットの一つです。