「入試試験の当日にお腹が痛くなっちゃって、試験に大失敗!」
なんてエピソードを、見たり聞いたりしたことがありませんか?
「よりによってそんな日に、かわいそう」とも思いますが、人によっては、「予測できた事態」だったのかもしれません。
日常生活の中で習慣化できていないことは、失敗しやすいものなのです。
引きこもりがちだと、オーディションで上手く話せないかも?
たとえば、あなたが不登校を続けていて、でも歌手を夢見て音楽をたしなんでいるとします。お母さんから「ソニーミュージックが新人オーディションだって!」と有力情報を教えてもらって、あなたはワクワク意気揚々!
でも、大切なオーディションは、ひょっとしたら上手くはいかないかも・・・。
なぜなら、「人前で話すこと」に慣れていないからです。
不登校が長く続くと、同級生との会話もご無沙汰になっていたり、特に先生や大人たちとのかしこまった会話がご無沙汰なのでは?
そんな状況でいきなり、音楽プロデューサーに囲まれて、「あなたの志望の動機は?自分の欠点を端的に説明できますか?」などと尋ねられても、「あわわわわ・・・」ってなっちゃいますよね。そう、それが自然なんです。
高卒からの就活でも同じことが!
「芸能オーディションなんて僕には関係ないよ」という声も多く聞こえてきそうですね。
でも、18歳からの就職活動でも同じことが言えます。
高校の3年間不登校や通信制高校で過ごして、高卒年齢から就職を目指して動き出す人もいるでしょう。
あなたもまた、お偉いさんを前にして面接をしたり、適性テストを受けたり、することになりそうです。
やはりかしこまった場で大人と話すことにシドロモドロになってしまったり、テストで頭が真っ白になってしまったり、してしまうかもしれません。
ヘアスタイルやメイクが上手くいかない!なんてことも。
会話や試験だけでもないのです。
ヘアスタイルをびしっとキメることやメイクも、慣れていないと手間取ってしまうことがあります。
近年は、「メイクは身だしなみの一環」と課してくる会社も多く、社会人一年目でも毎日メイクをしなくてはならなかったり。
不登校で引きこもっていると、メイクやおしゃれにも不慣れが人が多いのでは?
大切な日に急にがんばろうとしても、ものすごく時間がかかって遅刻してしまったり、「上手くできてるかなぁ」と不安になって元気がなくなってしまったり・・・。
外に出る用事を作ろう!
「だから学校に行きなさいよ」と言いたいわけじゃないのです。
不登校なら不登校でもよいので、代わりに自発的に外出する用事を作りましょう。
駅前にお買い物に行くのもよいですし、ちょっと遠い知り合いに会いに行くのもよいですね。
市報なんか眺めてみると、「オモシロ科学館見学!」みたいな、社会科見学のミニチュア版のようなものを市や企業が企画していることがありますよ。無料で参加できるものもあります。
こういうのを親子で協力しながらリサーチしたりして、楽しく手軽に学べる機会を作るのも良いですね♪
いかがでしたか?
私がとにかく伝えたいのは、「学生時代は社会に出る準備の期間」ということです。必ずしも学校に行く必要はないけれど、学校に行かないなら代わりに自分で、「社会に出る準備」をしておくことが大切です。
ずっと家にこもっているのではなく、ビシッとした格好で出かけたり、大人の人と敬語で話したり、遠くまで歩いて体力を使ったり、ニコニコと自然な笑顔が出せるように青春を楽しんだり・・・様々なことで彩り豊かな生活を送りましょう♪
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