
不動産投資では一般的に、銀行からの融資で住宅ローンを組んで、少ない元手でも高額な家を買います。
しかし、ローンを組むことには限界があり、銀行に相談してもNOと言われてしまうこともあるでしょう。
銀行からの融資を受けやすくする方法はあるのでしょうか?
不動産仲介業者を挟んで運用するのが良い。
特にあなたがまだ不動産投資の初心者なのであれば、自力でアパートやマンションなど買おうとせずに、不動産仲介業者、不動産業者とタッグを組んで運用を行うほうがよいです。
不動産仲介業者は、入居率の高い自社物件を持っていたり、勝率の高い物件を嗅ぎ分けることが得意です。そのため、同じ値段のローンを申し込むとしても、不動産仲介業者を挟んで交渉をしたほうが、融資が通りやすくなります。格段に通りやすくなります。
どうしても自力で運用し、自力で銀行と融資の交渉を行いたい場合は、対策をとることが大切です。
返済と収益をシミュレーションした企画書をプレゼンしよう。
あなたがサラリーマン時代に培ってきたPowerPointの技術はまさにここで役立ちます!
今あなたが狙っている物件における、家賃収益と経費、エリアにおける入居率予測、それらに基づいた返済目処をシミュレーションして、企画書を作ってプレゼンしましょう。
ただ「4,000万の家を買うからお金貸してください」ではなく、「このように高利回りの物件ですから、返済能力は高いです。貸してください」と交渉したほうが、格段に融資が通りやすいのです。
マンションよりもアパート。収益性の高い商材で行おう。
要するに銀行は、「幾ら貸すのか」という総額だけでなく、「返済目処が立つか」ということを気にします。
たとえば、ファミリーマンションもアパート一棟も4,000万円程度で買えます。
しかしファミリーマンションは家賃15万円にしかなりません。
それに対してアパート一棟は、8室もあれば月収50万円近くにもなります。
貸す側の心理として、同じ4,000万円でも月収益50万円の案件のほうが優先して貸したい、ということがわかりますよね?
マイホームを買いたい場合も応用できる!
投資物件ではなくマイホームを買いたいと考えていてローンが組めるか悩んでいる場合も、この記事の内容が応用できます。
たとえば、1件目を不動産投資用に購入してしまい、マイホームが2件目だ、という人もいるでしょう。普通は、格段に融資が受けづらくなります。
しかしそのマイホームを、「マイホーム兼投資物件」にするならば?
たとえば、「母屋付きアパート」などにして賃貸収入の得られるマイホームにするならば、家賃収入による返済能力が格段に高いため、融資が受けやすくなります。
いかがでしたか?
銀行は、あなたの「年収と物件の総額」だけを見ているわけではないのです。
要は返済目処が立つかどうかを見ています。返済目処の立ちやすい物件を選んだり、返済目処が立つことをわかりやすくプレゼンしたりすることで、融資は通りやすくなります。