民泊が人気のワケ?そんなの「楽に儲かるから」だろう?
なんて思っているなら、あなたは少し、視野が狭すぎるかもしれません。「楽に儲かる」という基準でAirbnb(エアビーアンドビー)などの民泊を取りざたしているのは、およそ日本くらいのものなのです。Airbnbを中心とした民泊サイトや民泊カルチャーは、世界中で話題にはなっていますが、多くの国においてその理由は、もっと違うところにあるのです。人気の理由は、違うところにあるのです。
あなたは、民泊ホスト参入を検討しながらこの記事に辿りつきましたか?それとも既存のホテル泊には飽き飽きしていて、旅行における新しい刺激を求めて民泊での宿泊を検討中ですか?ホスト側/ゲスト側どちらの読者であっても、「民泊の核心」については、知っておいたほうが良いですよ!
1 知ってた?本来のAirbnbは、アットホームな宿泊施設。
日本人がAirbnb(エアビーアンドビー)について知ろうと思うなら、まずは「誤解を解く」というところからはじめなければなりません。
1-1.日本で主流の無人民泊は、世界で主流なわけではない!
日本のAirbnb(エアビーアンドビー)民泊には、投機型の物件が多いです。ワンルームや一軒家を借りてきて家具家電を詰め込み、ウィークリーマンションのように空間だけを提供するタイプですね。そして、この家主不在型の宿泊施設がAirbnbの特徴だと思い込んでいる日本人が多いようなのですが、それは誤解なのです!
家主不在の投機型民泊は、Airbnbの多くの個性の中の1スタイルにすぎません。当然ながら、それこそがAirbnbの代名詞であったりはしませんし、ウリであったりもしないのです。
1-2.世界のAirbnbフリークが愛しているのは、ホームステイ型民泊でのローカル体験。
まぁ、近年は諸外国でも日本のような家主不在型物件が増えてきつつあるのですが、しかしAirbnb(エアビーアンドビー)が爆発的人気を得たときに看板選手であったのは、家主不在型民泊ではありませんでした。人のぬくもりと思いやりにあふれた、ホームステイ型の民泊物件なのです。
外国人のAirbnbフリークたちは、このホームステイ型民泊に夢中になったのです!出会ったばかりのホストファミリーたちと一緒にゆっくり朝食を食べたり、一緒に夕食の調理をしてパエリアの作り方を習ったり…そうした家庭体験やローカル体験に価値を見出していたのでした。
1-3.ホームステイ民泊が旅行の目的のメインディッシュになっているくらい!
どんな家主が待っているか、何が起こるか、どんな話題で盛り上がるか…それは行ってみるまでわかりません。ビックリ箱やサプライズのバースデープレゼントのようなことを、外国の、特に欧米人の旅行者たちはAirbnb(エアビーアンドビー)を通して楽しみはじめたのです。サグラダ・ファミリアの写真を撮っても皆と同じような体験にしかなりませんが、ホームステイ型民泊であれば唯一無二の体験が味わえます。どちらが思い出に残るでしょうか?尋ねるだけナンセンスですね!