小説「シャンバラとアセンション」Vo.21
エピソード38
続いて、イエロー。
第3チャクラの色、イエローには、
「知性とユーモア」というテーマがある。
まず、物事を論理的に解釈する知性を、養う必要がある。
小学校6年生程度までの勉強は、
「教科書を見れば、他者に教えられる」
くらいの知性が必要である。
暗記が得意でも、それは「論理的な思考」では無いため、
イエローのオーラは増えない。
礼儀や敬語も、イエローの知性に、含まれる。
一通りの礼儀や敬語を、マスターする必要がある。
そして、
それらを充分に達成した上で、「手放す」ことが必要なのだ。
難しい話が出来るようになった上で、
敢えてその話題を、ジョークやユーモアを交えて、
わかりやすく、面白く、表現するのである。
つまり、
難しい論文ばかり書いている学者などは、
「手放す」に至っていないため、不合格なのだ。
お笑い芸人のほうが、よっぽど優秀なのである(笑)
礼儀や敬語も、「手放す」必要がある。
自分が目上でも、目下でも、
敬語や礼儀を適度に崩して話せるならば、合格だ。
もちろん、
お酒の勢いでのみ「無礼講」が出来ても、意味が無い。
女性は、
特に、知性ある男性に対して、
礼儀や敬語を崩せない人も、多いようだ。
また、似たような理屈で、
「法律や道徳を、遵守し、手放す」
といったテーマも、ある。
最初から、ルールを守らないようなのは、全く未熟である。
一通り、時間を厳守し、法律を守り、モラルを守る取り組みを、
徹底する必要がある。
知性が必要だし、自制心も必要である。
小学生低学年程度だと、これらの遵守は難しいだろう。
そして更に、
「時間や法律やモラルに、拘らない振る舞い」に、至る必要がある。
ケース・バイ・ケースで、巧みに使い分けるのだ。
なにしろ、
世の中の時間やルールやモラルは、
誰か人間が、勝手な尺度で決めたことに過ぎない。
それらは、
本来、宇宙が持っていたものとは、異なっていることも多いのだ。
もう一つ、
イエローには、「賃金労働を手放す」という高い壁がある!
賃金労働の中で、より効率の良い作業方法などを模索した後で、
「全く得にならないのは解っているが、お金を貰わずに仕事をする。」
といったことを、自ら実践することが、必要なのだ。
…言うまでも無い。
5次元文明では、
何百時間働こうと、どれだけ画期的な発明をしようと、
報酬などというものは、ゼロなのである。
しかし、あなたもまた、
誰のどんな労働や物品にも、お金を払う必要がなく、
どんな著作権や特許も、自由に扱うことが出来る。
そして、
そのような文明のほうが、
人々の霊的な成長は進んでおり、科学も、進んでいるのである。
惜しみなく差し出し続けるほうが、全体から見れば「得」なのだ。
「個人の得」と、「全体の得」と、どっちが得だろうか?
賃金労働を手放すのは、
やはり、男性のほうが極端に難しいだろう。