人が住めなくなって放置される空き家や、親が死亡の際に不意に相続することになる住めない空き家。いわゆる空き家問題が日本中を悩ませています。
地域社会の問題だけでなく、個々人にとっても頭が痛いものです。
住めない空き家を所有するだけで、固定資産税を払い続けなければなりません。
この不毛な出費をどうにかする方法はないのでしょうか?
固定資産税を垂れ流すより、リフォームするほうが賢い!
結論から申し上げれば、リフォームするのが賢いです。
今の時代、フルリフォームは500万円程度で出来てしまいます。
空き家を解体して更地にする費用が300万円ほどと言われており、それとあまり違わない金額で新築そっくりに改築できるのですから、これは知っておくべきです。
新築同様に改築できれば、活用方法が色々出てきます!
固定資産税とリフォーム、出費を比べてみよう。
活用法を探る前に、出費を比べてみましょう。
固定資産税は、平均的に年間25万円くらいが相場です。
20年そのまま放置し続けるなら、固定資産税だけで500万円が消えます。500万円払っても、何も得るものがありません。
リフォームは、上述のように500万円ほどでフルリフォームが可能です。
壁を取り払って間取りを大幅に変える「リノベーション」だと1,000万円を超えたりもしますが、シンプルなリフォームなら新築同様に刷新しても500万円ほどで済みます。
そしてこの家は生まれ変わります!
売却すれば2,000万円は下らない。
フルリフォームした空き家は、新築そっくりに生まれ変わります。すると、売りに出せばまず間違いなく買い手が見つかります!新築ほどの値段にはなりませんが、2,000万円は下らないでしょう。地価の高いエリアなら、3,000万円を超えることもありそうです。
空き家で放置して固定資産税を払い続けるよりも、ずっとメリットが大きいです!
家族や親族がマイホームにするのも悪くない。
売却して大きなお金を手にするのもよいですし、あなたの家族や親族が、マイホームとして活用するのも悪くないアイデアです。
どのみち必要なマイホーム。普通に買えば3,000万円は掛かってしまいますから、500万円で新築同様の家を手に入れられるのは、非常にお得ですね!
あなたにすでにマイホームがあり、親族が家を欲しがっているなら、安く譲るのも良いですね。親族に貸した借りは返ってきやすいものです。
いかがでしたか?
「この土地は売っても値段が付かないよ」と言われている土地でも、立派な建物が付いていればしっかり値が付くことも多いです。
空き家は、放置して固定資産税を垂れ流すだけではもったいないです。