不動産投資家の中には、地方の中古物件を見つけてきて手を入れてから再販する、という方法で利益を上げている人もいるでしょう。
リフォームした一軒家ですが、巷の賃貸サイトに掲載するよりも「空き家バンクに登録して買い手を探すほうが売れるかもしれません。
空き家バンクにも1000万円程度までの物件がある。
空き家バンクと言うと、タダ同然の粗末な古民家しか扱っていない、というイメージを抱く人が多いでしょう。不動産投資家が目を付けるのは1,000~2,000万円程度の、築古ではありっても古民家とまでは呼ばれないような物件が多く、空き家バンクが眼中にない人が多いようです。
しかし実は、空き家バンクには50万、100万円の格安物件だけでなく、500万円、1,000万円といったそこそこ商売になりそうな価格帯の物件も掲載されています。
空き家バンクは立派に、買い手を見つけるための有力なツールになりそうです。
その地域への関心の強い人が閲覧する。
空き家バンクに登録するメリットは、閲覧者が皆、あなたの物件への関心度が高いということです。
スーモ、アパマンといった全国区の賃貸サイトは、まったく異なるニーズの人々ばかりが閲覧しておりかつライバル物件も無数にあります。
対して、空き家バンクのサイトや資料を閲覧する人はその物件の市町村に強い関心があります。
空き家バンクに登録されている数十件の中から、物件を選ぼうとします。
空き家バンクは安い、という印象がある。
空き家バンクは、格安な掘り出し物物件ばかりが登録されている、という印象があります。
500万円の一軒家もあるわけなのですが、閲覧者は「相場700万円くらいの物件が500万円で売りに出されているのでは」といった印象を抱くのです。
実際にあなたが強気な価格で売りに出すとしても、「割安なのでは」と思ってもらえ安いメリットがあります。
水回りだけリフォームして売りに出しても、利益は出そう。
ニーズの薄い地方の築古物件は、相場があってないようなものです。家主が「どうせ売れないだろう」と思っていれば、そこそこの物件が100万円や50万円で売られていることもあります。
これらを買い取って、風呂、トイレなどの水回りだけリフォームをして売りに出しても、ただの古民家よりも印象はずっと良くなり、買い手が付きやすくなるでしょう。
風呂、トイレのリフォームのみなら100万円ちょっとで済みます。
50万円で古民家を買って150万円でリフォームし、500万円で売る。それでも300万円も利益が出ます。500万円じゃ売れないなら300万円で売っても、それでも100万円もの利益になります。
いかがでしたか?
古民家は、一般の住宅ニーズ者にとっては「古臭いだけの家」でも、古民家が好きな人にとっては「魅力的な風情ある家」「DIYの楽しみがいのある家」です。「古民家バンク」「古民家」などと検索する人にとっては魅力的に映っているもので、意外な価値が付いたりします。
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