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民泊経営の心得!民泊は旅人を格安で受け入れる宿の代わりとして人気!-2


2 海外では、民泊が大人気!


2-1.新しい観光レジャーは、いつだってバックパッカーが開拓してきた。

「観光を開拓し牽引するのは、いつだってバックパッカーである」と言われています。たとえば、タイのプーケットやインドネシアのバリといった、楽園ビーチリゾートを開拓したのは、どこだってバックパッカーたちです。タフな彼らは、観光バスが通っていなくても、簡素な宿しかなくても、新しい観光を求めて、道を切り拓いてきました。


2-2.カウチサーフィンそしてAirbnb(エアビーアンドビー)の流行。

デジタル全盛の21世紀、バックパッカーたちが興味を持ったのは、民泊でした。これは、「カウチサーフィン」という、タダで民家に寝泊りさせ合うSNSを通して、隆盛します。異国の地の民家というのは、どこの国の人間においても新鮮でシゲキ的で、その流行はどんどん広がりを見せます。


しかし、カウチサーフィンはその名のとおり、リビングのソファを開放するだけのことも

ある、とても簡素な宿泊です。それでは一般旅行者は受け付け難いということで、大衆化してバージョンアップしたのが、Airbnb(エアビーアンドビー)だったのです。

Airbnbは、民族色豊かな民家でありつつもまともなベッドが提供されるため、民泊の敷居がぐっと下がったのです。


Airbnbは、大げさでもなく絶大なブームを巻き起こしました。日本人にはピンとこないかもしれませんが、海外ではそうです。

2008年にアメリカ・フランシスコで設立されたAirbnbの前身エアベッド&ブレックファストは、わずか3年後の2011年2月に、100万人の予約(宿泊利用)を達成。その翌年には、さらに5倍に上る500万人の利用を達成!すさまじい人気と成長力で、欧米を中心に世界中に拡大していきました。

2012年はまた、英国市場におけるベストモバイルアプリケーションのエディターズチョイス賞を受賞し、また、同年の「最も破壊的なサービス賞」の栄誉にも、輝いています。まさに破壊的な勢いで、旅行業界や宿泊業界に革命を起こし、支持を拡大しているのです。


2-3.日本もようやく、民泊流行の兆し。

日本における民泊は、Airbnb(エアビーアンドビー)が設立されたのと同じくらいの頃、農村留学を皮切りに認知されるようになってきました。が、Airbnbで民泊宿泊する日本人も少なければ、Airbnbで民泊ホストをする人も、なかなか伸びる気配を見せませんでした。

2015年になり、「Airbnbは儲かる投機ビジネスだ!」という噂の広まりとともり、ビジネス的な動機によって、日本中に認知されるようになりました。



3 Airbnbの魅力は?民泊の魅力は?


3-1.日本人だけが知らない、民泊の本当の魅力。

結果的には、世界でも日本でも、Airbnbは流行したわけなのですが、その動機は決定的に違います。日本は、「ビジネス(儲かるから)」というちょっと下世話な動機で流行しましたが、海外では、「宿泊利用する側の支持の大きさ」から、拡大したのです。

つまり、【「宿泊施設として魅力的だ」というふうに、海外の旅行者は賞賛したのです。】


3-2.ローカリズム(地域色)と人情に魅せられて。

日本人は、「シティホテルこそが幸せだ」と考えている人が多いようですが、海外では、あまりそうではありません。海外の、特に欧米の人々にとって、ヨーロピアンな建物・部屋というのは別に珍しいものではなく、そこに憧れもこだわりも無いのです。

もともと欧米人は、ロッジやバンガローといった、ちょっと環境の悪い宿泊施設でも気兼ねなく泊まる人が多いです。彼らは、地域や目的に応じて、フレキシブルに宿泊施設を使い分け、様々な宿泊体験をエンジョイしています。

ひととおりの宿泊施設に飽きた欧米人にとって、「民泊」というのはとても新鮮だったのです。

なぜって?

【一くくりに「民泊」と言っても、国や地域が違えば、その建物がずいぶん異なります!中に住む人々の文化や習慣も、ずいぶん違います!食事だってもちろんのこと!】

そうしたローカリズム(地域色)というものを、彼らは堪能しながら旅して回っているのです。

【しかも、ホテルよりも安い物件が多いのですから、一石二鳥このうえありません!】


どうです?とっても面白そうでしょう?

とっても面白いのです!


3-3.楽しいのは、「エンジョイ目的」の民泊!

日本でも、Airbnb(エアビーアンドビー)などの民泊を利用しはじめたのは、やはり各国のローカル文化に興味の強い、バックパッカーたちです。彼らは、民泊というものが、1つのレジャーとしてとても面白く、有意義で、魅力的なものであることを、理解しています。ついでにホテルより安価なのですから、良いことづくめです。

そして、ホスト側としての登録を牽引したのも、やはりバックパッカーたちなのです。だから彼らは、そのお部屋に安い値段を付けました。儲けよりも、おしゃべりや文化交流を楽しみたかったからです。


安くて楽しいのですから、稼働率も好調に推移します。

そんな実情を誰かがつぶやいたのを、一部の投機家が勘違いして受け取ります。

「Airbnbっていうのは儲かるらしいぞ!」と。

そうして、お金儲けだけを目的にした、人情も文化交流も介在しないタイプのAirbnb物件が、爆発的に増えていきました。2014年~2015年にかけてのことですね。

この流れ(ホストとしての新規参入ブーム)は、今でもまだ、続いています。

しかし、家主不在の投機型物件に関しては、トラブルが多発して警察沙汰になることが多いので、政府が規制強化することを決めています。


【民泊は、泊まるのも受け入れるのもとても面白く有意義なものですが、やるなら「ビジネス目的」ではなく、「エンジョイ目的」にハートフルなお部屋にしましょう!】



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