各地の介護デイサービスは、どんどん質が向上し、便利で楽しいサービスも増えてきています。
デイサービスに通うのが楽しくて毎日イキイキ、という人も多いでしょう。
しかし体や認知症の悪化などで、やむを得ず老人ホーム入居に移行しなければならないときもあります。そんなとき、今のお気に入りのデイサービスを継続することは出来るのでしょうか?
今のデイサービスを継続できる老人ホームもある。
今のデイサービスを老人ホーム入居後に継続できるかどうか?
それは、「老人ホームによりけり」です。
老人ホームには「介護付き有料老人ホーム」と「住宅型有料老人ホーム」の2種がある。
老人ホームは、大きく2種類に大別されます。「介護付き有料老人ホーム」と「住宅型有料老人ホーム」です。
「介護付き有料老人ホーム」は名前の通り、手厚い介護サービスが標準装備された老人ホームのこと。この場合、各種の介護サービスはこの施設の中で提供されます。そのため、外部のデイサービスに通うことは出来なくなります。
対して「住宅型有料老人ホーム」は、住まいと基礎的な生活補助のサービスを受ける老人ホームです。介護サービスは基本プランの中に含まれていません。介護サービスが必要な人は、各自で外部の介護サービスを契約・利用することになります。
この「住宅型有料老人ホーム」を選べば、お気に入りのデイサービスにこれからも通い続けることが出来ますよ。
ただし、他の介護サービスも別途契約しなければならない!
「住宅型有料老人ホーム」を選んで入居すれば、これまでのデイサービスに通い続けることも出来ます。
しかし、それ以外の介護サービスについても、自分で別途料金を払って契約する必要が出てきます。
「好きな業者のサービスを自由にカスタムできる」と言えば聞こえは良いですが、そのぶん毎月の費用がどんどんかさんでいくデメリットもあります。
「介護付き有料老人ホーム」と「住宅型有料老人ホーム」は元々あまり金額差のないもので、「住宅型有料老人ホーム」を選びつつ様々な外部の介護サービスを利用すると、どんどん金額差が大きくなってしまいます。
介護保険を活用すれば1つ1つはそれほど大きな額ではありませんが、合算すると印象も変わってくるでしょう。慎重に検討をしましょう。
今のデイサービスと似た喜びが、老人ホームにもあるかも?
「今のデイサービスが楽しいのに!」と感じていて辞めることが名残惜しいとしても、その悲しみは杞憂かもしれません。
ひょっとすると、あなたが検討している老人ホームでも、今のデイサービスと同じような充実したレクリエーションがあったり、同じようにほがらかな仲間・スタッフがいるかもしれないです。
今の時代、介護施設のスタッフはどこも親切でほがらかです。とてもよく教育されていますし、根から優しいスタッフも多いです。そして、楽しいレクリエーションやユニークなリハビリ器具を導入しているところが多いです。
新しい施設であればあるほど、「明るさ」「礼儀正しさ」「器具の充実」「レクの充実」は進んでいる傾向です。
老人ホームに入居する際、幾つかの施設を実際に見学して、好印象なものを選びましょう。