核家族化が進み、静かでクールな都市的な生活がもてはやされる一方、みんなでわいわいしながら温かい暮らしを送りたいと願う人も少なくないことでしょう。そこでホームステイに興味を持ってはみたものの、世間の声に耳を傾けると、どうもホームステイとは厄介で難しいらしい・・・。そんな噂から二の足を踏んでしまってはいませんか?
数あるホームステイの中でも、「自宅」で受け入れる「交流」を目的とした、Airbnb(エアビーアンドビー)などの現代民泊なのであれば、驚くほどカンタンに受け入れることができます!
1 自宅民泊ホームステイなら違法じゃない!
ホームステイを営もうとするときにまず最初に障壁となるのは、近年の場合、法的問題ではないでしょうか。Airbnb(エアビーアンドビー)騒動のあおりから、「民泊はグレーだ!」という懸念を通りこして「民泊は違法だ!」と叫ぶ人まで増えてきています。実情は、どうなのでしょうか?
1-1.自宅で営む小規模の民泊なら、違法ではないのでご安心を。
「民泊は違法だ!」「グレーだ!」と書いている記事をよく見かけますが、書いている人のほとんどは民泊の法律をよく理解していません。民泊をひとくくりに語ることは不可能で、形態によって法的規制も様々です。
簡潔に言えば、「自宅」で営む「小規模」の民泊であれば、違法ではありません。目安としては、昔から行われてきた留学生を受け入れるホームステイをイメージしてください。これと同じような雰囲気で受け入れをするぶんには、日本政府や警察は違法とは考えていないので、無暗に裁かれることはありません。
1-2.自宅民泊でも、何部屋も貸し出すやり方の場合、横槍を受けやすくなるかも・・・。
ただし、同じ自宅民泊であっても、3部屋も4部屋もを民泊ゲストに貸し出し、ビジネスとしての側面が高いものとなっているなら、話は別です。「ビジネス民泊」と解釈され、旅館業法の認可など、法的手続きの有無について問いただされたりする確率は高まります。
また、ゲストの数が多いとそのぶん騒がしくなりやすいため、近隣からクレームが入り、民泊経営を規制されてしまう可能性が高くなってしまいます。
1-3.自宅でない家屋で無人営業するなら、それは違法民泊として訴えられる!
あなたの自宅ではない家屋で民泊を経営するなら、それは「投機型民泊」とみなされ、旅館業法の認可などの証明が求められます。そしてこの認可は、一般的な一軒家や集合住宅ではほとんど取得が困難であるため、つまり違法民泊となってしまい、訴えらえる不安と常に隣り合わせに・・・。
現状、日本はこの手の民泊ホストが多いのですが、決して勧められるものではありません。
1-4.借家や集合住宅の場合は、関係者からの許可をしっかり取ろう。
自宅での小規模民泊なら問題はないのですが、ただし、住居の形態によっては問題が!
お住まいが借家であるなら、大家さんからの転貸許可が必要です。大家さんに問い合わせ、お願いをしてみましょう。
また、マンションの場合は管理規約が立ちはだかります。小規模民泊なら認めてもらえる可能性はあるので、無断でやらずに管理人さんに問い合わせてみましょう。
2 自宅民泊ならお金はほとんどかからない!
自宅民泊も収入が得られるビジネスの1つと言えますが、実は自宅民泊ほど経費のかからないビジネスは無いかもしれません!
2-1.Airbnbをプラットホームにした自宅民泊なら、先行投資はほとんど不要。せいぜい2~3万円。
最も自宅民泊を始めやすいプラットホームは、やはりAirbnb(エアビーアンドビー)でしょう。エアビーアンドビーは、登録物件に審査を設けておらず、そして特に特殊な設備を強いてもいないのです。一般的な家庭で、誰でも登録をすることができますし、ゲストを受け入れられます。
空き部屋があまりに古いなら、黄ばんだシーツやカーペットなどを新調したほうが良いですが、そうしたちょっとしたリフォームを行っても、費用はせいぜい2~3万円で済むでしょう。
また、エアビーアンドビーに登録料などを支払う必要はありません。
2-2.Airbnbをプラットホームにした自宅民泊なら、維持費もほとんど不要。せいぜい月5,000円。
Airbnb(エアビーアンドビー)で集客する民泊なら、維持費もほとんど掛かりません。エアビーアンドビーに会費や広告掲載費を払う必要はなく、予約が入ったとき(厳密に言えば、予約の日付になり入金があったとき)に、宿泊料金の3%が自動的に徴収されるだけです。
また、業務内容はあくまで素泊まりですから、ゲストを受け入れることにもほとんど経費が掛かりません。ゲストが滞在することで光熱費が増えますが、それはせいぜい月額5,000円程度のもので、宿泊費用であっさりと相殺が可能ですね。
2-3.Airbnbをプラットホームにした自宅民泊なら、赤字になることはまず無い。
つまり、Airbnb(エアビーアンドビー)を用いた自宅民泊の場合、赤字に陥ることはまずないのです!ほとんど100%ありません。これは非常に強力な魅力です。
そのため、「とりあえずやってみようかな」という程度のスタンスの人でも、安心してチャレンジすることが出来ます。
2-4.昔ながらのホームステイ「留学生受け入れ」は、思いのほか出費がかさむので要注意!
昔ながらの留学生ホームステイも同じようなものだと思われるかもしれませんが、そうでもありません!
留学生ホームステイの場合、食事の提供が必須となるため食費がかさみ、これだけでも月額1.5万円くらいの出費にはなるでしょう。また、留学生をレジャーに連れ出したりすることでも出費がかさみます。そのうえ、報酬を頂けないケースが少なくないため、収入を重視する人には不向きです。
2-5.農家民泊は、地域によっては費用がかさむ。
農家民泊も、自宅の空き部屋を貸すだけで安く済みそうに見えますね。
農家民泊の場合、地域の統括団体の規約に則って営む必要があるのですが、その規約の中で民宿並みの設備や調理資格などを求められることがあります。そのため、先行投資に数十万~数百万の費用が掛かることも。
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