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民泊経営投資の基礎!Airbnbの掃除は清掃代行業者に任せてよいのか?-1


Airbnb(エアビーアンドビー)民泊を経営にするにあたり、ホストにとって最も手間がかかるのは、客室清掃ではないでしょうか。いえ、「客室」だけではありませんね。エアビーアンドビーはホテルとは異なり家を丸ごとシェアするような形になるため、掃除も客室だけでなく「丸ごと」やらなくてはなりません。それゆえに手間が多いのですよね!


あー面倒くさい!清掃代行業者とやらに委託するか!そう投げ出したくなる気持ちもわかりますが、まずは民泊の掃除について、私たちと一緒にお勉強してみましょう。手間も出費も両方を減らし、なおかつゲストに気持ちよく使ってもらう方法が、あるかもしれませんよ?


この記事では、自分で掃除する際のノウハウ、清掃代行業者を利用する際の注意事項、その両方を解説していきます。



1 民泊の掃除。自分でやるのと清掃業者に委託するのと、どっちが良いの?


さて、まずは、自力でやることと清掃業者に委託することとではどちらがベターなのか、そして、それぞれのメリット/デメリットについてを把握しましょう。


1-1.清掃代行業者は家主不在型民泊のオーナー向けのビジネス。


一口にAirbnb(エアビーアンドビー)民泊と言っても、様々な形態がありますね。基本的な分類として、家の一部をゲストに開放する昔ながらの間貸しを「ホームステイ型民泊」と呼び、マンスリーマンションのように無人の物件を貸す形態を「家主不在型民泊」と呼びます。


「清掃代行業者」なるものがあちこちに乱立しており、まるで掃除は委託するのが当たり前のような気にもさせられてしまいますが、そうした代行業者というものは、もっぱら家主不在型民泊のオーナー向けに存在している事業なのです。


1-2.ホームステイ型民泊なら自力でやろう!


家主不在型民泊の場合、清掃などを代行業者に委託しないと、物理的に運営が行えません。しかし、ホームステイ型民泊なのであれば、わざわざ清掃業者に委託する必要性というのはほとんど無いはずです。掃除というのは別に特殊な技能を要しませんし、わざわざお金をかけるのは勿体ないですね。


ホームステイ型民泊なのであれば、掃除を自力で行うのは「自然なこと」と言えます。


1-3.家主不在型民泊でも、近所に住んでいるなら自力でやるのがベター!


「Airbnb 清掃」などと検索すると、「民泊の掃除は代行業者に委託すべき!」という論調の記事ばかり出てきますが、ちょっと待って!そうしたサイトはもっぱら、清掃代行業者当人のサイトでしょう。自分のビジネスを売りたいのですから、当然「委託しましょう!」という論調にもなります。


しかし、もっと幾つもサイトを検索してみると、どうでしょうか?Airbnb(エアビーアンドビー)ホストの奮闘記のようなサイト(ブログ)の場合、「清掃代行業者に頼らず自力で掃除したほうが良いんじゃないかな」とささやいている人が多いです。


1-4.自力で掃除することのメリット。


自力で掃除することのメリットを挙げてみましょう。


(1)ゲストの動向がわかる。

(2)レビューが書きやすくなる。

(3)値段が下がり、集客率が上がる。


1-4-(1).ゲストの動向がわかる。


ホストが自ら民泊物件に立ち入りあちこち注視することで、ゲストがどのような行動を取っているか把握できるメリットがあります。たとえば、あまりにも寝室にスナック菓子のカスが散らかっていたりジュースをこぼしたシミがラグや布団に付くなら、「飲食はリビングで行ってください」というハウスルールを作ることができますよね。そうして物件をよりキレイに運営できるようになります。


こうしたトライ&エラーはビジネスを行う上では欠かせないことで、特に民泊ホスト初心者のうちは、苦労やリスクを背負ってでも、民泊のイロハを体感し体得していくことが大切ですよ。


1-4-(2).レビューが書きやすくなる。


Airbnb(エアビーアンドビー)の特徴の1つに、「充実したレビューシステム」というものが挙げられますが、これを支える一柱は、「ホストからゲストへのレビュー」です。ゲストがどのような人か、どのように部屋を使ったかを、他のユーザーにクチコミする機能は、エクスペディアやじゃらんにはありませんよね。ホスト自ら物件に立ち入り、チェックアウト後の様子を自分で確認することにより、正確なレビューが書きやすくなります。


1-4-(3).値段が下がり、集客率が上がる。


Airbnb(エアビーアンドビー)では近年、宿泊料金とは別に「清掃料金」というものを設定できるようになりました。掃除の委託料金は、ワンルームでも4,000円くらいはするので、ホストが自己負担するととても痛いです。これをゲストに負担してもらえるなら、苦労も出費も無しで至れり尽くせり!…かと思いきや、本当にそうでしょうか?


エアビーアンドビーのゲストユーザーは物件選びをする際、清掃料金も含めたトータルコストで品定めをします。清掃料金を設定してしまうと、「高いな」と感じるゲストは増え、当然、他のライバル物件に流れていってしまいやすくなるでしょう。逆を言えば、あなたが自力で掃除をするならライバルよりも値段が下がり、格段に集客を確保しやすくなります。


1-5.清掃業者の利用は、緊急時だけに留めておくのが賢い活用法。


部屋代が1泊4,000円で、清掃代金が1泊4,000円。なんともナンセンスだと思いませんか!?


ゲストのためにもホスト自身のためにも、清掃料金というものは設定しないほうがベターだと言えます。清掃代行業者の利用は、出張や旅行で手をかけられないときなど、やむを得ない緊急時だけに留めるのが妥当でしょう。そのようなときなら、4,000円程度の清掃代金をホスト自ら肩代わりしても、致し方ない出費と割り切れますね。


しっかりした業者であれば、窓ふきや洗面所のカガミ拭きまでやってくれますから、ちょっとした大掃除のつもりで1年に1度2度委託するのも、有意義かもしれません。



2 ポイントを押さえて効率よくキレイに掃除しよう!


次のトピックは、ホストが自力で掃除するケースのお話です。効率よく掃除するには、どのようなポイントを押さえると良いのでしょうか?


2-1.客室を掃除する際のポイント。


Airbnb(エアビーアンドビー)の宿泊ゲストが最も長い時間滞在するであろう空間、それが客室です。特に入念に掃除をしておきたいですね。


Point1.ゲストが最も気になるのは「髪の毛」であることを知るべし!


客室にゴミが落っこちていたら、ホストの評判は下がるかもしれませんがゲストはそんなに不愉快ではないでしょう。ホコリも然りで、溜めないほうが良いですが、「仕方ないかな」と思ってもらえるでしょう。ゴミよりもホコリよりもずっとゲストを不愉快にしてしまうのが、「髪の毛」です!


髪の毛は人間臭さを連想してしまうため、自分のために用意されたはずの部屋に誰か得体の知れない人の髪の毛が落ちているのを見ると、多くの人は「気持ちが悪い」と感じてしまいます。


フローリングの場合は掃き掃除でも掃除機吸引でも髪の毛は取り除きやすいですが、カーペットの場合は気を付けて!掃除機では吸いきれないことが多いです。この場合、ローラー型の粘着テープでコロコロすると良く取れますよ。


Point2.掃除する順番を考えるべし!


掃除は、ただやみくもに行うよりも、順番を考えて行ったほうが効率が良くなります。


まず、最初に布団のシーツを剥がし、バスタオルとともに洗濯機に放り込んでしまいましょう。掃除をしている間に洗いが終わり、「待つ」ということをしなくて済みますね。また、シーツを剥がすときにホコリがたくさん舞います。床掃除をしてからホコリが舞うのは勿体ないですね。


次に気を付けたいのが、「上から下へ」です。ホコリもゴミも、上から下へ落ちていきますから、上にある場所から先に掃除していくのが賢い掃除法です。電気のカサや棚拭きなどから先にやりましょう。


Point3.布団カバーは表向きで洗濯すべし!


一般的に、衣服や布団カバーなどの特に色柄ものは、その鮮やかな色柄がくすまないように、裏返しにして洗濯機に放り込むのが得策と言われています。しかし、民泊の布団カバーの場合はこの限りではありません!


裏返しにして洗濯すると、カバーの表側に付着した髪の毛が取れにくいためです。前述したように、髪の毛汚れは客室の中には残したくないですから、布団カバーは表向きのまま洗うようにしましょう。


Point4.布団カバーは替えやすいものを選ぶべし!


ルームメイキングの中でも思いのほか時間を取られてしまうのが、布団カバーの交換です。ダブルなど、サイズが大きくなればなるほど大変で、時間がかかってしまいますね…。


普通の家庭の場合、布団カバーの交換はせいぜい1~2週間に一度程度でしょうからあまり気にならないかもしれませんが、民泊を営むなら2~3日に一度は布団カバーの交換と格闘しなければならなくなります。これはなかなか骨が折れる作業なので、あらかじめ購入する際に、交換のしやすいものを選んでおくと良いですよ。


掛け布団カバーの場合、四隅に切れ込みが入っていて装着後でも留めヒモを結べる製品が、近年は普及してきています。高級品でなくても、ニトリやイオンのプライベートブランド品など機能性重視の品であれば、安価にもかかわらずこうした工夫がなされているものも多いです。また、敷布団カバーの場合、昔ながらの一枚布のものよりも、ゴムでパチンと留められるタイプのもののほうがずっと装着しすいですね。


2-2.リビングを掃除する際のポイント。


リビングも、客室と並んであなたの民泊の「顔」のような存在です。リビングに滞在することのほとんどないゲストもいますが、それでもやはり、キレイに保っておきましょう。


Point1.ホームステイ型民泊なら、家族みんなに協力を要請するべし!


ホームステイ型民泊の場合、出入りの多いリビングはどうしても雑多な生活感が出てしまいやすくなります。リビングをキレイに保つコツは、家族みんなに意識改革をしてもらい、手伝ってもらうことです。


お母さんが一人でソックスや雑誌を拾って回っていては、ラチがあかないでしょう。この不毛なサイクルを打ち破るには、そもそもリビングにソックスが散乱しないように、雑誌や学校のプリントが散乱しないように、家族みんなに協力してもらうことが最も大切!


ご家族には、Airbnb(エアビーアンドビー)のカスタマーレビューのことを伝えましょう。宿泊後にゲストが幾つかの項目で★評価を付けますが、その中に「清潔さ」という項目もあります。


Point2.家主不在型民泊の場合、時々はホスト自らチェックに入るべし!


家主不在型民泊の場合、清掃代行業者に依頼している人が多いことでしょう。最近は清掃代行業者の競争も激化していて、掃除の質・量がとても上がってはいますが、それでも代行業者には限界があります。


たとえば、家具や家電のホコリまで掃除されているでしょうか?ほとんどの清掃代行業者はそこまではやりません。毎日(毎回)掃除すべき項目とも言えませんが、かといって10日に1度くらいは拭かないと、ホコリで白んでしまいます。


他にも、洗濯機の洗濯槽洗浄やエアコンの内部清掃なども、清掃代行業者の標準プランでは行ってはくれません。洗濯機の洗濯槽は1ヵ月に1度くらい、エアコンの内部清掃は半年に一度くらい、ホスト自ら掃除をするか、またはオプションで掃除をしてもらいましょう。こうした掃除やメンテナンスを怠ると、機器の劣化を速めてしまうリスクも!


2-3.トイレを掃除する際のポイント。


家の中で最も汚い場所がトイレであり、キレイに保つには並々ならぬ努力が必要となります。


Point1.男性にもしゃがんで小便してもらうよう喚起すべし!


掃除のポイントというよりも汚れを防ぐポイントとなりますが、小便の微細なしぶきの飛び散りは、トイレの悪臭や黄ばみの原因となってしまいます。これを防ぐために、男性にもしゃがんで(便座に腰かけて)用を足してもらうよう、喚起をしましょう。


チェックインの際に身振り手振りで説明をするか、またはイラスト付きの貼り紙を貼っておくのが良いですね。


Point2.大きく汚してしまった場合は、ゲスト自ら掃除してもらうようにすべし!


デパートや駅など公共の場では、客がトイレを汚してもほったらかしにされてしまっていることが多いです。毎日欠かさず清掃の入るこうした場所ならまだどうにかなりますが、民泊のようにチェックアウトまで掃除ができないようなケースなら、ゲストに自分で動いてもらうことも重要になってきます。ホームステイ型民泊でいつでも対応できる場合でも、やはり便の汚れともなればゲストに自分で責任を取ってもらいたいですね。


これも、貼り紙などであらかじめ注意喚起しておく必要がありますし、使い捨ての掃除シートなどをトイレの中のわかりやすい場所に置いておくことが大切です。


民泊はホテルや旅館とは異なる概念のものなので、ゲストに協力してもらうことをためらう必要はありません。


2-4.キッチンを掃除する際のポイント。


キッチンもまた、トイレとは違った意味で汚れやすい場所ですね。


Point1.「使った人が片付ける」が原則とすべし!


ホームステイ型と家主不在型とで様子が異なることではありますが、いずれにせよ、「使った人が片付ける」というルールを設け、それをはっきりと喚起しておきましょう。「チェックアウト後に行ってみたら、食べた後の食器やゴミがそのまま散乱していた!」といった仰天エピソードを吐露するAirbnb(エアビーアンドビー)サイトは少なくなく、これはすなわち、食器洗いすらホストがやってくれるものだと思い込んでいるゲストが存在していることを教えてくれます。


食器を洗うのは当然として、シンク周りに飛び散った水しぶきなども、キッチンを使った人がその都度自分で掃除するようしてもらいましょう。ホストは一日の終わりにチェックをし、排水溝を掃除したり生ゴミ用のネットを取り替えたりする程度で済むようにしたいところです。


Point2.電子レンジや冷蔵庫の中…見えないところも気をつけて!


Airbnb(エアビーアンドビー)の宿泊ゲストには、電子レンジで簡易調理をする人もいます。しかし、操作方法がよくわからずに、お弁当のプラ容器を爆発させてしまったりといったアクシデントは少なくありません(外国人ゲストが多いため、家電の日本語表記がわからないのです)。キッチン掃除の際には、毎回必ず電子レンジの扉を開けて、汚れを確認すべきですね。


冷蔵庫は、チェックアウト後も食品が放置されてしまい、それが場所を取ったり異臭を放ってしまうことがあります。ゲストには、食品に名前と日付を書いてもらい、放置されることがないように工夫をしましょう。ホストか清掃業者が毎日冷蔵庫をチェックして、不要なものはどんどん処分する習慣を作りたいところです。


2-5.浴室を掃除する際のポイント。


Point1.排水溝の髪の毛は絶対に残さないように徹底するべし!


ホテルでは、客室清掃の際に浴室の水しぶきまですべて拭き取りますが、民泊でここまで行うのはちょっと大変ですね。(清掃代行業者はここまで行ってくれるところが多いです。)水しぶきを残すのは構いませんが、排水溝の髪の毛は絶対に取り除くよう、徹底しましょう!前述したように、髪の毛汚れを不快に感じる人は多いのです。


2-6.掃除をするうえでの総合的なポイント。


特定の場所に限らず家全体を掃除する上で、把握しておきたいことがあります。


Point1.家の汚さは返金の対象となりうることを皆に伝えておくべし!


Airbnb(エアビーアンドビー)を含め民泊の良さは、「家庭っぽさ」を隠す必要がないことにあります。子供がクレヨンで描いたパパの似顔絵は飾ったままでOKですし、長期の宿泊ゲストなどには客室の掃除やシーツの洗濯を自分で行ってもらっても構いません。


しかし、だからといって、あまりにもだらしないのはNGなのです!


エアビーアンドビーの返金ポリシーの中に、「施設が汚いことは返金の対象になる」といった記載があります。ゲストがあなたの家を見て「汚いなぁ」と感じてしまったなら、10日間泊めてお世話しても、すべて返金しなければならなくなってしまうかもしれないのです!


この、「汚さは返金の対象になりうる」という事実を、家族や清掃代行業者などにしっかり伝えておきましょう。そうすることで、皆の背筋がシャキっと伸び、掃除に手を抜いたり散らかしすぎたりといったことが起きなくなるはずですよ。

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