近年、若い世代(平成世代くらい)はめっきり海外旅行をしなくなったといいます。スマホゲームをはじめ、日本の中ばかりか家の中にも夢中になれるホビーが溢れかえっているので、それは無理もない流れなのかもしれません。でも、本当は海外旅行への憧れもあるのでは?
海外旅行者の減少が招く弊害は、つまり身近に海外旅行のアドバイスをしてくれる人が居なくなってしまっているということ・・・。それでは興味がある人でさえ、海外旅行にチャレンジできませんよね。
もしあなたが、漠然と海外旅行に憧れを抱いているなら、初めてのそれはカンボジアのアンコールワットを目指すのが断然オススメ!
アンコールワットは世界で最も「童心に帰れる」観光地!
なぜアンコールワットをオススメするのでしょうか?それは、アンコールワットという場所が、おそらく海外旅行を志す二十歳前後の若者たちにとって、圧倒的に「楽しい」場所だから!しかもその楽しさは、「童心に帰れる」「無邪気さを取り戻す」という清々しく爽やかタイプのものなんです。
アンコールワットは遺跡の世界遺産なのですが、とにかく広い!広大な敷地の中に広大な遺跡が広がっています。しかし日本の観光地とは異なり、あちこちに「立ち入り禁止」の看板が立っていたりはせず、すみずみまで探検できる楽しみがあるのです。・・・そう、子供の頃にワクワクした探検ごっこを、思い出さずにはいられないでしょう!
正確に言えば、アンコール遺跡「群」!面白い冒険遺跡がたくさんある!
アンコールワットがいくら面白いと言っても、たった1つのレジャーパークのために何万円も費やして、貴重な長期休暇を費やすなんて、割に合わないと感じるでしょうか。心配ご無用!アンコールワットが凄まじいのは、その「凄まじい遺跡」が近くに幾つも転がっていることにあるのです!
「アンコールワットに行ってきた」と誰かが言うとき、正確に言えばその人は、「アンコール遺跡群」に行っています。少なくとも3つ、多ければ10を超える冒険遺跡を、遊び倒してきていることでしょう!このボリュームは、他の国の遺跡観光地の追随を許しません!アンコール遺跡群の観光に3日も割き、10もの遺跡を巡ったなら、あなたは絶対に満足します!
必見はアンコールワットとタプロム。プノンバケンで象乗りもオススメ。
アンコール遺跡群には、似たような遺跡もたくさんあるので、すべてを律儀に周る必要はないでしょう。それでもはずしたくない遺跡が10くらいはありますね。「10も覚えられない!」という声が聞こえてきそうなので、さらに厳選しましょうか。
遺跡の王様であるアンコールワットが必見なのはもちろんのこと、それと同じくらい旅行者をトリコにするのがタプロム遺跡(タプローム)遺跡。ガジュマルの木の根っこが遺跡に絡みつくその様は、太古の歴史と壮大な冒険を感じさせます。
夕方には、プノンバケンという高台遺跡から夕陽を眺めましょう。プノンバケンの山登り(小さな山です)は、象の背に乗って登ることもできます。日本ではなかなか体験できないエレファントライドを、ここで体験するのもオススメです。
さらに、プリアカン、バイヨン、ベンメリアなども楽しいです。
アンコールワット探訪の楽しみは、「旅人たちとの出会い」にもある!
アンコールワットのあるカンボジアは、実際問題として初めての海外旅行者(特にバックパッカースタイルの)が多いです。そして彼らは、アンコール遺跡群のある町シェムリアップでは、もっぱら「日本人宿」に泊まります。日本人宿とは、日本人の旅行者が多いゲストハウス(簡素な安宿)のこと。
日本人の旅行者に出会ったら、ぜひ話し掛けてみましょう。アンコールワットにやってくる旅人の多くは、日本の画一的な価値観に違和感をおぼえ、「何か人生を変えてみたい!」と感じているような感受性豊かな人が多いです。彼らとの語らいは、きっとあなたに、良い刺激を与えてくれるでしょう。
カンボジアは物価が安い。旅行がしやすい。
カンボジアは、物価が安いことも魅力です。東南アジア諸国の例にもれず、現地の物価は日本の約1/10!旅行者は1/10の安さであれこれを得ることは難しいですが、それでもホテルは1泊(2人で)1,000円、チャーハンは一皿200円、というような安さです!5日程度の短期旅行なら、航空券代と合わせても50,000円程度で済むかもしれません。たった50,000円でも、一生の思い出に残るような大満足の海外旅行ができるんです!
またカンボジアは、旅行も比較的しやすいです。観光業者たちは英語が通じますし、日本人旅行者が多いので助けてもらえることは多いはず。主要な観光地は交通網も発達しています。
アンコールワットお役立ち情報
冒険度:★★★★★
美しさ:★★★
難易度:★★★
人気度:★★★★★
必見度:★★★★★
国名:カンボジア
通貨:リエル 4,000リエル≒100円。米ドルがかなり使える。
ビザ:必要。現地の空港でアライバルビザが取得できます。30ドル。
言語:クメール語。観光客の多いエリアの商業者は英語が通じます。
航空券の値段:LCC(格安航空会社)なら往復35,000円くらいを目安に。
物価:高級旅行者は日本の半値くらい。バックパッカーは日本の1/5くらい。
ベストシーズン:一年中観光可能。9~11月の観光客の少ない時期がオススメ。
オススメ周遊国:タイやベトナムまで飛行機で飛び、陸路で国境を越えるとさらに楽しい!「地球の歩き方」には「東南アジア」というシリーズがあり、タイ、ベトナム、マレーシア、ラオス、シンガポールの情報が併載されているので、一気に周遊しやすい。
アンコールワットはこんな人にオススメ!
シゲキを求めている人
自然が好きな人
英語が得意じゃない人
予算が少ない人
日数が短い人
個人旅行の初心者
世界遺産が好きな人
遺跡が好きな人
海外の歴史に興味がある人
いかがでしたか?
アンコールワットは、「今までで一番面白かった!」と評価する旅行者がとても多いです。ぜひとも1度は、そしてぜひ初めての海外旅行チャレンジに、アンコールワットやカンボジアに訪れてみてくださいね。