Airbnb(エアビーアンドビー)などの民泊で外国人と接していて、一番気になることは、マナーの違い、およびマナーの違いによって引き起こされるトラブルではないでしょうか。私たち日本人は、世界でも有数に(同じ先進国である欧米と比較してもなお)マナーに敏感な国であるため、外国人の粗野がなおさら目についてしまうのです。
街で見かけるだけならまゆをひそめて終わりですが、自分の家でマナー違反を犯されると、汚れや破損、近隣トラブルを被りかねませんね。民泊ゲストとして交流する外国人にはぜひ、日本のマナーについても積極的に教えるようにしていきましょう。あなたの家を清潔・快適に保つためだけだなく、日本全体の美観を保つためにも、できることで一役買うのはいかがでしょうか?
1 話せばわかる!マナーを教えることの重要性を、まずは理解しよう。
Airbnb(エアビーアンドビー)がニュースやメディアで取り上げられる機会が増えて久しいですが、その話題の半分くらいは、外国人のマナートラブルを嘆くようなものかもしれません。私たちはそれを見て、呆れたり嘆いたりしますが、でもちょっと待って!他者を責める前に、先にやるべきことがあるのでは!?
1-1.「言わなくても察してよ」の日本人心理は、逆に外国人を困らせている。
そうなのです。呆れたり嘆いたり、影でこそこそ悪口を言ったりする前に、マナー違反を犯してる当事者に対して、はっきり「マナー違反ですよ」と注意してはどうでしょうか?
近年、「KY」という言葉が流行語になったように、もともと日本人は、「言われなくても空気で察するべき」という精神的な習慣があります。しかしこれはあくまで日本の文化であり、1日前1ヵ月前に日本に来たばかりの外国人に同じことを求めるのは、酷というものです!彼らは日本の文化を知りませんし、そもそも価値観が異なりますから!
外国人からすれば、「素直に言葉にしない」という日本人の対人態度こそが、他人を困らせる厄介なものだと悩ましげに思われています。すると、私たちもまた、「世界マナー」を知り、使いこなせるようにすべきでしょう。
1-2.「だらしない」のではなく、「マナーが違う」だけかも?
マナーの悪い人たちを見て、私たちは「だらしないな」と感じてしまいがちですが、そうとも限らないのです。彼らの中には、「マナーを守る意図がない」わけではなく、「自国のマナーに従っている」ケースもあります。そうした人の場合は特に、「日本のマナーはこうですよ」と優しく言うだけで、驚くほどあっさりと、改善されるでしょう!
1-3.日本はそもそも、マナーや清潔観念の過剰な国。
外国人のマナーの粗野が目についてしまう理由の一つがこれです。日本はそもそも、マナーや清潔観念に対して、並外れて敏感なのです!
これは、敏感過ぎて「過剰」とも言えるレベルで、たとえば、「除菌にこだわり過ぎるゆえにかえって健康を害している」といった警鐘を、健康情報番組などで目にしたことがあるでしょう。日本人に自殺やストレス病が多いのも、マナーに厳しすぎるがゆえという指摘がありますね。
私たちは、外国人ゲストに対して日本の一般マナーを教えるのと同時に、彼らの「ユルさ」を怒らず気にせず受け止める寛容さを、学ぶ必要があるかもしれません。外国人と交流するうえで、そのような気構えはとても重要です!
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