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在宅介護の限界期。介護保険の支給額を超えてしまうとき。


在宅介護の限界期。介護保険の支給額を超えてしまうとき。

在宅介護の限界ラインは、皆さんが思っているよりも早いです。「まだ耐えられる」と感じているとしても色々なことに綻びが生じはじめていたり、誰かの負担が過剰であったりするなら、その家庭の在宅介護は限界に達していると言えます。



介護保険の支給額を超えてしまうなら、在宅介護の限界期。

デイサービスに週4~5回通い、ときどきショートステイで預かってもらい、介護ベッドなどの福祉用具のレンタル利用が少しずつ増えてきた・・・。要介護度が4、5になってくると、毎月の介護保険の支給限度額の天井が見えてくるのではないでしょうか?

介護保険の支給額を超えてしまうなら、もう在宅介護の限界期と言えます。


必要な福祉用具や介護の手間がかなり多いはずで、それなら老人ホームで一日中手厚くケアをしてもらったほうがよいです。



介護ベッドの導入を検討している?老人ホームに移行する必要があるかも。

特に、「そろそろ介護ベッドの導入が必要だ」と感じはじめたときは注意が必要です。

非常に高額に見える介護ベッドも、介護保険を使うことで月額1万円くらいの自己負担で導入が可能ではあります。

しかし、介護ベッドが必要なほど親御さんの体が衰えてきているなら・・・もう在宅介護は限界が見えているのでは?「老人ホームに入居するときだ」と来月か再来月にも痛感することになりそうです。であれば今介護ベッドを導入するのは効率が悪いと言えます。


浴室、トイレ、階段、廊下の手すりリフォームの検討なども同じことが言えます。介護保険が下りるので安くリフォームが出来はしますが、必要のないことかもしれません。



老人ホーム費用だって介護保険が負担を助けてくれる。

「老人ホーム費用は高い!」と思い込んでいるかもしれませんが、老人ホームの費用とて介護保険が一部を負担してくれます。それによって、自己負担額は月額15万円ほどで済むものです。



年金によって月額15万円も可能なはず。

「月額15万円でも高い!」という声も聞こえてきそうです。

その通りですが、しかし、親御さん本人の年金支給額は、15万円以上あるのではないでしょうか?一般的な家庭では20万円程度の年金が支給されています。

老人ホームの費用というのは、本人の年金によって工面できる家庭が多いのです。



いかがでしたか?

介護保険を活用して様々なサービスを駆使して懸命に在宅介護をするよりも、老人ホームに託してしまったほうが誰にとってもスムーズ、ということになります。

親御さんが老人ホームを嫌がるとしても、介護家族の負担が大きいならわがままを尊重はできません。医師やケアマネージャーなども巻き込んで、皆で説得していきましょう。

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