ある程度の立地戦略のもとにアパート経営を始めれば、最初のうちは何も考えなくても高い入居率を保ち続けるものです。新しい住居を好む日本人は、新築や築浅物件を好んで選びます。
しかし１０年も過ぎてくると、空室が目立ち始めてくることもあるでしょう。
「リフォームが必要か？いやまだそんな時期でもないし・・・」
世相を鑑み「保証人不要」にすると良い。
リフォームもリノベーションもせず、Wi-Fi無料サービスもせずとも、お金をかけずに入居率を回復するアイデアがあります。
それは「保証人不要」にすること。
フリーターの多い時代。親と険悪だと保証人に困る。
正規雇用者の少ない時代になってきた、ということはあなたも理解しているでしょう。その時勢はアパート管理人のあなたに大きく影響します。
普通、正社員でないとアパートやマンションでの一人暮らしは難しいものです。
特に、一人暮らしをしたがる若者には親との仲が悪くて離別を求める人が多く、すると一人暮らしをしようにもその親に保証人を頼めません。
どうせ家賃を踏み倒す人などほとんどいない。
家賃の踏み倒しや万が一のトラブルを恐れて、「保証人」という制度が一般化しています。
しかし、この日本において家賃を踏み倒す人などほとんどいません。
家賃の踏み倒しを恐れるよりも、「保証人不要」と条件緩和をして入居率を高めたほうが、結果的にあなたの収益は増え、そして社会貢献にもなります。
物件の大きな破損の懸念に対しても、そのために敷金という制度が備わっています。
シニア層も保証人が付けられなくて困っている。
若者だけでなくシニア層も、アパート暮らしがしたいのに保証人となる親族がおらず、困っている人が多いです。あなたが「保証人不要」とすれば、この層も取り込むことが出来ます。
そもそも、「保証人不要」の物件は増えている。
昔は「保証人不要」の賃貸など考えられないものでしたが、今ではずいぶん増えています。リーマンショックやシェアハウスブームの辺りからでしょう。
公共事業であるUR賃貸をはじめ、弱者救済のニュアンスが強い格安賃貸サービスにも「保証人不要」で貸す企業は増えています。
つまり、「保証人不要にしないと置いて行かれる」といった面すら、危惧しなければならなくなってきています。
特に地方では、保証人不要の賃貸物件が多いです。
いかがでしたか？
これまでの常識に囚われず、今の世の中が必要としているサービスを考えると、入居率アップのアイデアが見えてきます。あなたの収益増にもなり、社会の役にも立ちます。
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