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民泊経営投資の1つ農家民泊が人気のワケと受け入れの手引-2


2 農家民泊はなぜ人気なの?


当事者からすると、「なぜわざわざ田舎に?」「なぜわざわざ農業をしに?」と不思議に思うかもしれませんが、農家民泊を中心に体験民泊は、なかなか人気を博しています。どのような点が喜ばれているのでしょうか?以下のような声が多く聞かれていますよ。


(1)農業などの職業体験に興味がある。

(2)田舎ののんびりとした空気に癒されたい。

(3)Iターンのリハーサルとして。

(4)「田舎のおじいちゃん・おばあちゃん家」への憧れ。

(5)古民家や日本の伝統家屋に泊まってみたい。


2-(1).農業などの職業体験に興味がある。


農家の人々からすれば農業とは、幼い頃から家業の野良仕事を無理やり手伝わされて、「生きていくために仕方なく…」といった苦行のような観念を抱いている人も少なくないかもしれません。しかし、現代っ子の特に都会っ子たちにとって、ハダシで田んぼに足を突っ込み、泥だらけになりながら田植えと格闘するようなことは、とても新鮮で刺激的な体験なのです。または上京して何十年も経つ大人たちの場合、懐かしさからくる野良作業への慈しみがあります。


また、2000年代初頭から「自給自足」に憧れる人が増え続けているのはご存じですね?彼らにとって、普段スーパーから買ってくる野菜が作られていていく行程を垣間見ること、そこに手を掛けることが、大きな喜びに感じられるのです。そのため、「お金を貰って農作業」ではなく、「お金を払ってでも農作業を」という積極的な人々が、一定数存在しています。


これは、漁業や畜産など他の第一次産業や伝統工芸にも、同じことが言えましょう。


2-(2).田舎ののんびりとした空気に癒されたい。


法律的にセーフなのか怪しいところですが、農家民泊の中には「素泊まり」プランを用意しているところも少なくありません。職業体験は選択制となっており、「体験プログラムを行わない」という選択も尊重させています。


これは、その土地の自然や風土、のんびりした空気にただただ浸って癒されたいと願う利用者がいるためです。縁側に腰かけて微笑みながらスイカをほおばる…ただそれだけのために農家民泊を申しむ人も、いるのだとか!


2-(3).Iターンのリハーサルとして。


都市滞在者の中には、田舎に宿泊したいだけでなく、終の棲家として移住を希望している人も少なくありません。いわゆる「Iターン志望者」は、2000年代初頭からどんどん増えています。彼らにとって農家民泊は、移住生活のリハーサルを効率よく行えるものとして、とても大きな価値があるのです。


Iターン志望者にとって、日帰りの農業体験では意味がありませんし、農作業に精を出しても近くのホテルや旅館に泊まったのでは、意味がありません。その地域の民家の雰囲気を、気候や住居の快適性、ご近所付き合いのしやすさなど含めて、リアルに体験することを望んでいます。


2-(4).「田舎のおじいちゃん・おばあちゃん家」への憧れ。


バブル世代くらいまでの人々は誰しも、「田舎」というものを持っていました。故郷・ふるさとのことですね。しかし都市志向が進んだ近現代以降、生まれた場所が都市であるため、「田舎」を持たない人々が増えてきているのです。


彼らにとって農家民泊は、「田舎のおじいちゃん・おばあちゃん」と触れ合うような体験のできる場所として、かけがえのない価値があります。あなたがリンゴ作りの名人である必要も伝統的な古民家に住んでいる必要もなく、「普通のおじいちゃん・おばあちゃん」であることがそのまま、何よりの魅力となり、商品価値があるのです!


2-(5).古民家や日本の伝統家屋に泊まってみたい。


日本人の多くは、ホテルに代表される西洋風な、近代的な宿泊施設を好む傾向にあります。しかしそれはなぜかと言えば、畳の部屋とコタツに囲まれて育ってきたために、西洋風の家屋に物珍しさや憧れを抱いてしまうだけかもしれません。


すると、生まれたときから近代的なマンションやモダンな一軒家で生まれ育った若い世代の人々にとっては、逆に古民家や伝統家屋のほうが珍しいものであり、憧れを感じることも。こうした人々は、何の変哲もない古民家や、未だ五右衛門風呂のままリフォームされていない古い伝統家屋にも、高いお金を払って泊まりたいと感じるのです。


そのため、体験民泊とはいえども家屋の古民家具合や伝統性をアピールするところも少なくありません。




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