「誰でも手軽に参入できる!」と噂のAirbnb(エアビーアンドビー)民泊。流行や友人のススメに乗っかって何となしに始めてみてはものの、あれれ?お客さんからの予約どころか、問い合わせすらぜんぜん来ない…(泣)。
と、閑古鳥が鳴いてしまって寂しい思いをしているホストさんも少なくないことでしょう。ひょっとすると、リスティング(エアビーアンドビー上の物件紹介文)の書き方が雑になってはいませんか?たしかに、ビジネスに慣れない人にとっては、自分や家のことを華々しくアピールするのは恥ずかしくて気が引けるかもしれませんね。
大丈夫!リスティングは、過剰な装飾は要らないのです。オーバーな表現や背伸びは要りませんし、むしろ逆効果になってしまいます。かといって、「自分の名前を正しく名乗る」ということはやはり、とても大切です。このページでは、魅力的な紹介文(リスティング)の書き方について徹底解説していきます。
1 タイトルはとっても大事!魅力を端的に表現して、ゲストにアピールしよう。
Airbnb(エアビーアンドビー)のゲストユーザーが「軽井沢 チェックイン2016/09/18-チェックアウト2016/09/22」などと入力した検索結果の一覧画面では、見えているのは「タイトル」と「カバー写真」の2つだけ。各ホストはこの2つで、ゲストユーザーに「お?」と気に留めてもらうことが大切なのです!
※タイトルは、エアビーアンドビーサイト上では「リスティングネーム」と呼称されています。
1-1.まずはあなたの民泊のセールスポイントを箇条書きしてみよう。
「タイトルを上手に書いて」と言っても難しいですよね。大丈夫!手順を追って説明します。
まずは、あなたの民泊施設のセールスポイントが何であるか、考えてみてください。そしてそれを箇条書きにしてみましょう。
セールスポイントとして有効なのは、たとえばこのような項目です。
(1)値段の安さ。
(2)駅や空港からの距離(時間)。
(3)観光地からの距離(時間)。
(4)ポータブルWi-Fiなどの便利アイテム。
(5)ハンモックやロフトなど、個性的な設備。
(6)「女性ホスト」や「オートロック」など安心感を感じさせるもの。
(7)「古民家」や「和室」「こたつ」など、日本らしさを感じさせるもの。
(8)「タワーマンション」や「夜景」など高級感を感じさせるもの。
(9)「スーパーまで2分」や「閑静な住宅街」など暮らしやすさを感じさせるもの。
上記9つの項目と同じような特徴が、あなたの民泊にも何かしらあるのでは?観光地から近くなく、高級感も和テイストも無いとしても、「閑静な住宅街」といったこともアピールすればウリになるのです。そうした「普通の家っぽさ」を強く求めているゲストユーザーも居るのですよ。
1-2.箇条書きした項目を、50文字に収まるように上手く組み合わせよう。
タイトルは、50文字という字数制限があります。その中になるべく多くのアピールポイントを詰め込めるように、並べ方や省略を工夫してみましょう。
もちろん、アピール度の高いものを先に持ってきたほうが良いですね。民泊のユーザーは値段の安いところを探している人が多いので、2,000円を下回るような安値で出しているならぜひそれは頭でアピールすべき!【個室なのに1500円♪】などと太いカッコで強調するのも良いかもしれません。
2 写真はたくさん載せよう!キレイに片付け&キレイに補正。
リスティングの作成順序から言えばタイトルの次は「お部屋について」の項目なのですが、ゲストへのアピール度の高さから言えば写真のことを先に語るべきでしょう。検索一覧画面から、カバー写真をパっと見た印象でリスティングに飛ぶ人は少なくありません。
2-1.写真は10枚以上は載せるべし!水回りはもちろんのこと、近所の様子も。
客室とリビングの全景写真を載せればそれで充分では?と思ってしまう初心者ホストさんは少なくありません。昔の不動産サイトなどはたしかにその程度のビジュアル情報しかありませんでしたが、今の時代はそれでは足りないのです!
客室やリビングの様子を紹介すべきなのはもちろんなのですが、もっとたくさんの箇所を写真に撮って載せましょう。まず、浴室、トイレ、洗面所、キッチンの水回りは絶対に欠かさないで!水回りの様子を気にしているユーザーはとても多いですよ。もし水回りが汚なかったり古臭かったりするのであっても、隠す(載せない)のはよくありません。客室だけきらびやかで水回りが古臭いと、泊まったゲストは「だまされた!」と感じます。それはゲストに対して失礼ですし、低レビューという形であなたにも跳ね返ってきてしまいます…。
他にも、家の近くのスーパーや公園、有名な観光地、コンビニの写真なども載せると良いです。ゲストは端的に、あなたの民泊の立地をイメージすることができますね。
合計で10枚以上は載せましょう。ノウハウサイトの中には「50枚以上載せるべき」などと書いているところもありますが、それは載せすぎです。見るのがおっくうになってしまう量は、逆効果と言えます。
2-2.写真を撮る前に、家の中をキレイにしよう。撮ったあともキレイに保とう。
民泊施設の写真を撮る際は、家の中を一通り掃除し、キレイにしましょう。家庭的な雰囲気を隠す必要はありませんが、散らかったままの写真ではゲストユーザーに敬遠されてしまいます。私たちは証明写真を撮るときに正装したり化粧をしたりしますが、それと同じような「襟正し」がやはり、民泊の写真掲載にも不可欠ですよね。
そして重ねて大切なことが、その写真と同じような整頓された状態を、民泊ゲストが来客する際にも保っておくことです。リスティング上の写真と現状が大きく異なる場合、ゲストは宿泊代金の返金を要求する権利があります!
2-3.撮った写真は適度に補正しよう。でも過剰な補正はNG!
「ありのまま」を見せることは大切なのですが、かといってほとんどのカメラは、撮ったままの画像だと少し暗く、そして色が淡く写っていることが多いんですよね。そのため、パソコンやスマートフォンの画像編集ソフト(アプリ)を使って、適度に画像を補正しましょう。
補正というのは、明度を少し上げ(明るくし)たり彩度を少し濃くしたりするようなことを指します。壁に空いた穴を消してしまうといった過度の修正はやってはいけません!繰り返しますが、写真に虚偽があった場合、ゲストには返金を要求する権利が生じてしまうのです!
2-4.写真が苦手?エアビーアンドビーに依頼すると、無料で撮影してくれる!
もし、まともなカメラを持っていない、画質補正がわからない、カメラのセンスが全くない、といったネックがあるなら、Airbnb(エアビーアンドビー)社が用意してくれている無料の写真撮影サービスを活用しましょう。プロのカメラマンが、あなたの家まで来て撮影してくれます。
無料で?そんなムシのいい話があるの!?といぶかしげたくもなりますが、二次的な料金を請求されたりなどといった詐欺的なことは無いのでご安心を。ただし、写真撮影サービスを依頼してから撮影がなされるまでに、1ヵ月以上待つことが多いようなので、その点は注意が必要です。予定していた日取りにオープンできなくなってしまうと、困りものですね。また、画像はホストが勝手に編集(補正)することができませんし、模様替えをしたからといって2度3度と依頼することはできません。かなり計画性を持って依頼する必要があるでしょう。
2-5.カバー写真に「Free Pocket Wi-Fi」などの文字を入れよう。
写真ページにアップロードした写真の1枚目は、カバー写真となります。あなたのリスティングの一番トップにいつも表示されますし、検索結果の一覧画面でもそのカバー写真が表示される、とても重要な一枚!
そのため、このカバー写真に「Free Pocket Wi-Fi」や「Free Instant Coffee」などといった文字入れをしておくと、お部屋のビジュアルだけでなくさらに多くのことを、検索中のユーザーたちにアピールすることができますよ。
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