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民泊が人気の理由とは? -4


4 Airbnbが引き起こした宿泊施設の価格破壊!


トピック≪Airbnb(エアビーアンドビー)はホームステイ体験の敷居を下げた功労者!≫の中で、Airbnbの影響でホームステイ体験の価格が10,000円から2,000円に下がったことを書きました。こうした価格破壊はもちろん、ホームステイ体験に限った話ではないのです!


4-1.個室は1泊2,000~3,000円。相部屋なら1,000円ちょっと!


市場にはどうしても、価格競争の原理が働きます。それはAirbnb(エアビーアンドビー)でも同様ですね。


すると、一部の民泊ホストが宿泊価格を2,000円に下げたなら、他のホストの多くもそれに追従することになります。もちろん、ヴィトンのバッグがいつまでも10万円であるように、「うちはクオリティが高いから」と1泊5,000円で提供し続けているホストも居ないわけではありません。しかしやはり、全体としては価格低下の方向に進みます。


現状のAirbnbの価格相場を整理してみましょう。


個室タイプ:1泊2,000~3,000円

貸し切りタイプ(ワンルーム):1泊4,000~7,000円(+清掃費)

貸し切りタイプ(ファミリー):1泊8,000~20,000円(+清掃費)

相部屋タイプ:1泊1,000~2000円


特筆すべきは、個室タイプと相部屋タイプです!個室タイプということは、プライベート空間がしっかり確保されているものを指しますが、それでもなお1泊2,000円程度で泊まれるのです!相部屋タイプも価格破壊を起こしたと言えますね。これまで相部屋は、1泊2,000円が相場でしたから、1,000円ちょっとで泊まれるというのは驚きです。


4-2.民宿よりも安く、ペンションの半値以下という価格水準!


わかりやすく、表にしてみましょう。


Airbnb個室

ゲストハウス個室

民宿

ペンション

ホテル

2,000~3,000円

2,500~4,000円

3,000~4,000円

5,000~8,000円

5,000円~∞


おわかりいただけますか?安いと言われてきた民宿やゲストハウスよりもさらに安く、ペンションやホテルと比べれば1/3にも迫る安さです。そのうえペンションと同じような暖かいおもてなしがあるわけですから、コストパフォーマンスの良さはもはや群を抜いています!


4-3.要注意!貸し切りタイプはあまり安くない。


貸し切りタイプに関しては、注意してください!


ファミリータイプの場合、ホテルよりも安くあげられることもありますが、「接客サービスが無い」という致命的な欠点があります。そのためトラブルが多発しやすいという難点も…。また貸し切りタイプの民泊の場合、清掃料金というものが別途5,000~7,000円程度徴収されることが一般的で、宿泊日数が2~3日未満になると、金額的なアドバンテージは無くなるでしょう。


ホテルより優れている点として、「キッチンが使える」ということが謳われますが、それを求めるならコンドミニアムを頼ったほうが良いです。コンドミニアムもやはり、3LDK程度のオシャレな家を家族で貸切ることができ、なおかつフロントにはいつもスタッフが待機してくれていますから、快適に過ごすことができます。


貸し切りタイプの民泊物件は、ホテルが取れなかった人たちと中国人旅行者に人気です。が、それ以外の人々にはあまりウケが良くはなく、好奇心で1度2度は泊まってみても、満足度の低さからホテルやホームステイ型民泊に流れていくケースが多くなっています。

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