
4 農家民泊の魅力は、料理にもある!
日本での農家民泊体験に対して外国人客が望んでいることの1つに、「料理」も外せません。
4-1.昔ながらの素朴な家庭料理で充分。いや、それこそが外国人にとても喜ばれる!
日本料理は近年、世界中で評価を高めていますが、寿司と天ぷらしか知らない外国人が多く…。そんな中、日本の民家で昔ながらの素朴な家庭料理を口にして、感動する外国人は多いのです。「だし」という繊細な味付けは芸術品のように感じますし、野菜と魚を中心にした料理は、そのままで健康食としての価値があります。
外国人客がほっぺたを落として喜ぶ姿を見て、私たち日本人自身もまた、(素朴な家庭の)和食の素晴らしさを再認識することができるでしょう。
4-2.料理や食品加工の体験プログラムを用意しておこう。
日本の家庭料理の美味しさ素晴らしさに感動したなら、それを自ら作ってみたいと感じるのが自然な反応ですよね。そんな外国人ゲストのために、料理教室のような体験プログラムもぜひ、用意しておいてあげてください。作ってすぐ食べられる料理だけでなく、お味噌や漬物のような加工食品のレクチャーも喜ばれます。
外国でも手に入りやすい食材を使ったものとしては、てんぷら、サラダ巻き(巻き寿司)、カリフォルニアロール(巻き寿司)、みそ汁、親子丼、牛丼、肉じゃが、炊き込みご飯などが挙げられるでしょうか。
4-3.お土産も巨大産業になりうる!
つまり、和食やその食材を、自国に買って帰りたいと望む外国人ゲストは多いわけです。あなたの農家民泊でも、畑でとれた野菜や自家製のお漬物などをパッケージングしてあげれば、それもちょっとした副収入になるでしょう。ビジネスをやっている人を泊めた場合には、大量注文の依頼もあるかもしれません!
また、道の駅や直売所、観光案内所などにも、外国人向けの食品土産売り場を充実させると、地域全体の経済が大きく潤うはずですよ。
5 これでバッチリ!カンタン英会話用例集。
さて、農家民泊で外国人客を獲得するには英語での対応が肝心だと書きました。そこで、農家民泊でよく使いそうな英会話フレーズをまとめてみましたので、ぜひともご活用ください。英語がどうしても難しい方は、「ディナー」や「トライ」のような和製英語から使ってみると入りやすいですね。
●あいさつ編
・「〇〇村へようこそ!」
→「Welcome to 〇〇 village!(ウェルカム トゥ 〇〇ヴィレッジ!)」
・「あなたに会えてうれしいです!」
→「Nice to meet you!(ナイス トゥ ミートゥ!)」
・「私のことはお母さんと呼んでください。お母さんとはママの意味です。」
→「Please call me “OKA-SAN”. “OKA-SAN” means mom.(プリーズ コール ミー オカーサン。オカーサン ミーンズ ママ。)」
・「あなたの故郷はどこですか?」
→「Where is your hometown?(ウェア イズ ユア ホームタウン?)」
・「ごめんなさいね。私は英語が苦手なんです。」
→「I'm sorry. My English is not good.(アイムソーリー、マイ イングリッシュ イズ ノット グッド。)
●農業体験編
・「服が汚れますが、大丈夫ですか?」
→「Clothes are dirty, but, OK?(クロッスィズ アー ダーティ。 バット オケー?)」
・「では、服を着替えてください。」
→「So, please change of clothes.(ソウ、プリーズ チェンジ オブ クロッスィズ。)」
・「農業を経験したことはありますか?」
→「Have you ever experienced farming?(ハブ ユー エヴァ エクスペリエンスドゥ ファーミング?)」
・「この野菜は〇〇です。」
→「This vegetable is 〇〇.(ディス ヴェジタブル イズ 〇〇)」
・「私のまねをしてみてください。」
→「Please try my imitate.(プリーズ トライ マイ イミテイト。)」
・「危ないよ!」
→「Be careful!(ビー ケアフル!)」
・「疲れましたか?」
→「Are you tired?(アー ユー タイヤド?)」
・「休憩しましょう!」
→「Let's break!(レッツ ブレイク!)」
・「おつかれさまでした!」
→「Thank you for your hard work!(センキュー フォー ユア ハードワーク!)」
・「今夜は早く眠ってくださいね。」
→「Please do asleep early tonight.(プリーズ ドゥ アスリープ トゥナイト。)」
●食事編
・「あなたの好きな和食はなんですか?」
→「What is your favorite Japanese food?(ワット イズ ユア フェイバリット ジャパニーズ フード?)」
・「苦手な食べ物はありますか?」
→「Is there not good food?(イズ ゼア ノット グッド フード?)」
・「夕食は7時からです。」
→「Dinner time is 7 PM.(ディナータイム イズ セブン ピーエム。)」
・「おはしは使えますか?」
→「Can you use chopsticks?(キャン ユー ユーズ チョップスティックス?)」
・「フォークが必要なら言ってくださいね。」
→「Please tell me if you need a fork.(プリーズ テル ミー イフ ユー ニード ア フォーク。)」
・「納豆は食べられますか?」
→「Can you eat NATTO?(キャン ユー イート ナットウ?)」
・「挑戦してみる?」
→「Have a try?(ハブ ア トライ?)」
・「美味しい?」
→「delicious?(デリシャス?)」
・「食べ残してもかまいませんよ。」
→「Be left to eat is OK.(ビー レフト トゥ イート イズ オーケー。)」
どうですか?2~4単語程度の短い文章を心がけると、とてもわかりやすく、覚えやすくなりますよ。