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小説「シャンバラとアセンション」Vo.9

エピソード19


私たちは、再び屋内に戻った。

そして、エンは、改めて食事を出してくれた。

チャーハンとウリ二つの料理だった。


おコメは、栽培されているようだ。

玉ねぎ、ニンジン、タマゴもわかった。

そのような食品は、3次元社会と同じように、生産されているようだ。

1つ2つ、見たことの無い素材が、混じっているようだった。

ベトナムやカンボジア辺りでは、普通に食されているかもしれない。



お肉や魚は、完全に食べないそうだ。

3次元社会でも、ピリチュアリストたちには、

肉魚を食べない人が多い。…多いのか?


日本は、パワーストーンやアロマなどを楽しむ人が、爆発的に増えたが、

ベジタリアン・レストランの普及が、致命的に遅れている。

欧米諸国では、大都市・観光都市を中心に、

もっと数多くのベジタリアン・レストランが、店を構えている。



パワーストーンのブレスを身に付けたり、

アロママッサージを受けたりすることには、

大した手間は、掛からない。

旦那の稼ぎの一部を、拝借すれば良いだけだ。


しかし、

「食事を見直す」という作業は、

なかなか大変だし、慣れるまでは、ストレスも掛かる。



…つまり、

日本のスピリチュアリストというのは、

「自分の行動を改善するような取り組み」は、殆ど行わないのだ。

そして、お金で珍しいものを買ってきたり、

セッションを受けたりして、満足しているのだ。

だから、

私が見ている限り、

誰一人、「魂の癒し」なるものは完了しておらず、

日々、ネットで、新しいオモチャを探し続けている…



このような、

他力本願な、商業的な、スピリチュアリズムに、

警鐘を鳴らしているスピリチュアリストが、ごく少数、居る。

けれども、大衆は、

「物事の正否」ではなく、「自分たちの好み(オモチャで遊んだり、金儲けしたい)」

によって、情報発信者を選り分け、攻撃したり、否定したり、し続けている。


このような惨状を眺めていれば、

大衆に、スピリチュアリストにでさえ、

アセンションが不可能であることぐらい、

にわか者の私にでも、明白に感じられる…!



エンの作ってくれたチャーハンを食べると、

両手がポカポカと、温かくなった!

これは、エネルギーが豊富に満ちている証拠だ。

「エンの料理はすごい!」と、素直に褒めると、

「シャンバラの住民は誰でも、このような料理を作る」

と、笑っていた。子どもでも、出来るらしい…。


エンは、逆に、私のことを、褒めた。

視覚的なサイキックに依存している人たちは、

エネルギーを熱で感じることは、出来ないからだ。

恐らく、

ドリーン・バーチューがこのチャーハンを食べても、

「美味しいわね♪」くらいしか、言わないだろう。



…私は、

ドリーン・バーチューや江原さんを、批判するつもりは、無い。

毛頭、無い!

私自身、彼らの著書やカードなどに、たくさんお世話になった。


ただ、彼らの発信している内容や、発信しているスタンスが、

「初級レベル」に過ぎないという事実を、指摘しているのだ。

私も最近、その事実に気付けた!



私自身は、

本を何冊も書けるような人間では無いのだが、

彼らよりも高度な内容を、高度な方法(より、愛に満ちた方法)で、

発信しているスピリチュアリストを、2~3人、知っている。

私が誇れるのは、あくまで、

「見分ける眼力」だけである。

ドリーン・バーチューや江原さんには、

私には無い知識や見解、経験も豊富なわけなので、

彼らの総合力そのものには、敬意を表している。



エピソード20


食事が済む頃に、

他の家族が、家に戻ってきた。

どうにも、

私に都合が良過ぎるように感じたが、その通りだった。

私の状況を理解した上で、

頃合を見計らって、登場してくれたらしい。

感謝、感謝である。



30歳程度の外見を持つ男性が一人と、

20代半ば程度の外見を持つ女性が一人、

4~5歳の女の子が一人、

みんなで手を繋いで、帰ってきた。



一体、どのような恋愛(婚姻)関係なのか、

混乱した読者も、多いかも知れない。

5次元社会では、

結婚や、「1対1のパートナーシップ」は、営まないのである。


その事実は、

エンたちに訊く前から、知識として、知っていた。

やはり、「本当だったのかー!」という驚きは、あったが。


驚くなかれ、

この女の子は、

この2人の女性の子どもですら、無いのだ!

この男性の遺伝子すら、継いでいない。


全く他所のカップルから誕生した女の子を、

この3人の男女の、「親としてのレッスン」のために、

「借りてきている」ような、状態なのである!


現代日本からは、考えられないシステムであるが、

沖縄辺りでは、似たような暮らしをしている人たちが、若干数、居るようだ。

つまり、

「血の繋がりに囚われず、愛を持って、子育てをする」

という人たちが、現代日本にも、存在しては、居る。



私にとっては、既知の事実であったため、淡々と書くが、

この男性は、この2人の女性どちらとも、セックスを交わす。

この、2LDKの狭い家の中で。

私の前ですら、4~5歳の子どもの前ですら、セックスを交わす。


私も混ぜてもらいたかったところだが、

それはしないほうが良いようだった。

「公平な状況報告者」の立場として、

セックスは交わさないほうが、都合が良さそうだ。



もちろん、3人各々が、

ここには居ない、他の男女とセックスを交わすことも、ある。

そう多くは、無いようだ。


彼らは別に、セックス中毒者というわけでは無い。

セックスの回数としては、週に2回程度だそうだ。

「健康を保つために、セックスを交わす」

といったニュアンスが、強いらしい。

そのためには、

相手を固定しないほうが、効率が良いようである。



エンは、

「私たちシャンバラ人は、セックスがそんなに得意では無い」

と言っていた。

5次元文明では、どこの地域でも、

このような、「自由なセックス」が交わされるようだが、

中でも、エーゲ海辺りにある5次元地底文明の民は、

もっと積極的に、セックスを交わすそうである。


ギリシャ神話をモチーフとした絵画に、裸の男女の戯れが多いのは、

そういう理由であるようだ。



かと言って、

エーゲ海地方の5次元住民も、

セックスに「中毒している」わけでは、無いらしい。

「中毒」した人間は、

5次元文明から、姿が消えてしまうらしいのだ!

何にせよ、「中毒」する振る舞いは、

5次元住民には不適合なようで、

3次元社会に、格下げされてしまうのだそうだ。


…そもそも、

「中毒せずに、自制心をコントロール出来るようになった人間」

のみが、5次元文明で暮らしているのだから、

そんな彼らが中毒の罠に陥ることは、そうそう、起こらないのだ。



ただし、

5次元文明で生まれ育った子どもたちの中には、

「中毒」を自制出来ないまま大人に達してしまう者も、

居るのだそうだ。

残念ながら、彼らは、家族や友人とは、離れ離れになる。

3次元社会に、産まれ直すのである。



だから、

セックスをする年齢(12歳程度)になって、中毒に狂うような人間は、

5次元文明には、存在しないのだ。

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