
「在宅介護をやめたい!」と悲嘆する理由が、「親が暴力的な人なので生活するだけでも辛い」という人もいるでしょう。
離れて暮らしたいものですが、その暴力性ゆえに、共同生活の場である老人ホームでは拒否されてしまいそうで戸惑ってしまいます。
暴力的な人でも入れる老人ホームはあるのでしょうか?
「サ高住」や「シニア向け分譲マンション」は入れそう。
お察しのとおり、一般的な老人ホームは、暴力的な気質のある人の入居を拒否しています。無理やりそれを隠して入居にこぎつけたとしても、ホーム内で暴力沙汰を起こしてしまえば退去させられることになってしまいます。
しかし、「サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)」と「シニア向け分譲マンション」という施設種については、入ることが出来るかもしれません。
サ高住とシニア向け分譲マンションは、「一人暮らしをするマンション」だからです。
一般的な老人ホームとは異なり、レクリエーションの日課などありませんし、他の高齢者と愛想よくコミュニケーションをしなくても暮らしていくことが出来るのです。
フロントスタッフが見守りや対応をしてくれる。
サ高住やシニア向け分譲マンションは一般的に、ホテルのようにフロントデスクがあります。そこには専門知識を持ったスタッフが常駐しており、「アイロンがけを頼みたい」「買い物を頼みたい」といった入居者の依頼に対応してくれます。
そして、定期的な見守りサービスも付帯しています。
食事サービスの提供されているところもあります。
つまり、ご家族もほとんど親御さんと交流することなく生活することが出来るようになります。
いかでしたか?
元々が暴力的な気質ではなくても、認知症を患うことで暴力的になってしまう人もいますね。
いずれにしても、どこの施設にも入れないということはあまりないはずです。粘り強く探してみましょう。