「入居実績98%!」などと謳う不動産投資会社に乗っかったとしても、予想外に空室が目立ち始めることもあるでしょう。手をこまねいているだけでなく、積極的に空室対策をすべきです。
「トモダチ紹介キャンペーン」はいかが?
他業種のビジネスの場合、繁盛しなくなったら「広告を打つ」という対策があります。
しかし不動産オーナーの場合、駅に「デザイナーズマンション入居募集!」などと看板を立てるのは現実的でありません。賃貸の場合はもっぱら不動産サイトや不動産屋からの成約であり、広告を打って販売促進するような場がありませんよね。
しかし、他業種のビジネスが参考にはなります。
「トモダチ紹介キャンペーン」などいかがでしょうか?
入居してくれた人に、「入居してくれてありがとうございます」と挨拶をしに行きましょう。笑顔でコミュニケーションをします。そしてその際、「友達を紹介してくれたら嬉しいです。紹介料を2万円払いますよ」などと打診すると、友人や知人を紹介してくれるでしょう。
1回埋まれば2年は入居が続くものです。2万円の販促費用など痛くはないものです。
さらに、友達同士が同じアパートに入居していると、互いの目があるので入居マナーが良くなる利点もあります。
謝礼金額は幾らでもよい。
「トモダチ紹介キャンペーン」で支払う謝礼金額は、幾らでもよいでしょう。
インターネットプロバイダの販促謝礼金などは業界相場があるので揃えないと太刀打ちできませんが、不動産賃貸において紹介キャンペーンは一般的ではないので、幾らであっても不満が出ることはありません。
あなたの空室難の深刻さに応じて、2万、3万、5万と調整すればよいです。
「キャンペーンを打つ」という思考は重要。
不動産経営は、上述したように広告を打つような販促戦略が出来ません。
そのため、「トモダチ紹介」に限らず独自にキャンペーンを打つ考えは持っておいたほうがよいです。
礼金ナシ、敷金ナシなど昔からの定番ですが、近年では「最初の1カ月家賃サービス」といったキャンペーンを打つ大家は多くなっています。
このサービスを真似るのもよいですし、他の斬新なサービスを考案して実践するのもよいです。
不動産経営は保守的で革新の少ない業界ですが、そうでなければいけないわけではありません。
あなたの利益のために、色々と考えて実践しましょう。
いかがでしたか?
参入当初は、「皆のやり方を知る・真似る」という努力がまずは必要でしょう。しかしそれに慣れてきたなら、独自のやり方を考えて実践していくべきです。
空室が増えてきたからといって、手をこまねいている必要はありませんね。
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