
2-(4).これぞホームステイ!優しく手厚いホストの物件はやはり根強い人気。
「人気エリアに家を借りることはできないし、ツリーハウスを建てることなんてできないよ!」なんていう人もご心配なく。お金を掛けなくても人気物件になっているホストはいます。
2-(4)-1.ホームステイ派のゲストは、安全性や交流度、気遣い度の高さを重視している。
Airbnb(エアビーアンドビー)のゲストユーザーは、カスタマーコメントを見て物件の品定めをする人も多いです。このタイプの層は特に、安全性や交流度、気遣い度の高さを重要視しているもよう。では、好意的なコメントがつらつらと並ぶのはどのような物件でしょう?そう!それは、優しく手厚いおもてなしをしているホームステイ物件!
2-(4)-2.日本の場合、「ホームステイ戦略」との相性はとても良い。
他でもなく日本は、この「ホームステイ戦略」との相性がとても良い国。というのも、Airbnb(エアビーアンドビー)人気をけん引している欧米人にとって、東洋の国である日本の家庭風景はとても興味津々!そのため日本は、他の国にもまして「ホームステイ型」物件が人気です。
また、欧米人にとって日本語は難しく、観光や情報収集で苦戦しがちなので、宿泊施設のホストがキメ細やかに相談に乗ると、とても喜ばれます。駅までの送り迎えや日本文化の説明、ハイテク家電の使い方など、小さなことを丁寧に施してあげるようにしましょう。
2-(4)-3.着物やお茶など日本文化に強いなら、絶対アピールするべき!
もしあなたが、家に着物をたくさん持っていたり、茶道の心得を持っていたりするなら、絶対にゲストにアピールすべき!「ねぇ、着物があるんだけど着てみない?」「茶道ってやったことある?」などと声を掛けてあげると、ホームステイ型を好むゲストは大抵喜びます。それはもちろん、高評価・好レビューに結び付き、リピートやクチコミにも結び付きやすくなりますね。
2-(4)-4.投機型民泊だと、この作戦はとれない・・・。
しかし、日本で主流の投機型ホストによる民泊だと、この作戦は取れません。投機型ホストもできる限りの手厚いサービスを徹底している人が多いですが、「暮らしを共にしない」という時点で、圧倒的に手助けやおもてなしが不足してしまいます。
いくら使い捨ての歯ブラシやウェルカムドリンクをいっぱい付けて喜ばせたところで、給湯パネルの使い方がわからないときに助けてもらえないのでは、外国人ゲストとして致命的に「不便」で、高い満足度は提供できません・・・。
2-(4)-5.ホームステイ型で人気を博しても、利益率が高いとはかぎらない・・・。
優しく明るく人情的なホストの物件は、たくさんの予約が入ります。しかし、人気を博したとしても、利益率が高いかと問えば、そうでもないかも・・・?
というのも、ホームステイ業というのは思いのほか手間のかかるものなのです。客間やリビングの掃除だけでも大変ですし、ゲストをお迎えに行ったり、質問に答えてあげたり、チケット予約を手伝ってあげたり、互いの文化の違いについて語り合ったり・・・と、やることは色々あります。
しかし、民泊業界全体の相場下落から、手間のかかるホームステイ型民泊でも1泊2,000~3,000円程度しか取れませんよね。すると、この業務を時給に換算すると、わずか数百円に過ぎないかもしれません・・・。ビジネスというよりは、趣味半分で経営したほうが楽しく続けられるでしょう。