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田舎の不動産投資!農家民泊(農業体験)が外国人に人気!-3


3-4.無料Wi-Fiの環境を充実させよう。


外国人観光客は一般的に、日本人の旅行者ほど豪華な設備を求めませんが、Wi-Fiの接続だけは非常に高いニーズがあります!インターネットを使って調べ物をしたりヒマ潰しをしたり、SNSで写真の投稿をするために欠かせません。


3-4-1.各家庭にもWi-Fiを導入したい。月額3,000円程度からできる。


田舎の、特に高齢者の方々にデジタル機器は難しいかもしれませんが、農家民泊の家屋の中でもWi-Fiが使えるように用意してあげましょう。月額3,000円程度から利用は可能ですし、若い人に頼めば、業者に工事費など払わなくても実費だけで済ませることはできるはず。


3-4-2.道の駅などの公共エリアも、誰でもWi-Fiが使えるようにしよう。


また、道の駅や観光案内所など人の多く集まる場所でも、無料Wi-Fiを設置して外国人の観光客が使えるようにしてあげるべきです。カフェやレストランでも設置したいですね。自治体に任せるよりも、地域みんなで協力して充実させていく姿勢が大切ですよ。


3-5.神社やお寺の体験レジャーと組み合わせるのが秘策!


農家民泊や農業体験を求める層は、寺社仏閣など日本の宗教施設にも興味を示す人が少なくありません。特に、座禅を組む体験や神社の本殿を覗く体験が人気を博していますから、寺社の神職者の方々に協力をお願いしてみましょう。


3-6.日本の農家民泊は、値段を下げることが必要かもしれない!


海外の農家民泊の中にも、ヒントを探してみましょうか。


フランスやドイツは農家民泊に類するものが特に盛んで、利用者も民泊農家も多いです。フランスではグリーンツーリズムは70年以上の歴史がありますから、すでに市場は成熟しているのですが、やはり普及のカギは、値段にあるもよう。


3-6-1.フランスやドイツの農家民泊は、食事付きで1泊25ユーロ!


日本では現在、1人1泊7,000円程度が相場となっていますが、フランスやドイツでは、食事にワインの試飲までついて、一人1泊25ユーロ程度となっています。1ユーロは日本円で130~150円程度で推移することが多いですが、ユーロ圏の人々にとっては1ユーロは100円と同等な価値ですから、つまり、わずか1人1泊2,500円ばかしで農家に泊まれ、食事とワインまでついてくるということ!日本の相場の1/3ですし、安宿の代名詞であるゲストハウスのドミトリー(相部屋)料金と大差ありません…。


3-6-2.コストのかかっていない民泊なら、価格破壊はできるはず。


民泊は、特別な設備投資などが必要ありませんから、本来ならばこれくらいの低料金で提供できるはずですよね。現状、農家民泊の相場は、農家民泊の推進協会がコントロールしている側面があります。高級レジャーの位置づけを取りたがってこうした相場が続いていますが、裾野を広げていきたいならば、思い切った価格破壊は必要になりそうです。


お金持ちしか利用できないうちは、市場は成熟しないのです。


3-7.素泊まり1泊2,000円くらいまで下がると、さらに新しい波がくる!


フランスやドイツの農家民泊と同程度の相場…素泊まり1泊2,000円程度で泊まれる田舎の民家が増えてくると、この業界に新しい波がくるでしょう!


3-7-1.欧米人のロングバカンス客が取り込めるようになりそう。


外国人の中には、日本の田舎地域にゆっくり中長期滞在したいと望んでいる人が少なくないのですが、1泊7,000円ではやはり、3泊が限界ですよね…。これが素泊まり1泊2,000円程度なら、1週間、2週間、1ヵ月もの長期滞在に手が届きます。


欧米人は夏休みが1ヵ月ほども取れる人が多く、彼らは自然豊かな地で1ヵ月を丸々、のんびり過ごすようなバカンスを好むのですが、農家民泊の値段が安いなら、この層が日本の田舎にも流れてくるようになるでしょう。


3-7-2.日本人の長期バカンス希望者や移住のリハーサル希望者も多い。


また、外国人の話題からは反れてしまいますが、1泊2,000円まで下がれば日本人の長期滞在も増えそうです。やはり田舎地域で1ヵ月くらいのんびり過ごしたい層がいますし、Uターン、Iターン希望者の模擬体験ニーズ、仮住まいニーズも叶えてあげることができます。


3-7-3.流入してくる人の数を増やせば地域の経済効果は10倍にも100倍にも!


こうして、流入してくる人の絶対数を10倍100倍に増やすことで、食事や交通、買い物なども含めた総合的な経済効果は、1泊7,000円の時よりも計り知れないものとなるでしょう!それこそ10倍や100倍にもなるのです。


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