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小説「アン ドゥ とりゃー!」Vol.2

エピソード3


どんどん見ていこう。

心理学者みたいで、楽しくなってきた!


…うん。

学者とか先生とか、精神とか、

そういう、知的な響きに憧れるコは、多い。



バレエの経験者に、

頭の良いコは、あまり多くないと思う。


とにかく、

先生に言われた通りに動くことや、

周りのコにあわせて動く習慣が付いてしまうので、

「お好きにどうぞ」と言われると、困ってしまう…


ただ、

無意識に独自のステップを踏み出しちゃうようなコは、

バレエの先生とか、フィットネスのインストラクターとかに

なっていることが、多い。



そうなのだ。

あまり、考えることが得意なコは、少ないのだけれど、

かと言って、なぜか、

それなりの学力の高校に進むコが、多い。

暗記が得意なのか?



暗記が得意なコというのは、確かに、

あんまり頭が良さそうには見えない割りに、

そこそこの点数は、取っている。

でも、80点以上は、ムリだ(笑)

暗記だけではどうにもならない問題が、

1割や2割は、混じっているから!


私のこの文章も、

あんまり、頭が良さそうには、見えないことと思う。

せいいっぱい知性的に書いているつもりなのだけれど、

コレでせいいっぱいだ!

なにしろ、語彙というやつが、あまり豊富ではないのだ!


どこかで読んだ論文の真似をしながら、書いているつもりなのだけれど、

何か、どこか、違ってしまう…。

ネジが一本、足りない感じだ。


…タブン、

バレエ教室で、ところ狭しと走り回っているうちに、

みんな、ネジを1つか2つ、

どこかに落としてきてしまうのだ!

たいていみんな、

少し、すっとぼけた雰囲気を、持っている。

課題曲が掛からない限り、

口がぽかーんと、開いてしまうのだ(笑)


「不思議ちゃん」などと言われるのも、

流石にもう、慣れてきた。

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