ヨーロッパには、中世に建てられた歴史あるお城をホテルとして一般旅行者に開放している場所がたくさんあります。特にドイツはその数も多く、古城めぐり(見学)とあわせてお城宿泊はドイツ観光の大きな目玉ですよね。フランスやイギリスにも多いです。
実はこのお城ホテル、手が出ないほど高額なお値段というわけでもないので、ちょっとした記念の旅行などでは、利用してみてはいかがでしょうか♪
おすすめのお城ホテルを5つ、厳選してご紹介します!
意外に安い!1泊2人で20,000円前後で泊まれちゃう♪
本物のお城に泊まるなどと言ったら、一体いくらするのでしょう!?金額を想像するだけで、もうお城ホテル泊をあきらめきってしまっている人が多いかもしれませんね。
リゾートホテルやシティホテルの5つ星スイートで50,000円はしますから、本物の中世の古城となると、10万円?いや、20万円・・・?
答えを聞くのも怖くなってしまいそうですが、意外な事実!お城ホテルの宿泊費用は、そう高くもないのです。もちろんお城ホテルによって金額は様々ですが、1泊2人20,000円くらいで泊まれるところは少なくありません!
これなら、特別な記念日どころか、ヨーロッパに行くとき毎回1泊くらいはお城泊を挟んでもいいくらいですね♪
ヨーロッパのお城ホテルおすすめ厳選5選!
それではいよいよ、具体的におすすめのお城ホテルを厳選して5つ、ご紹介していきます。
第1位:アルトホフ・グランドホテル・シュロス・ベンスベルク(ドイツ)
ご覧ください!この美しく荘厳なたたずまい!
古城ホテルというよりも、もはや宮殿です!石壁の年代を感じさせるホテルも魅力的ですが、やはりこうした白亜宮殿のようなたたずまいにトキメいてしまう人が多いのではないでしょうか。
もちろん外観だけではありませんよ。美しい庭園があり、プールがあり、絶品のドイツ料理だって味わえます。
この夢のような宮殿ホテルも、わずか1泊2人20,000円ちょっとで宿泊可能なのです♪
このアルトホフ・グランドホテル・シュロス・ベンスベルク、JTBサイトのお城ホテル特集でも真っ先に紹介されていますね。
第2位:シャトー・グラン・バライユ(フランス)
サンテミリオンのブドウ畑に囲まれた、フランスらしいデザインのさわやかで美しいホテル。
古城ホテルは交通の便のよくないものが多いのですが、シャトー・グラン・バライユはアクセスしやすい場所にあるのもうれしいところです。
第3位:シュロス・ホテル・クロンベルク(ドイツ)
こちらはシュロス・ホテル・クロンベルク。中世のヨーロッパにタイムスリップしたような、歴史を感じさせる外観が魅力的ですね。外観だけでなく内装も、豪華なアンティーク家具で彩られており、お城暮らしをしていた中世貴族の生活を追体験したような気分にさせてくれます。
ライン川沿いのこじんまりとした古城ホテルとは異なり、シュロス・ホテル・クロンベルクは広々として解放感があり、いっそうゴージャスな気分に浸れますよ。
なお、ロンベルクの駅からタクシーが捕まりにくいことが多いようです。事前にホテルにピックアップを依頼するか、タクシーを手配しておきましょう。
シュロス・ホテル・クロンベルクも高級感ある割りにコストパフォーマンスが良く、1泊2人20,000円ちょっとで泊まることができそうです。
第4位:ホテル・ブルク・トレンデルブルク(ドイツ)
なんと、グリム童話ラプンツェル(ディズニー映画にもなりましたね!)のモデルとなったホテルが、ドイツにはあります!ホテル・ブルク・トレンデルブルクがそう。
ラプンツェルを意識していて、毎週日曜日にはラプツンツェルを模した髪の長い女性が、パフォーマンスをしているとか・・・!?
ホテル・ブルク・トレンデルブルクの魅力は有名な映画のモデルであるだけではありません。周囲の景観や内装、接客も申し分なく、ラプンツェルを知らない人でも満足できるでしょう。しかもお値段も1泊2人で20,000円くらいとリーズナブル!
5位:シャトー・ド・ナミュール(ベルギー)
20,000円でも高いわ!もうちょっと安いお城ホテルはないかしら・・・
そんな人にご紹介したいのが、ベルギーにある シャトー・ド・ナミュールです。
ホテルスタッフの養成機関が経営しているという異色の古城ホテルで、スタッフはホテル学校の生徒が担います。とはいえ、指導と監視が行き届いているためか、むしろ他のお城ホテルよりも接客マナーが良いようす。
また、シャトー・ド・ナミュールは古城にしては設備が近代的。設備の快適さを重視する日本人と、相性が良さそうです。
そんなシャトー・ド・ナミュールなら、2名1泊15,000円くらいで泊まれちゃいます♪
新婚旅行やアニバーサリーなら、その旨を事前にホテルに伝えて♪
お城ホテルの宿泊は、ハネムーンや結婚10年記念などお祝い旅行でプランニングすることが多いでしょうか。何かお祝い事であるなら、予約の際にホテルにそれを伝えましょう!「ハネムーンで泊まります♪」といった具合です。
すると、ホテル側が気を利かせて、ケーキのプレゼントをしてくれたりハネムーン仕様のベッドメイキングをしてくれたりすることが!
必ずやってくれるとはかぎりませんが、こうしたサービスの利くところは多いですから、とりあえずアピールはしておきましょう。
チェックイン当日に告げても準備が間に合いませんから、予約の際に伝えておくことが大切です。ホテル予約サイトの予約画面に、「特記事項」など書く欄があるはずなので、ここに記載しましょう。
パックツアーで旅行代理店経由で申し込む場合、その旅行代理店のスタッフに告げれば、伝言してくれるかもしれません。
いかがでしたか?
ドイツにはお城がたくさんあり、ツアーでお城の中を見学するのが一大観光となっています。そうしてお城を見たあとにお城ホテルで泊まると、「自分もお城に泊まれるなんて!」とさらに興奮しそうですね♪
お城ホテルも、値段はシーズンや空室状況などで微妙に変わります。いずれにせよ高い買い物になりますから、トリバゴなどの比較サイトを使って、ベストプライスで予約したいですね。
もっと知りたい!ヨーロッパのお城ホテルをエンジョイするヒケツ。
ヨーロッパのお城ホテルについてもっと詳しく掘り下げたい方は、以降のトピックも参考になさってくださいね。
気を付けて!お城ホテルに泊まる際の注意点。
お城に泊まるというロマンチックなムードで頭がイッパイになってしまうかもしれませんが、お城ホテル泊には注意点もあります。事前に対策を練っておきましょう。
アクセスが良くない傾向アリ。タクシーは必須と考えて!
古城ホテルの多くは、緑豊かなロケーションに建てられていることが多いです。それゆえ中世にタイムスリップしたようなロマンチックなムードを感じさせてくれるわけなのですが、交通便の悪さがたまにキズ。
レンタカーでの旅行でないなら、タクシーが必須と考えましょう。駅などから歩けそうな距離だとしても、延々と続く石畳のゴツゴツ道を(しかも登り坂なことも多い!)スーツケースを引きながら歩くと、あなたもスーツケースのタイヤもボロボロに・・・。
タクシーはそれなりにお金が掛かるので、その費用も計算しておく必要があります。
食事代は別。そして食事にとてもお金が掛かる!
お城ホテルは基本的にどこも、食事が含まれていません。朝食すら別料金であることも多いです。
そしてお城のレストランとなるとやはり料金は張ります。他のレストランに食べに行くにしてもタクシー代がかさみ・・・と、なかなか厄介。食事にもかなりのお金が掛かることを覚悟しておきましょう。まぁヨーロッパでは、普通に外食しても2,000円くらいかかってしまいますね。
子供はお断り!?料金表示がなくても問い合わせてみて。
お城ホテルには、子供料金について表示をしていないところが多いです。やはり子供客はソソウが多いので、あまり受け入れたくないという思いがあるのでしょう。
しかし、家族で泊まりたいなら問い合わせてみる価値はあります!条件によっては、お子さんも一緒に泊めてくれるでしょう。
ホテル公式サイトからの予約は高額!比較サイトから予約しよう。
近年はどこのお城ホテルも立派なホームページを持っており、ホテルの情報や写真を詳しく掲載してくれています。そうしたものを見るために公式サイトをのぞくのは有意義ですが、でも予約はちょっと待って!
公式サイトは料金が高いです。Booking.comなどのホテル検索サイトは、公式サイトの掲示する料金よりもかなり安く、ときには半額以下なんてことも!上手く活用しましょう。
Tシャツジーパンじゃさまにならない。服装に気を付けて。
お城ホテルでは、ドレスコードを設けていることは基本的にありません。ドレスコードとは服装の制限ですね。そのため、Tシャツ&ジーパン姿のバックパッカーでも宿泊自体は可能です。
しかし、やはりTシャツやジーパンのようなラフな姿だと、お城ホテルでは浮きます(笑)せっかくのお城ホテル泊で記念写真を撮ってもサマにならないのでは、もったいないですね。
ドレスを着る必要などはもちろんないのですが、ワンピースや上品な服装を1組持っておくと良いです。
予定は何も入れないこと!
お城ホテルに泊まるなら、滞在期間中は他のレジャーを入れないようにしましょう。お城ホテルは寝食を得るためだけのものではなく、滞在自体が立派な観光なのですから!
細部までこだわり抜かれたデザインやインテリアを堪能しましょう。ホテルは、客室よりも共有エリアのほうがインテリアに凝っていますし、お金をかけています。客室にこもらず、ラウンジや共有バルコニーなどをのぞいてみましょう。広いお庭も必見です。丁寧に手入れされた美しいお花たちがあなたを歓迎してくれるでしょう。また、宿泊客専用のプールやジムなどもあることがあるので、チェックしてみて。
チェックインは早めに。チェックアウトはギリギリに。
上と同じことですが、お城での滞在をなるべく長くエンジョイするために、前後の旅程も工夫をすると良いですよ。
他の街で観光してから夜遅くにチェックインするのではなく、昼過ぎにはもうお城ホテルに来てしまいましょう。ホテルのチェックインは15時~が通例ですが、お部屋が空いてさえいればそれより早い時間に通してくれます。仮にチェックインが不可能でも、スーツケースをフロントで預かってもらって明るいうちに庭園のお散歩などできれば有意義ですね。
お城ホテル滞在後のスケジュールもキツキツにはせず、10時ギリギリにチェックアウトしても支障がないようにプランニングしておくとよいですよ。
ヨーロッパ旅行の費用は?
お城ホテルの宿泊料金は、日本の高級旅館に毛が生えた程度のものだということはわかりました。では、旅費全体はどうなのでしょうか?ヨーロッパ旅行をすると、旅費はどのくらいかかるものなのでしょうか?
ヨーロッパの場合、安くあげたいならパックツアーが安いが・・・
一般的にパックツアーは、高級なものばかりを詰め込むので割高になります。自分で航空券を手配し、小ぎれいな2つ星ホテルなどブッキングするほうが、パックツアーよりも安いですね。しかし、ヨーロッパ旅行については話は別。基本的に、パックツアーにプランニングを任せたほうが旅費の総額は安くすみます。航空券と大差ない値段で数泊分のホテル代までついてきます。
しかし、こうした格安ツアーではお城ホテルに泊まるものはありません。お城ホテルに泊まることを念頭におくなら、個人旅行で計画を練ることが大切になってきますよ。
ヨーロッパまでの航空券は70,000円程度。
LCC(格安航空会社)の発達に伴い航空券の値段もどんどん安くなっており、ヨーロッパまでの飛行機代も往復70,000程度で済みます。直行便だと高く、10万円近くしますが、乗り継ぎ便では60,000円を切ることも!
1週間程度の旅程があるなら、時間のかかる乗り継ぎ便でもあまり支障はないでしょう。4~5日程度の弾丸旅行なら、だんぜん直行便のほうがベター。
ヨーロッパは食費が高い!1人1食2,000円くらいで見積もって。
ヨーロッパの現地物価は、実は日本とあまり差はありません。そんなに高くないのです。イタリアやスペインにいたっては日本よりも安いほど。しかし、「外食費」となると高くなります・・・。
ヨーロッパには、サイゼリヤやロイヤルホストのようなチェーンの外食店がなく、もっぱら個人経営の上質なレストランばかり。内装も料理もサービスも質は高いですが、値段が張りますね。メインディッシュ1皿で1,000円超、お酒なども含めると2,000円くらいにはなってしまいます。
マクドナルドなどのファーストフードでも、800円くらいはかかるでしょう。
朝食にも注意が必要です。ホテルは高くても安くても、朝食を含まないことがあります。オプションで付けるわけなのですが、その料金が1,500円くらいしたりします!朝食で1,500円というのはちょっと厳しいですね。5つ星クラスの高級ホテルになると、朝食だけで5,000円することも。
食費を安く節約する秘訣は、スーパーマーケットを活用することです。ヨーロッパのスーパーマーケットも日本のそれと同じように、パンが充実していますしお弁当・お惣菜パックのようなものが充実しています。これらを活用すれば、1食500円くらいで済ませられるでしょう。朝食などはパンとコーヒーでも良いのではないでしょうか。
ただし、ホテルが高級になればなるほど、スーパーマーケットが近くにない傾向にあります。観光で外出したついでに買いこんでおく必要がありますね。
ヨーロッパは、観光には意外とお金がかからない。
ホテル代も食費もかさむヨーロッパ旅行ですが、一転、観光費用は割安な傾向にあります。
というのも、ヨーロッパの場合は街並みを散策するだけでも観光になってしまうから。ガイドブックに載っている観光名所も街角にたたずんでいるものが多く、特に入場料もかかりません。
教会巡りはヨーロッパ旅行のハイライトですが、これも無料のものが多いです。鐘楼に登る場合だけ有料、なんていう教会が多いですね。
美術館は1,500円前後はかかります。しかし、教会にも優れた美術作品が山とあるので、特定の美術作品・作家にこだわりがないなら、教会めぐりだけでも充分に、ルネサンス芸術を堪能できますよ。
ヨーロッパの飛行機代は安い。上手く使おう。
ヨーロッパは日本以上にLCC(格安航空会社)が発達しています。そして、ヨーロッパの国は意外と狭いです。すると、たとえばドイツで主要都市から主要都市に移動するのに、航空券代は3,000円程度で済んでしまったりします。
西ヨーロッパの隣り合わせの国々を首都移動するのも、5,000円程度で飛べます。
電車やバスで移動しても同じくらいのお金はかかるので、時間の節約も兼ねて飛行機を積極的に活用しましょう。
同じヨーロッパでもエリアによって物価に差がある!
ヨーロッパと一口に言っても、西欧、北欧などのエリアによって物価には差があり、かかる旅費にも差があります。
最も高いのは北欧です。フィンランド、スウェーデン、ノルウェー、デンマークですね。北欧はホテル代がとても高い傾向にあり、これが旅費総額を押し上げてしまいます。現地物価自体はそれほど高いわけではありません。
なお、スイスもこの物価帯に属すると考えてください。スイスはスーパーの品物やレストランなども高いです。
次に高いのは西欧。イギリス、フランス、ベルギー、ドイツなどです。
現地物価は日本と同じくらいなのですが、旅行者が利用する飲食店などは高い傾向にあります。
洋服を買いたいとき、観光地や旅行者向けエリアのブティックではなく、現地の人が買いに行くお店・エリアに行けば、日本よりも安く買えることすらあります。日本でヨーロッパブランドが高額なのは、輸入する手間賃が乗っているからです。
3番目はイタリア、スペイン、ギリシヤです。
これらの地域は西欧よりもやや物価が安いですね。ただし、旅行者向けのお店にばかり入るなら、物価安の恩恵はあまり受けられないでしょう。
中欧・東欧は物価がとても安いです。
どのくらい安いかと言えば、現地の物価は日本の1/2くらい!相当安いです。旅行者向けの施設は価格が高めに設定されていますが、それでも西欧よりは一回り安いことを実感できるでしょう。
ヨーロッパ旅費の総額は?
結論としては、ヨーロッパ旅行の旅費総額はこれくらいが目安です。
西欧1週間→20万円
北欧1週間→25万円
南欧1週間→15万円
中欧・東欧1週間→12万円
なお、これは2人1組での旅行を想定しています。1人旅の場合は宿泊費用が高くつくので、これらよりもさらに1.2倍くらい掛かると考えましょう。
お城ホテル泊を組み込むなら、ここからさらに、1泊につき10,000円くらいを加算しましょう。お城でないホテルも1泊10,000円くらいはしますから、お城ホテルに泊まっても割り増しは10,000円程度。2人で割るので1人頭5,000円程度です。しかし食事やタクシー移動などでも割り増し出費がありますから、1泊10,000円程度のプラスアルファと見積もっておくのが良いでしょう。
お城ホテルはなぜ安い?
お城ホテルの宿泊相場が20,000円程度と知って、驚いた人は多いのではないでしょうか?現代人の作った4ツ星、5ツ星ホテルでさえ、20,000円、30,000円するものは数多くあります。それよりもさらに高額な調度品で彩られたお城ホテルは、もっともっと高くても良さそうなものですが・・・
お城ホテルが安いのは、建物自体にあまりお金がかかっていないからです。お城は昔の人が造ったもので、現代のお城のオーナーが大金をはたいて入手したわけではありません。多くの場合それは親から譲り受けたもので、経費がかかっていないのです。
そのため、お城ホテルは建物の豪華さに対するコストパフォーマンスはとても良いと言えますね!
星の数にはこだわらないほうがベター。
ホテルのグレードは、星の数で格付けされています。一般論として、星の数が多いほどラグジュアリーで高級なホテルということになるのですが、実情としてはこの格付け、あまりアテになりません。
エクスペディアなどのホテル予約サイトで、5つ星ホテルに3.5点のレビューがついていたり、逆にオープンしたばかりの2つ星ホテルに4.5点のレビューがついていたりするのを見かけませんか?
ホテルの格付けは設備の内容によって決定されるもので、設備がすぐれていても内装があまりキレイでなかったり、スタッフの質がよくないことがあります。逆に、2ツ星ホテル相当の設備しかなくても、とてもオシャレな内装を持っていたり気の良いオーナーが経営していたりします。
ホテルの公式サイトやホテル予約サイトには、そのホテルの外観・内観の写真がとても充実していますね。これらを実際に眺めましょう。そしてクチコミレビューを眺めましょう。ホテルの自称の宣伝文句も、ガイドブックの美辞麗句も、あまりあてにはならないので、自分でしっかりリサーチすることが最上の満足を得るコツです。
また、お友達の「オススメ!」も鵜呑みにしないこと。ほとんどの一般人は、海外旅行の経験がそんなに豊富ではありません。1つしかお城ホテルを知らなければ、「最高!」と思うものです。しかし、3つも4つもお城ホテルを経験した後に泊まってみると、「イマイチだな」と感じたりします。お友達のおすすめ情報は、参考程度に留めましょう。
ホテルレビューの口コミもアテにならないことがある!
なお、利用者レビューがとても参考になるのかと言えば、そうとも言い切れません。
まず、外国人と日本人とでは感じ方がかなり違う点に要注意です。つまり、外国人のレビューばかりで4.8点の高得点がついていても、日本人のあなたはあまり満足できない可能性があるのです。
外国人は、浴室の中にトイレがあっても不快には感じません。それは減点要素にいはならず、とりたててコメントするような内容でもありません。しかし日本人にとってはかなり重大なマイナス要素であったりします。
また、電化製品の機能性についても日本人ほどこだわっていません。スタッフの接客態度についても、細かいことは気にしていません。ルームサービスで頼んだ紅茶が30分かかっても、それを問題視はしないのです。
高級ホテルの中には、日本人と外国人のこうした好みの違いを考慮し、日本人が好む仕様のホテルを建てて経営しているところもあります。これらはとても快適ではありますが、しかし重厚なルネサンス美を持っていることは少ないです。ルネサンス的な美しさを期待する人にとって、現代的なホテルは、それがどんなに高級でも、薄っぺらく感じてしまうでしょう。
さらに、レビューを付ける一般人の採点基準はまちまちだということも知っておきましょう。
「普通だな」と感じたときに、3点を付ける人もいれば4点を付ける人もいます。たとえば、女性は3,4,5のいずれかしか付けない人が多く、男性は過度に辛口に採点する傾向があります。
レビューというのも、実は曖昧なシロモノなのです。
NEVERまとめの情報もアテにはならない!
「どこのお城ホテルが良いかな?」と検討するにあたって、インターネット上の情報を参考にする人は少なくないでしょう。それはかまわないことなのですが、NEVERまとめなどの素人投稿タイプの情報記事は、アテにしないほうが良いです。
NEVERまとめなどは、インターネット上からテキトーに記事や写真を拾ってきてつなぎ合わせているだけ。実際に体験して書いているわけではなく、良し悪しを分析できる目の肥えた人が書いているわけでもありません。記事を書くとお小遣いがもらえるので、書いているだけです。
それなのにどの記事も、何十万という人が「いいね」をしたりブックマーク登録をしています!あまり鵜呑みにしないほうが良いのですが・・・。
お城ホテルは最高級?日本人はそう思えないかも・・・
お城ホテルはやはり、すべてが最高級・最上級なのでしょうか?日本人の場合、そうは感じられないかもしれません。
お城ホテルのスタッフは正社員が務めます。何年もそこで、または他の高級ホテルで給仕してきたような人々です。しかし、そもそもヨーロッパでは、日本ほどサービス業のサービスは手厚くないですし、マナーも繊細ではありません。
日本の高級レストランや高級ホテルでの接客に慣れた人にとっては、お城ホテルの接客はやや粗雑に感じられることもあるでしょう。これは文化の違いによるものなので、「こういうものだ」と受け入れることが大切です。20,000円ではなく30,000円のホテルに泊まっても、スタッフ対応のクオリティは変わりません。
また、ヨーロッパのホテルは、浴室とトイレが一体になっているものが多いです。これは高級ホテルにも言えることで、お城ホテルにさえも言えることです。
日本のホテルは2ツ星でさえも風呂トイレ別は当たり前で、日本人は浴室の中にトイレがあることを不快に感じる傾向にあります。
そのため、お城ホテルに泊まっても、こうした不快感を感じることはあるでしょう。
換気扇の設置や冷暖房の性能、建物のドアが重たいなど、機能の面では日本の2ツ星ホテルよりも劣るようなものもあるので、それも覚悟の上で泊まりましょう。
いかがでしたか?
お城に泊まるなんて夢のまた夢と思っていましたが、意外と身近なものだということがわかりましたね。ハネムーンや恋人との旅行はもちろん、普段の旅行にもアクセントとして挟んだり、女子旅のメインディッシュに選ぶのも盛り上がりそう!
ただし、お城だからといって何もかもが最上級というわけではないので、慎重に選びましょうね。サイコウのお姫様体験は、計画の段階から始まっています♪
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