ライフステージの移り変わりによって、住むのに必要な住居の内容は変わっていくものです。
子供が巣立ったあとのシニアにとって、大きな家を売却して安い小さな家に住むことも一考の価値があります。
大きすぎる家を売って老後の生活資金にする。
子供が巣立ったあとは、ファミリー用の物件では大きすぎるものです。無駄に掃除の手間ばかり増え、あまり使いもしない照明の蛍光灯を交換しなければなりません。
子供たちが帰ってくる様子もない
老後の生活資金に不安がある
家はそう古びていない
定年祝いにちょっと世界一周クルーズでもしたい
などの状況であるなら、その家を売却し、もっと安い小さな家を買って夫婦で暮らす、というのもよいです。多くの場合、金銭的にプラスになります。
築20年の4LDKを売却すると2千万。築20年の2DKを買うと1千万。
たとえば、築20年の4LDKの一戸建てを売却すると、相場としては2,000万円ほどになります。
そして築20年の2DKを購入すると、相場としては1,000万円ほどになります。
小さな家に住み替えることで、1,000万円のプラスになってしまいます!
光熱費もリフォーム費用も削減できる。
さらに、家が小さければ小さいほど光熱費などランニングコストも減り、掃除やメンテナンス、リフォームの手間や費用も減ります。
値が付かなくなる前に売り切ったほうがずっと得。
4,000万、5,000万円もするような立派な家も、築年数が経つと値が付かなくなってしまいます。木造住宅の法定耐用年数は22年で、それを過ぎると土地の値段だけになってしまいます。
高い値が付くうちに売却することは、金銭的に大きなプラスです。
終活の準備にもなる。
あまり考えたくはありませんが、死期が近付いてくると家の中の余計なものを処分しなければなりません。色々残したままだと、遺された家族がその処分に大変な思いをします。
60歳、70歳あたりで一旦、巣立った子供の家具や生活用品、夫婦の昔の趣味の道具などを、引越しをキッカケに処分しておくと、やがてくる終活の際にあなたも家族も楽になります。
家の中にあるものの多くはリサイクルショップや中古カメラ屋などに売却できますが、それも数十年眠らせるより今売るほうが高い売却金額になります。
いかがでしたか?
不動産投資に興味がないとしても、「自宅を売却する」ということを検討する余地はあります。
とりあえず今の自宅の売却相場など知っておくとよいです。
Comentários