インターネット上ではよく見かけるけれど、読み方がわからない・・・。そんな言葉は結構ありますが、Airbnbもその１つかもしれません。SNSなどを眺めていても、「Airbnbってどう読むの？」と首をかしげている人をよく見かけます。
さて、Airbnbとは、どう読むものなのでしょうか？そして、どうしてこんな奇妙なコトバなのでしょうか？
１ Airbnbの正式な読み方は？
エアビンビ
エアバンブ
エアーブンブ
エアビー
エアービーエンビー
エアアンドビー
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インターネット上でも現実社会でも、様々な呼び方をされている「Airbnb」。どのように呼ぶかは人それぞれ好みが尊重されてしかるべきですが、正式な読み方は決まっています。
１－１．答えは、「エアビーアンドビー」。
「Airbnb」正式な読み方、それは「エアビーアンドビー」。
これは、Airbnbの公式サイトでそう表記されていますから、正式なものと定義づけて良いでしょう。
エアビー、エアビンビなど、どう呼んでもかまいませんが、正式な読み方が「エアビーアンドビー」であることは、把握しておいたほうが良いですね。
１－２．外国人は「エアビーエンビー」と発音する。外国人ゲストの発音を聞いて真似よう。
なお、外国人は「エアビーエンビー」といった発音をします。「エアビーアンドビー」というような日本語読みをすると、外国人には通じないことがあるのでご注意を！
たとえば、駅で外国人ゲストと待ち合わせをするときに、「エアビーアンドビーで予約してくださった方ですか？」と尋ねても、「は？」と言われてしまうかもしれません・・・。
「エアビーエンビー」というカタカナ表記も人によって受け取り方が異なってしまうでしょうから、外国人ゲストの会話に耳をそばだて、その発音をそっくり真似るようにすると良いでしょう。
１－３．日本人では「エアビー」と呼んでいる人が多いかも？
なお、日本人のAirbnb（エアビーアンドビー）愛好者では、「エアビー」という呼び方をしている人が多いようです。ノウハウサイトでも「エアビー」という表記を割りとよく見かけますね。これについても、共通認識として覚えておくと良いでしょう。
２ Airbnbってどういう意味？
「エアビーアンドビー」。読み方はわかりましたが、ではこの言葉、どういう意味なのでしょうか？
２－１．創業当時は「AirBed ＆ Breakfast」という名前だった。
時代を少し遡ってみましょう。Airbnb（エアビーアンドビー）がアメリカ・ロサンゼルスで誕生したのは２００８年のことでしたが、当時はその名前を「AirBed ＆ Breakfast」といいました。「エアーベッド・アンド・ブレックファースト」ですね。
２－２．エアギターなどのエアー。ベッド＆ブレックファーストのＢ＆Ｂ。
航空会社でもないのに「Air」というのも奇異に感じるかもしれませんが、Airbnb（エアビーアンドビー）における「Air」は、空や空気という意味ではなく、「空想上の」といった意味合いです。
「エアギター」という言葉を聞いたことはありませんか？実際には手にしていないギターを、本当に弾いているかように真似するさまを言います。日本では昔から「空気イス」という言葉がありますが、この「空気」もエアギターと同じような意味合いで用いられていると言えそうです。
「AirBed ＆ Breakfast」は、文字面（づら）上では、「Air」という言葉が「Bed」に掛かっているように見えますが、意味合いとしては「Bed」だけでなく、「Bed ＆ Breakfast」全体に掛かっています。
「Bed ＆ Breakfast」とは、イギリス発祥の小規模な簡易宿泊施設のことです。「寝床と朝ごはんだけを提供する」という意味ですね。
この「Bed ＆ Breakfast」を、一般家庭で簡易に再現するコンセプトに対して、創始者ブライアン・チェスキーたちは、「空想上の」といったイメージで携えたようです、そのため、「エアギター」のように「エアー」という言葉を冠したのですね。
２－３．創業の翌年０９年には、「AirBed ＆ Breakfast」から「Airbnb」に短縮改名。
創業の翌年、２００９年にはもう、今の名称である「Airbnb」（エアビーアンドビー）に短縮改名が為されています。短縮改名の理由について、公式サイトやウィキペディアなどに声明はありませんが、単純に長過ぎて鬱陶しいゆえのものでしょう。
２－４． 「Bed ＆ Breakfast」を「B ＆ B」と略するのは、欧米では日常的。
日本では、B ＆ B形式の簡易宿泊施設を説明する際、「ベッド＆ブレックファースト」と正式名称で表記することが多いですが、欧米では「B ＆ B」と略称で呼ばれることが多いです。これは実際の宿泊施設名においても同様ですから、発祥国であるイギリスを中心に、欧米で安い値段の宿に泊まりたいなら、「B ＆ B」という略称はぜひ頭に入れておきましょう。
２－５．そして、「B ＆ B」は「B n B」と略される。
「Airbnb」（エアビーアンドビー）の「bnb」をビーアンドビーと読むのは、日本人としてはわかりにくいですね。「b n b」であればまだ、察しの付く人もいるかもしれませんが。
「Rock'n Roll（ロックンロール）」などに見られるように、「＆」という文字は「n」に略されることがあります。これが、「Airbnb」にも採用されているわけです。
・・・と、このように、「Airbnb」は様々な略語や現代語が複合された単語であるため、多くの人々が読み方に参ってしまうのも致し方ないことと言えるでしょう。
３ 「Bed ＆ Breakfast」という名前だけど・・・。
Airbnb（エアビーアンドビー）でややこしい点が、もう１つあります。
３－１．「Bed ＆ Breakfast」だけど、Airbnb民泊に朝食提供は義務付けられていない。
Airbnb（エアビーアンドビー）の名前の由来である「Bed ＆ Breakfast」とは、「寝床と朝ごはん」という意味なのですが、しかしAirbnbの民泊物件では、朝ごはんの提供は義務付けられていません。朝ごはんを提供するホストもいないわけではありませんが、１割にも満たないのが現状です。
この点は、これからAirbnbホストをやってみようかなと思っている人たちも、宿泊ゲストとしてAirbnbを利用してみようかなと思っている人たちも、注意が必要ですね。
３－２．Airbnbホストをやるにあたって、朝ごはんを提供しなくてもOK。
まずはホストについてです。こちらは「注意」とは言えませんが、「誤解」が多いかもしれませんね。
Airbnb（エアビーアンドビー）で民泊ホストを営むにあたって、別に朝ごはんを提供する必要はありません。ひょっとして、「自宅の一部をシェアするのはかまわないが、出勤時間が早朝だから、朝ごはんが出してやれないんだよなぁ・・・」という理由で躊躇している人がいるなら、その心配は要りません。朝ごはんが提供できなくても、Airbnbホストは行うことができます。
３－３．Airbnb宿泊をするなら、朝食が付くことは期待しないこと。
次はゲストユーザーについてです。こちらは注意が必要ですよ！
Airbnbの読み方が「エアビーアンドビー」であるとわかったなら、「ビーアンドビー＝B ＆ Bだな」と察しの付く人は少なくないことでしょう。すると、朝ごはんが付くものだと思ってしまうかもしれませんが、それは期待しないでください。
繰り返しますが、Airbnbの民泊ホストには朝ごはんの提供は義務付けられておらず、朝ごはんを提供するホストは全体の１割もいません。まれにサービスしているホストも居るのですが、「朝ごはんは、付かないのが普通」なのです。
ですから、朝ごはんは民泊物件に到着する前にコンビニやスーパーで買い出ししていくか、近くにカフェなどあるかリサーチしておきましょう。また、朝食が提供されなかったことでレビューの★を減らしたり、クレームコメントを付けることは控えましょう。