小説「シャンバラとアセンション」Vo.20
エピソード37
続いて、オレンジ。
第2チャクラの色であるオレンジは、
「セックスを、バランス良く扱う」
といったテーマがある。
これも、
大人と子どもで、条件が異なってくる。
なにしろ、子どもはセックスを扱えないからだ。
子どもから、先に書こう。
子どもの場合、
セックスの代替として存在している、
「ぜいたく品」や「ごほうび」の数々を、バランス良く扱えることだ。
TVゲームやオモチャ遊びに、中毒しないこと。
それらは、宿題やお手伝いなど、最低限のことをこなした上で、
楽しむことが、重要である。
また、食に関しては、
お菓子やデザートを、主食そっちのけで食べてしまうと、
中毒状態と言える。
虫歯や肌荒れ、口内炎を起こす子は、
主食が疎かになっている可能性が、高い。
外食も、中毒の対象となる。
マクドナルドにやたらと行きたがる子が多いが、
そういう子は、中毒状態にある。
マクドナルドなどのファーストフードも、
「悪い」わけでは無いが、
せいぜい、月に1度くらいに留めたい。
大人の場合は、
たびたび書いているように、
セックスを、抑圧もせず、中毒もせず、
適度に楽しめることが、必要だ。
セックスの相手が居ないならば、オナニーで代用出来ることが、重要だ。
オナニーは、男女共に、
一日一回行っても、まだ、中毒とは言えない。大丈夫だ。
セックスの、「中毒」の基準は、
仕事や学校をさぼってまでセックスに耽るなら、中毒している。
また、
相手の都合や要望を配慮出来ない人間も、中毒している。
レイプなどは、中毒の典型である。
セックスを期待して、アルコールやドラッグ関連に手を出すのも、
中毒の証拠である。
酔った勢いでセックスをする人たちは、全員、中毒者である。
居酒屋やクラブに繰り出す人々の殆どは、
潜在的に、セックスへの期待が強いだろう。
また、
セックスの相手をキープしておきたいがために、
恋人や配偶者と別離出来ない人も、セックスに中毒している。
相手に尊敬の念を感じられないのに別離を選択出来ない人は、
つまり、中毒状態にあるのである。
セックスだけではなく、
アルコール、ドラッグ関連、ブランド品のショッピング、
タバコ、ギャンブル、肉食、スイーツ、室内ペット…
などが手放せない人も、
オレンジのオーラが乱れている。
これらは、
スイーツを除いて、
人生に全く介在させなくても、良いくらいである!
「バランス良く扱う」というよりも、無いほうが好ましい。
ブランド品のショッピングも、多少はあっても良いだろう。
しかし、「多少」の定義が難しいところだ。
通常、セックスが適切に楽しめていれば、
これらの物事は、欲しなくなるはずなのだ。
また、オレンジには、「依存と自立」というテーマがある。
特に、恋人や血縁家族と、どうしても離れることが出来ない人は、
「依存」の状態にある。「自立」する(させる)必要がある。
…本来、アセンションは、
恋人や家族と離れて、神隠し状態に至るわけなので、
どのような事情があれども、
恋人や血縁家族と離れられない人間は、「依存と自立」が不合格であり、
アセンションの達成には、至れない。
「どのような事情があれども」という点が、ポイントだ。
あなたや家族が、乳幼児や障がい者であろうとも、なのだ。
オレンジは、
現代日本人にとって、
1、2を争う難易度の高い色である。
5色程度まで達成出来ても、大概、オレンジで躓くようだ。
尚、
仏教の、「出家」というしきたりは、
オレンジの「依存」を達成するために、存在している。
仏教僧の中には、6色程度まで達成出来ている人も、多いようだ。