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民泊受け入れの部屋を準備しよう。民泊稼動ノウハウ!-3


3 意外に大変!ルール作りとルールブック作り。


民泊の受け入れに必要な準備は、家具や家電ばかりではありません。トラブル防止と快適な滞在のためには、ルール作りやそれを記すルールブック作りもとても大切な作業です。


3-1.民泊にはどんなルールを設けたらいいの?


家庭によって重要に感じるルールは異なるので、受け入れを実践しながら決めていくのも良いのですが、トラブルが起きてしまっては困りますよね。そこで、よく採用されているルールを幾つかご紹介します。


(1)ゲストルームではなるべく静かに過ごしてください。

(2)ゲストルームでは飲食をしないでください。布団やラグでクリーニングが必要になった場合、料金を弁償していただきます。

(3)ゲストルームでは禁煙です。

(4)チェックアウトは10時です。遅れた場合は1,000円の追加料金を頂きます。

(5)玄関でクツを脱いでください。

(6)トイレットペーパーは便器に捨てて流してください。

(7)便器にはトイレットペーパー以外のものを流さないでください。

(8)使った食器はご自分で洗ってください。

(9)ゴミは分別をしてください。

(10)ベランダやエントランスで大きな音をたてないでください。

(11)ベランダも禁煙です!!

(12)洗濯機は夜12時以降は使わないでください。騒音になります。

(13)ドライヤーはゲストルームに持ち込まないでください。

(14)長期滞在の方は、ご自分でゲストルームの清掃を行ってください。

(15)バスタオルやシーツの交換は原則として3日に1度です。それ以外のタイミングで交換を希望される場合、ホストにお尋ねください。


(1)(5)(6)など当たり前すぎてコッケイに感じるかもしれませんが、文化の異なる外国人にとっては、言わないとわからないことが結構たくさんあります。


3-2.【トラブル回避は重大使命!】ルールブック作成は気合を入れて!


ホテルに泊まったとき、サイドテーブルに小冊子のようなものが置いてありますよね?ホテルでの滞在ルールが書かれたものですが、民泊でもやはり、同じようなルールブックを準備する必要があります。トラブルを防ぐために非常に重要なものなので、ルールが決まったら気合を入れて制作に取り掛かりましょう。


3-3.ルールブックにはどんなことを書いたらいいの?


ルールブックに書く内容は、ホストごとに工夫を凝らせばかまわないのですが、一般的に多く見受けられるものをご紹介します。


(1)ゲストルームの滞在ルール。

(2)リビングやキッチンなど共有スペースの使用ルール。

(3)エントランスなど近隣住民への配慮事項。外部クレームに備えた注意喚起。

(4)フリーWi-FiやポケットWi-Fiのパスワード、使い方説明。

(5)飲食店や商店などを紹介する近隣地図。(日本食のお店やWi-Fiの使えるカフェなどを特に教えてあげて。)

(6)近隣の観光地の案内。

(7)英語で書かれた路線図やバスマップ。

(8)食事や茶道体験など、追加料金の必要なサービスについて。

(9)避難経路や防災器具の使い方について。


10ページ程度のちょっとした小冊子になるのではないでしょうか。なかなか骨の折れる作業ですが、民泊受け入れではトラブルを防ぐことが最も大切ですから、がんばって!


3-5.日本語版の内容が固まったら、次は外国語版に翻訳を!


日本語版のルールブックが完成しても、まだ準備は終わりではありません。民泊は外国人の利用がもっぱらなので、英語での表記が不可欠です。


民泊では英語でのやりとりが必須になってくるので、ある程度は試行錯誤しながら、自力で翻訳文の作成に努めることが大切。Google翻訳のサイトや和英・英和アプリなどを活用しましょう。



4 ゲストを受け入れるのが怖い?民泊ホストに自信が持てる3つのアイデア。


他人を泊めることや商売になじみの薄い人は、自宅で民泊ゲストを受け入れることに戸惑いを感じるかもしれません。そんな場合、このようなアイデアで慣れていくのはどうでしょうか?


(1)まずは自分でゲストルームに眠ってみる。

(2)まずは友人知人に泊まってみてもらう。

(3)最初の2カ月くらいはキャンペーン価格で受け入れをする。


4-(1).まずは自分でゲストルームに眠ってみる。


利用してみて初めて気づくことが、けっこうたくさんあります。夜間の冷え込みや、朝日の差し込みがまぶしすぎること、騒音、部屋の明るさ(日照)、寝具の寝心地、設備の不備などなど、まずは自分で体験してみて、その感想をフィードバックさせ、ゲストルームをより快適に整えましょう。


4-(2).まずは友人知人に泊まってみてもらう。


感じ方には個人差があるので、自分の体感だけでは掴めない不備があります。これについては、友人知人に協力してもらうのはいかがでしょうか?無償もしくは格安の料金で宿泊を体験してもらい、不満点や要望点をアンケートしてみましょう。友人知人ならクレーム(問題)になることなく、改善点のフィードバックがもらえますね。


4-(3).最初の2カ月くらいはキャンペーン価格で受け入れをする。


これは、Airbnb(エアビーアンドビー)ホストのほとんどが実際に行っていること。受け入れ開始の直後は、オープニング価格を別途設定して、予約が入りやすくするのです。それにより、クレームされる確率を下げながら民泊受け入れのスキルが磨けますし、ゲストレビューを蓄積することができます。



これだけ準備ができれば、あなたももう大丈夫!胸を張って民泊ホストを楽しんでください。


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