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小説「シャンバラとアセンション」Vo.10

エピソード21


セックスに関する話題を、もう少し続けたい。

なにしろ、

現代日本人が、アセンションの達成のために躓く要素で、

セックスは、最も大きなハードルの一つなのだ!



簡単に言えば、

「セックスは、悪いものだ!必要無い!」

と考えている人は、絶対に、アセンションには至れない。



現代医療に依存せずに、健康な心身を保ち続けるためには、

セックスによって分泌されるエネルギーやホルモンなどが、

不可欠であるためだ。

若さを保つための成分でも、あるらしい。

「セックスが分泌するホルモンやら何やらが、

 心身の健康や若さの維持に有効である」

といったことは、もう、科学者でさえ断言している。

「男性の精液を飲み干すことは、ウツ病の改善に有効である」

という統計調査さえ、出ている。


確かに、

セックスを肯定的に捉えている人たちのほうが、

若々しく、健康そうである。



…恥ずかしい話、

私は現在、セックス・パートナーには、恵まれていない。

そして、私のような「干物女」は、決して、少なく無いはずだ。


もし、私たちの現代日本でも、

シャンバラのような、「自由なパートナーシップ」を受け入れれば、

「干物女」の数は、激減するだろう。

しかし、

当の女性たちが、「男性を独占したい価値観」を手放せないのだから、

「万人がセックスを享受出来る社会」を構築するのは、

相当、難しいだろう。

私たちは、自分で自分の首を絞めている…(笑)



「自由なパートナーシップ」の時代を構築するまでは、

私たち「干物女」は、オナニーによって、

性のエネルギーやホルモンを、分泌させる必要が、ある。


つまり、

セックスを交わしていなくても、

オナニーを積極的に活用しているならば、

アセンションの条件を満たせる可能性は、ある。

オナニーをも否定するなら、アセンションの可能性は、無い。



スピリチュアリストを名乗る人には、

セックスを毛嫌いする人が、とても多い。

仏教系の人などは、完全に否定してしまっている。


しかし、

それは、客観的に見ても、勉強不足に感じる。


いっぱしのスピリチュアリストであれば、

「チャクラ」という概念を、勉強しなかっただろうか?

チャクラを勉強したならば、

セックスが、健康体の維持に不可欠であると、すぐに解るはずなのだ。

丹田(おへそ辺り)にある第2チャクラが、

「幸福な性生活」といったメイン・テーマを、司っているからだ。



であれば、

セックスを否定し続けるならば、第2チャクラは、開かない。

チャクラは、基本的に、下から開いていく。

すると、

第2チャクラが開かない人は、

第3以降のチャクラも、弱いままだ。

多少の活性はするようだが、たかが知れている。



まともに、幅広い視野で勉強をするなら、

「セックス=悪」という結論に至るはずが、無いのだが…

すると、

セックスを毛嫌いしているスピリチュアリストは、

如何せん、視野が狭すぎる。

少なくとも、

セラピストやティーチャー、ヒーラーを名乗るには、未熟過ぎる。



ちなみに、

セックスを扱うにおいて、重要なことは、

「バランス」とのことである。

「中毒せず、また、抑圧せず」ということだ。


「中毒するな」と言われると、少し不安になるが、

実際のところ、

毎日15分、オナニーを楽しんでいても、「中毒」とは言えないそうだ。

逆に、それくらいの「メンテナンス」が、必要なのだそうだ。

安心した。



…私自身、

このような情報を得るまで、セックスには否定的だった。

相手がいない時期が長いので、自暴自棄になっていたのだ。

「セックスなんて!」と、ふて腐れていたのである。

情けない話である(笑)



しかし、確かに、

その頃の私は、すこぶる、不健康だった。

便秘はもはや日常であり、肌荒れは絶えず、イライラも絶えなかった。

ショッピングや酒に溺れる人間では無かったが、

甘い物の摂取が、明らかに、過剰だった。

表情が暗く、憂鬱で、

やや、批判的な性格をしていた。


しかし、相手が居ないことを言い訳にせず、

自分に正直に、オナニーを楽しむ習慣を作ってみたところ、

1ヶ月もしないうちに、

上記の全ての悪癖が、一掃された!

オナニーのパワーの偉大さを、痛感させられた…


「批判的な性格」まで改善したことには、我ながら、驚いた。

しかし、考えてみれば、納得出来る。

他人を批判したがる人間は、

ストレスを溜め込んでいるのである。

そして、女性におけるストレスの大部分は、

セックスがご無沙汰であることが、多いことだろう。



…このような文章を読んで、

目を伏せたくなる人や、私を否定したくなる人が、

多いことだろうと思う。

それは、数ヶ月前の私の姿であるゆえ、

気持ちは、とてもよく解る…。


しかし、

それで、あなたの健康問題は、解決するだろうか?

あなたのアセンションは、達成されるだろうか?

「YES」と感じるならば、どうぞ、お続け下さい。


私は、「どうやら、NOのようだ…」と降参したから、

毛嫌いしていたオナニーの習慣を、始めてみたのだ。

そして、今がある。



エピソード22


セックスに関しては、重要なことがたくさんあるのだが、

私自身が、セックスを得意とはしていないので、

最低限の執筆に、留めさせて頂く。


「スピリチュアル・セックス」なども、

それを実践するほどの霊的レベルに至っている人間が、まだ、居ないので、

説明しても、あまり意味がないようだ。

逆に、その情報を悪用して、

お金やセックスをむさぼる人が、激増するだけの現状だ。



場面を、エンの家に戻そう。

私は、

新たな友人達と、しばしの談笑を交わした。

ただ、エン以外は日本語がわからないため、

英語で会話する必要があった。

すると今度は、私の英語力が拙いため、

自己紹介程度の交流が、精一杯だった。



私は、

奥の部屋で、少し仮眠を取らせてもらった。

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