
「カメラを本格的にたしなんでみようかな!」そう思ったときに一番最初にぶつかる壁は、「カメラ選び」かもしれません。なにしろ、日本だけを見ても主要なカメラメーカーがたくさん!ヨドバシカメラなどのカメラ系家電量販店に行くと、ものすごい数のカメラがディスプレイされていて圧倒されてしまいます・・・。
はたして、世のカメラ愛好者たちはどのようにカメラを選んでいるのでしょうか?メーカーごとに違いや特徴はあるのでしょうか?
この記事では、主要カメラメーカーの特徴や歴史を、【どこよりも詳しくわかりやすく】解説していきます!この1ページであなたも、各メーカーのカラーがざっくりと見えてくるでしょう。そのイメージがあると、カメラ選びはもちろんのこと、カメラ愛好者とのおしゃべりや商品レビューの理解にも絶対に役に立ちますよ!
1.カメラ選びの基準で重要視すべきことは?
まず、各メーカーの特徴の前に、今あなたが抱えているであろう悩みに対してのお答えから入りましょう。カメラ選びは、どのようなことを重要視すればよいのでしょうか?
(1)カメラ選びに正解は無い。あなたが重要視したいことが何かをまずは考えて。
あなたは、「どのメーカーが最もハイクオリティか」を知りたがっているかもしれません。一般的にはCANONキヤノンとNikonニコンが二大巨頭と言われていますが、実際のところはそれに迫るメーカーが幾つもあるのです。各メーカーそれぞれに個性や持ち味を出して、カメラの戦国時代を生き延びています。ですからまずは、「質」というよりも、「あなたが何を重要視したいか」を考えてみてください。
インスタグラム映えする鮮やかな色味ですか?
大判ポスターも刷れそうな繊細な描写力ですか?
カメラ本体の可愛さオシャレさですか?
軽くて持ち運びやすいことですか?
ブランドイメージですか?
安い値段でそこそこのカメラを手に入れることですか?
色んなレンズで遊べることですか?
ざっと7つの動機を並べてみましたが、それぞれに最もオススメと言えるメーカーは違うんです。
あなたの好みが重要だっていうこと、わかっていただけましたね?
(2)画質を考える場合、何気に重要なのが「色味」というスペックで測れない要素!
「やっぱり画質の良いカメラが欲しいよ。」そう考える人は多いでしょうか。そして、画質の良さを比べるために、画素数を見比べたりセンサーサイズをチェックしたり、することでしょう。
でも、ちょっと待って!それらもたしかに大切なことなのですが、カメラ選び、特にメーカーを絞るにあたっては、各メーカーが特徴づけをしている「色味」が重要だったりするのです。どれだけ操作性がよく起動が速くても、撮った写真の色味が好みと合わないと、とたんに嫌な写真に思えてしまうもの。なので、自分がどのような色味を好むか、その色味にフィットしたメーカーはどこなのか、それを常に頭に入れながら、カメラ選びをするのが良いですよ。
(3)価格は大事。メーカーによって主要なターゲット層は違う。
あなたがカメラ購入に投じるつもりの予算は幾らくらいでしょうか?各メーカー、もちろん様々な価格帯のカメラを作ってはいますが、やはり主要ターゲットに考えている層(価格帯)は違うので、希望価格帯によってもある程度メーカーは絞られてきます。
(4)重さは耐えられる?たくさんのボタンは使いこなせる?
画質の良さや機能の多彩さだけにこだわってカメラを購入すると、後から大変なことに!
お察しのこととは思いますが、「一眼レフ」と呼ばれるタイプのゴツいカメラは、やはりズシリと重いです。耐えられない重さのカメラを買ってしまうと、どうしても行楽や外出に持って出るのがおっくうになってしまい、押入れに眠ってしまうことに・・・。重いのが苦手なら、ミラーレスタイプを狙いましょう。
また、高性能のカメラはボタンの数が多い傾向にありますが、たくさんのボタンを使いこなせるようなロジカルな脳が無いと、せっかくの高級カメラも性能が発揮できません。それなら、テキトウにパシャっとするだけでもそこそこの画質が得られるカメラを、最初から選んでおいたほうが良いですよね。この場合も、一眼レフよりミラーレスタイプのほうが良いです。または一眼レフの中でも、10万円以下の安価な価格帯のほうが希望に合うでしょう。
2.CANONキヤノンのカメラの特徴は?歴史は?
それでは、各メーカーの解説に移っていきます。まずはCANONキヤノンから紹介していきましょう。
2-1.一目でわかる!CANONカメラの特徴。
国内&海外シェアナンバーワンの最強人気カメラメーカー。
実物よりも鮮やかで、特に赤みが強い色合いが特徴。今の流行りの色味。
初心者がパっと撮ってもプロっぽい写真になる。
オートフォーカスの速度・機能が優秀。
子供の写真、スポーツカメラマン、人物カメラマンに人気。
レンズやアクセサリーが豊富。海外にも店舗が多く旅行中も安心。
値段はやや高め。
ミラーレスの品ぞろえは遅れ気味。
2-2.世界トップメーカーの秘訣は何?CANONカメラを徹底解説!
国内シェアナンバーワンのCANONキヤノン。人気の秘訣は、ややこってりとした色味にあります。実際の風景よりも鮮やかな色で写り、また赤みが強いので人物の肌も血色良く写ります。
この鮮やかな色味が、若者を中心に一般大衆に好まれる傾向にあり、CANONキヤノンは大きく支持を伸ばしています。ただし、年配の方やシブいものを好む方は、好感を持たないかもしれません。
画像補正をしなくても鮮やかな写真が得られることは魅力で、カメラの初心者さんにはやはりオススメのメーカーと言えます。オートフォーカスが速いのも特徴で、よく動き回る子供の撮影に強いです。
子供の写真を撮りたいママ・パパや、スポーツ選手を撮るプロのカメラマン、人物写真を中心としたプロを目指す人などにも好まれています。
色味の作りはポップですが、映像機器メーカーとして老舗の職人気質も持っており、レンズなどの周辺機器は非常に豊富。サードパーティー製のレンズやアクセサリーも充実しており、必要品を揃えやすいですね。CANONキヤノンは世界的に有名なメーカーで、海外にも販売店が多く、たとえば旅先の海外で電池パックを失くしてしまったりしても、現地で手に入れることは難しくないでしょう。修理もやってもらえるかもしれません。
欠点を挙げるとすれば、値段が高い傾向にあることでしょうか。また、近年流行りのミラーレスカメラへの参入が遅れたたため、ミラーレスのラインナップはやや弱いです。特に、格安価格帯でCANONキヤノンのミラーレスカメラを買うことは難しいでしょう。
なお、私たちは一般的に「キャノン」と発音しますが、正式名称は「キヤノン」です。
2-3.CANONキヤノンの代表的なブランド一覧。
IXY(イクシ)…小型のコンパクトデジカメ
PowerShot(パワーショット)…(高倍率ズームなどが特色の大きなコンデジ)
EOS(イオス)…ミラーレスと一眼レフのブランド。
Kiss(キス)…EOSシリーズ中の1つで、エントリーモデルのブランド
2-4.CANONキヤノンのカメラ作りの歴史。
CANONキヤノンは、1937年に設立され、フィルムカメラ時代から非常に長い歴史を持つ老舗メーカーです。映像機器を幅広く扱ってきており、パソコンの時代になってからはプリンターなどのOA機器にも活動の幅を広げ、今ではOA機器のほうが主力コンテンツになっているくらい。
とはいえ、カメラの人気・売り上げも健在であり、日本国内のシェアナンバーワンメーカーです。海外からも人気があり、海外旅行で見かける外国人は、ほとんどがCANONキヤノンかNikonニコンのカメラを首から提げています。
2000年前後、コンパクトデジカメが台頭した際も、CANONキヤノンは高性能な製品と巧みなCM戦略でトップブランドの座を維持し続け、デジタル一眼のブーム時もその座を明け渡しませんでした。ミラーレスの台頭時には、市場の動向を読み間違えたのか参入が遅れ、天下が危ぶまれた時期もありましたが、今ではミラーレスのラインナップも充実してきており、あらゆるジャンルで高い人気と売り上げを誇っています。
3.Nikonニコンのカメラの特徴は?歴史は?
誰もが知っているカメラメーカーNikonニコン。ですが、その特徴、あなたは言えますか?
3-1.一目でわかる!Nikonニコンカメラの特徴。
CANONキヤノンと人気を二分する、国内&世界で人気の老舗トップメーカー。
写真の色味は「すっぴん」または「ナチュラルメーク」という感じ。CANONキヤノンの真反対。
熟年層やシブいもの好きな人たちから人気。
タフさに定評があり壊れにくい。
交換レンズやアクセサリーが豊富。海外でも入手しやすい。
操作性がややわかりにくいかも。
ミラーレスのラインナップが乏しい。
3-2.CANONキャノンとの違いは?Nikonニコンカメラを徹底解説。
CANONキヤノンと双璧をなす、老舗かつ人気のカメラメーカーNikonニコン。
色味の特徴は「実物に忠実」というもので、ライバルのCANONキヤノンとは正反対のような方向性です。そのため、CANONキヤノンファンとNikonニコンファンはかなりくっきりと二分します。特に、シニア世代のカメラ愛好者にNikonニコンの色味を好む人が多いです。若い世代でも、派手なものを好まない人はNikonニコンの実物主義に好感を持つでしょう。
また、元が軍用機器を作っていたメーカーであるということもあり、タフさにも定評があります。修理工場にはNikonニコンのカメラはほとんど来ないのだとか。その流れから、旅行好きのカメラ愛好者にも人気があります。
プロにももちろん愛用者が多いですが、特に風景や報道、乗り物、ネイチャーフォトグラファーなどに人気が高いです。
交換レンズやアクセサリーは豊富で、サードパーティ製のものも多く、選択肢は非常に広がります。海外に行ったときにアクセサリー入手や修理に強いのも強みです。
欠点を挙げるとすれば、操作が初心者にはややわかりにくいかもしれません。また、CANONキヤノン同様ミラーレス市場への参入が遅かったので、ミラーレスのラインナップが少ないです。
Nikonニコンは基本的に、カメラとしての基本性能にこだわった本格派な機種が多いので、安い価格帯でNikonニコンを求めるのは難しくなります。
3-3.Nikonニコンの代表的なブランド一覧。
COOLPIX(クールピクス)…コンパクトデジカメのブランド。
Nikon1…ミラーレスのブランド。
Dシリーズ…一眼レフのブランド。
3-4.Nikonニコンのカメラ作りの歴史。
Nikonニコンは、1917年創業の古い会社ですが、もともとは軍事用の光学機器を製造していました。1946年、第二次世界大戦の終結と共に、カメラメーカーとしての躍進が始まります。
1988年には、今でもおなじみの姿の一眼レフカメラを発表しており、CANONキヤノンととともに日本のカメラメーカーの二大巨頭に君臨します。1995年には富士フィルムと共にデジタルカメラの開発に成功しており、デジタル時代でもNikonニコンの強さは健在でした。
しかし、一眼レフへのこだわりが強すぎたあまりに、ミラーレスの開発は出遅れてしまい、この分野ではまだシェア率はあまり高くありません。
4.SONYソニーのカメラの特徴は?歴史は?
「SONYソニーブランドを濫用してカメラも売ってる」なんて思っていませんか?
4-1.一目でわかる!SONYソニーカメラの特徴。
ミラーレスの分野では売り上げも性能もトップクラス。
αアルファブランドは元々コニカミノルタの開発。つまりカメラ専門メーカーのクオリティ。
大衆のニーズを汲んだ高機能・多機能な機種が多い。
レンズなどのアクセサリーはまだ少ない。
プロやプロ志望者の愛用はまだ少ない。
SONYソニー製品特有の「機器の互換性」に心配がぬぐえない。
4-2.αアルファシリーズは職人の技!SONYソニーのカメラを徹底解説。
フィルム時代からのカメラ愛好者には、SONYソニーにカメラのイメージは薄いかもしれませんね。しかしデジカメの時代のSONYソニーの存在感はあなどれず、ミラーレスの登場したここ数年においては、売り上げも性能もトップクラスとすら言えます。「マルチメーカーがブランド力を濫用してカメラにも手を出している」といった目では見ないほうが良いです。
SONYソニーのカメラは、色味の個性についてあまり語られることがありませんが、流行好き・最先端好きのメーカーなのでやはり若者好みの鮮やかな色味をしています。クールなメーカーイメージ通り黒や青に強く、よってポートレートや夜景の撮影に強いです。同じ鮮やかタイプのCANONキヤノンとは住み分けがなされていますね。
SONYソニーの特徴は、ミラーレス市場にいち早く注力したメーカーで、「軽量かつ高性能」といったミラーレスに求められる作風に強いです。「技術のソニー」らしく様々な個性・機能を持ったカメラを発表しており、選択肢は幅広く、ユーザーを飽きさせません。
その一方で、カメラとしての基本性能は高く、画質で妥協を許されない一眼レフ市場でも高性能な機種を発表しています。基本性能の高さと便利機能の豊富さを両立させてしまう万能ぶりが、SONYソニーの強みでしょう。
カメラメーカーとしては後発で、レンズなどのアクセサリーがまだあまり充実しておらず、プロやプロ志望の人のシェアはまだ低いです。しかし、20年後にはCANONキヤノンやNikonニコンと共にカメラ業界のトップメーカーに君臨している可能性を感じさせます。
欠点を挙げるとすれば、機器の互換性に難があることです。これはVaioパソコンなど他のソニー製品にも言えることなのですが、たとえばカメラをパソコンにつないだときに上手く認識されない、他のメーカーのSDカードを上手く読み込まない、といったアクシデントが発生しやすいです。また、独自の規格を作りたがるメーカーなので、周辺機器がソニー専用のものを用意しないと使えない、といった面倒くさいことが、カメラ分野においても懸念されます。
4-3.SONYソニーの代表的なブランド一覧。
Cyber-shot(サイバーショット)…コンパクトデジカメのブランド
α(アルファ)…ミラーレスと一眼レフのブランド。
4-4.SONYソニーのカメラ作りの歴史。
オーディオメーカーとしては世界の雄のSONYソニーですが、カメラメーカーとしては後発です。
1985年に世界発のオートフォーカス機能を搭載して世界を驚かせたα(アルファ)ブランドを、ミノルタからコニカミノルタへ、コニカミノルタからソSONYソニーへと受け継ぎました。そう。SONYソニーのカメラに対して、「オーディオメーカーごときに何が出来るんだ」といぶかしげている人は多いかもしれませんが、それは誤解なのです。SONYソニーの一眼レフカメラは実質的にコニカやコニカミノルタであり、つまり日本トップクラスのカメラの専門ブランドなのです。
もともとSONYソニーは、映画やテレビ業界における映像・撮影機材でトップレベルの技術と業界ナンバーワンのシェアを持っており、撮影機器開発技術は優れています。自前で開発したコンパクトデジカメのブランド「サイバーショット」は、知らない人は居ないでしょう。また、オーディオ機器やパソコンなどに見られる技術革新力や大衆の「あったらいいな」をくみ取るセンスは、カメラ分野にも発揮され、高機能・多機能なカメラを次々と、世に送り出しています。
5.OLYMPUSオリンパスのカメラの特徴は?歴史は?
ミラーレスブームの火付け役と言っても過言ではないOLYMPUSオリンパス。「レトロキュート」以外にも、思いのほか長所が多いのです。
5-1.一目でわかる!OLYMPUSオリンパスカメラの特徴。
何はなくとも宮崎あおいCMの「PENシリーズ。」レトロキュートな女子ウケカメラ。
ミラーレスでは日本でナンバーワンのシェア率。
色味は、鮮やかめかつ青色がキレイ。
そこそこの性能の持ち運びしやすい可愛いカメラ。
防塵・防滴仕様にも力を入れており、旅行に強い。
5-2.バカ売れの理由はデザインだけじゃない!OLYMPUSオリンパスのカメラを徹底解説。
女優・宮崎あおいさんのCMでおなじみの・・・と言えば誰もがすぐにイメージ出来るでしょう。女性好みのレトロキュートなデザインと小さくて持ち運びしやすいサイズで、「カメラ女子」ブームを巻き起こしました。ミラーレス一眼に関しては、日本でナンバーワンのシェア率を誇っています。
OLYMPUSオリンパスの色味の特徴は、SONYソニーに似ており、鮮やかめかつ青色をキレイに発色します。「オリンパスブルー」とも呼ばれ、キュートなデザイン同様、色味でも一定のファンを獲得しています。
OLYMPUSオリンパスの最大の個性は、やはりその、クラシックカメラを現代版に上手くアレンジしたレトロキュートな外観。ファッション性を重視する若者やアーティストに大きな支持を得続けています。
可愛らしいだけでなく、意外にも堅牢なのも特徴。防塵・防滴仕様の機種も多く、旅行好きな人にも向いています。また、手ぶれ補正も強力で、初心者でも使いやすいカメラと言えるでしょう。
ボディの小ささ・軽さも特筆すべき個性で、重いカメラがイヤ、ゴツいカメラがイヤ、という人にはOLYMPUSオリンパスは重宝されるでしょう。
欠点を挙げるとすれば、カメラとしての純粋な画質があまり高くない点です。コンパクトボディにこだわったためにイメージセンサーは小さめで、画質に強いとは言えません。とはいえ、インスタグラムのような、強めに加工したアーティスティックな発信方法を好む人には、あまり問題ないでしょう。そういう意味では戦略が非常に上手く噛み合っています。
また、同じようなタイプのいわゆる「PENシリーズ」以外はほとんどリリースしていないので、「PEN」の性能に物足りなさを感じるようになっても同じメーカーでアップグレードしにくいのは少し残念ですね。
なお、「PENシリーズ」はPENTAXペンタックスではなくOLYMPUSオリンパスです。ややこしいですがご注意を。
さらに、OLYMPUSオリンパスではミラーレスタイプのカメラのことを「マイクロ一眼」「マイクロフォーサーズカメラ」と呼んでいます。これまたご注意を。
5-3.OLYMPUSオリンパスの代表的なブランド一覧。
STYLUS(スタイラス)…コンパクトデジカメのブランド
OLYMPUS PEN(オリンパスペン)…レトロ可愛いマイクロ一眼(ミラーレス)のブランド
OM-D(オーエムディー)…マイクロ一眼(ミラーレス)のブランド
5-4.OLYMPUSオリンパスのカメラ作りの歴史
OLYMPUSオリンパスは、もとは光学機器の製作に端を発しており、医療分野の光学機器や顕微鏡分野では世界一のシェアを誇っています。
一眼レフが主戦場の時代はCANONキヤノンやNikonニコンの後塵を拝しましたが、もともと小型のカメラを得意としていたことから、コンパクトさが売りのミラーレス(マイクロ一眼)の開発に伴って、トップの座に躍り出ました。そもそもそのミラーレスカメラを開発したのは、OLYMPUSオリンパスとPanasonicパナソニック、そしてLEICAライカの共同事業なのです。
宮崎あおいさんのCMで有名な、レトロキュートな「PENシリーズ」は、「カメラ女子」時代と「コンパクトな一眼レフ」という、2つの時代を切り開いたのでした。
6.Panasonicパナソニックのカメラの特徴は?歴史は?
日本の「家電の雄」は、カメラでも王者っぷりを発揮しているのでしょうか?
6-1.一目でわかる!Panasonicパナソニックカメラの特徴。
ミラーレスにおいては国内シェア率第3位の人気メーカー。
コンパクトでライトユーザーウケしやすい製品が多い。
一眼レフカメラは作っていない。
ライカの高品質レンズを採用するも、センサーが大きくないので画質はあまり高くない。
カラフルなデザインの機種が多い。
6-2.ミラーレスのシェア率は高いが・・・?Panasonicパナソニックのカメラを徹底解説。
Panasonicパナソニックは、一眼レフカメラのメーカーとしての知名度は低いかもしれませんが、ミラーレス市場においてはOLYMPUSオリンパス、SONYソニーに次いで第3位のシェアを誇っています。
昔から、ポータブルオーディオなどで「世界最小・最軽量!」といった精密さを得意とするメーカーでしたが、一眼レフカメラにおいてもどちらかといえば、コンパクトでライトユーザー受けしやすい商品を作っています。
色味の特徴については言及されることはあまりなく、強烈な個性を持ってはいません。ドイツの高級カメラメーカーであるライカと提携してレンズを作っているため、レンズの質はとても良いのですが、イメージセンサーにマイクロフォーサーズというやや小ぶりなものを使っているため、総合的に言って画質で誇れるメーカーとは言えません。
Panasonicパナソニックはもともと、ビデオカメラに強いメーカーであったため、一眼レフカメラにおいても動画機能に強いです。4Kなどの超高精細動画をカメラで同時に撮りたいなら、Panasonicパナソニックはいの一番で選択肢に入ります。
カメラの外観は、黒一辺倒ではないカラフルなものが多く、若者好みと言えるでしょう。
欠点を挙げるとすれば、まずそもそも「(デジタル)一眼レフカメラ」を作っていません。現状、ラインナップはすべてミラーレスタイプで、超高画質なカメラをPanasonicパナソニックで買おうと考えるのは難しいものがあります。
ミラーレスにおいても、イメージセンサーはもっぱらマイクロフォーサーズというやや小ぶりなもので、画質に強いとは言えません。
プロ志向の人には全く向いておらず、ハイアマチュアのオフ会などでも「Panasonicパナソニックを使っています」と言ったら孤立してしまうかもしれません。
なお、Panasonicパナソニックではミラーレスタイプのカメラのことを「マイクロ一眼」「マイクロフォーサーズカメラ」と呼んでいます。ご注意を。
6-3.Panasonicパナソニックの代表的なブランド一覧。
LUMIX(ルミックス)…コンパクトデジカメとマイクロ一眼(ミラーレス)のブランド
6-4.Panasonicパナソニックのカメラ作りの歴史
Panasonicパナソニックは、1917年創業の、2017年で100才を迎えた老舗企業。家電をはじめ様々な商品をてがけるモンスターカンパニーです。
カメラ事業に関しては、1997年にデジタルカメラ時代の到来を機に参入しました。ポータブルオーディオ機器などと共に、「世界最小・最軽量」などの機能性の高さと旬のタレントを用いた巧みなCM戦略で、デジタル市場を賑わせていたことは記憶に鮮明なことでしょう。
Panasonicパナソニックにとって、カメラはあくまでコンパクトデジカメに専念していましたが、OLYMPUSオリンパスやLEICAライカとマイクロフォーサーズという規格を開発したことから、ミラーレスカメラという新しい一眼レフカメラの時代を切り開きます。この戦略が功を奏し、高級カメラは得意でなかったはずのPanasonicパナソニックは、ミラーレスカメラ市場では国内第3位のシェアを誇っています。
また、ドイツの高級カメラメーカーであるLEICAライカと業務提携を結んだことで、Panasonicパナソニックのカメラに高品質なLEICAライカのレンズを採用しているばかりか、LEICAライカのカメラにはボディのOEM提供をしています。
※OEM提供とは?製品の中身だけを提供すること。ゴーストライターのようなもの。
7.富士フィルムのカメラの特徴は?歴史は?
フィルムメーカーとしては無類の強さを誇る富士フィルム。カメラの実力はいかほど?
7-1.一目でわかる!富士フィルムカメラの特徴。
肌の色、青、緑を鮮やかに再現する特徴を持ち、色味のファンは多い。
フィルムカメラに近い操作性。初心者にも操作がしやすい。
「APS-Cでもフルサイズセンサーを凌駕する画質のカメラを作る」がコンセプトで、スペック以上の画質を誇る。
安価でコストパフォーマンスの良い機種が多い。
デザインが少し古臭いと感じるかも。ミラーレスとしてはやや大きいものが多い。
7-2.スペックだけで判断しないで!富士フィルムのカメラ徹底解説。
富士フィルムは、フィルムカメラとしては超有名メーカーであっても一眼レフメーカーとしてはあまりイメージが無いかもしれません。しかし、フィルムメーカーとして培ってきた色再現技術には一家言あり、人物の肌の色、そして青や緑を鮮やかに再現する長所があります。この点から、富士フィルムのデジタルカメラには確実にファンがいます。
富士フィルムは、フィルムカメラの操作性をデジタルカメラでも踏襲するという特徴を持っています。そのため、フィルム時代からのカメラ愛好者には使いやすいと感じる人が多いでしょう。また、その特徴のために操作性がシンプルなので、フィルムカメラを知らないライトユーザーにも好まれるかもしれません。
富士フィルムは、一眼レフカメラを作っていません(止めてしまいました)。新時代においてはもっぱらミラーレスタイプに注力しており、さらにセンサーサイズではAPS-Cというフルサイズよりも1つ下の性能のものばかりを搭載します。こうした表面的なスペックから、画質の面で弱いように感じてしまいますが、早とちりは禁物です!さすがは老舗のカメラトップメーカーで、「APS-Cでもフルサイズセンサーを凌駕する画質のカメラを作る」というコンセプトで開発に取り組んでいるため、スペック以上に画質は良いです。2016年の価格.comのプロダクトアワード・デジタル一眼カメラ部門では、金賞(1位)を受賞したのは富士フィルムのX-Pro2という機種でした。ミラーレスなのに他の並み居るデジタル一眼を抜き去ってしまったのです!
「小さなミラーレスなのにデジタル一眼並みに高画質」という長所は、乱立するカメラメーカーの中でも強い存在感があります。
また、性能が良いわりに価格の安い機種が多く、コストパフォーマンスの良さという面でも富士フィルムは優秀です。
欠点を挙げるならば、外観の作りを古臭いと感じる人が多いかもしれません。また、ミラーレスとしてはやや大きなボディのものが多いです。さらに、オートフォーカスの速度があまり速くないので、スポーツを撮りたい人などは注意が必要です。レンズやアクセサリーの種類も多くなく、プロの使用にも向いていません。
7-3.富士フィルムの代表的なブランド一覧。
FinePix(ファインピックス)…コンパクトデジカメのブランド
Xシリーズ…ミラーレスのブランド
7-4.富士フィルムのカメラ作りの歴史。
富士フィルムは、1934年に創業されたやはり老舗のメーカーで、名前のとおりカメラではなくフィルムの開発メーカーとして、歴史を歩んできました。
いえ、カメラの開発も1948年からすでに始まっていたのですが、フィルムの躍進に比べてカメラ本体のほうはいまいち支持を得られませんでした。ただし、レンズ付きフィルムというユニークな形状のカメラ「写ルンです」と、インスタントカメラ「チェキ」に関しては、社会現象と言えるほどの爆発的なヒットを生んでいます。
デジタルカメラの時代においても、独自のセンサー開発で市場を賑わせてはきましたが、CANONキヤノンやNikonニコンを打ち負かすほどの功績は上げられませんでした。
ミラーレスの時代に入り、こちらを主戦場にすることで存在感を上げ、「APS-Cセンサーながらも高画質なカメラ」というコンセプトでトップブランドの一角を担っています。
8.PENTAXペンタックスのカメラの特徴は?歴史は?
風景写真が好きな人は、PENTAXペンタックを無視してはいけません!
8-1.一目でわかる!PENTAXカメラの特徴。
緑色の描写が鮮やかで美しい。風景写真好きに人気がある。
防塵・防滴性能が高く、旅行や海辺の使用に強い。
レンズが豊富。フィルム時代のレンズをデジタル一眼にも装着可能。さらに独特の仕上がりが楽しめる。
安価なカメラが多く、安い予算でも一眼レフやミラーレスが手に入る。
8-2.もっと知るべき!PENTAXのカメラを徹底解説
PENTAXペンタックスは、第3勢力的なイメージが強いかもしれませんが、色味の面で強い個性と魅力を持っています。PENTAXペンタックスの色味の特徴は、「緑色」が鮮やかで美しいこと。木々の緑をとても美しく発色してくれます。カメラ愛好者には風景撮影を好む人が多く、そのためPENTAXペンタックスは根強い人気を誇っています。つい数年前まで、一眼レフの市場ではCANONキヤノン、Nikonニコンに次ぐ第3位のシェアを誇っていたほど。
若い世代は知らないかもしれませんが、もともと日本で一番最初に一眼レフカメラを作ったのはPENTAXペンタックスなのです!さらにはフルサイズセンサーを超える大きさの「中判サイズ」のセンサーを搭載したカメラなども開発しており、今でもカメラメーカーとしての地力の高さは健在です。また、防塵・防滴構造にも強い特徴を持っています。
レンズのレパートリーも豊富で、しかもフィルム時代のカメラのレンズも現代のデジタル一眼レフカメラに装着することができます。オールドレンズを使用すると、淡い色彩と弱めのコントラストの写真が撮れ、他メーカーとはいっぷう変わった画風が楽しめます。
近年の実際の製品としては、100通り以上のカラーバリエーションの一眼レフや、世界で最も小さいミラーレスカメラなど、個性的なカメラで勝負しようとする姿勢がうかがえます。
比較的安価な価格帯のカメラが多く、「一眼レフやミラーレスが欲しいけれど予算は30,000円くらいが限度で・・・」というような人は、PENTAXペンタックスを当たってみるとコストパフォーマンスの良いカメラに出会えるかもしれません。
また、OLYMPUSオリンパスの「PENシリーズ」のような可愛らしいミラーレスカメラを、PENTAXペンタックスも出しています。
メーカーの個性戦略を無視して、正統派の機種を選ぶとしても、決してハズレではありません。大衆のイメージが弱いだけで、カメラの性能自体は高いメーカーです。
欠点を挙げるならば、安価な価格帯の製品においてオートフォーカスの性能が弱い点には、要注意です。
7-3.PENTAXペンタックスの代表的なブランド一覧。
Qシリーズ…ミラーレスのブランド
Kシリーズ…一眼レフのブランド
7-4.PENTAXペンタックスのカメラ作りの歴史。
PENTAXペンタックスは、創設1919年と、主要カメラメーカーの中でも古株です。
光学製品メーカーとしてスタートしましたが、1952年には日本初の一眼レフカメラを開発しています。ニコンの一眼レフが1988年ですから、PENTAXペンタックスの1952年は相当早いです。一時期までは、CANONキヤノン、Nikonニコンに次ぐ一眼レフ市場第3位のシェアを誇っていました。
デジタルカメラの時代になってから低迷し、HOYAホヤへの買収を経て、今はRICOHリコーを親会社としています。厳密に言えば現在のPENTAXペンタックスは、企業名ではなくブランド名だということです。
大躍進のミラーレス分野に留まらず、珍しい中判センサーのカメラや主役のフルサイズ一眼レフ分野でも息を吹き返してきており、再び1つの会社として独立する日も戻ってくるかもしれません。
9.LEICAライカのカメラの特徴は?歴史は?
「高嶺の花」というイメージがありますが、LEICAライカのカメラはなぜ、世界で人気者になったのでしょう?
9-1.一目でわかる!LEICAライカカメラの特徴。
ドイツの老舗高級メーカーで、ブランド的な人気が高い。
製品はヴィンテージワインのような趣。基本性能は高くないが味のある画質。
値段が非常に高い。
初心者には向いていない。
9-2.魅力はプライスレス?LEICAライカのカメラを徹底解説。
ドイツの高級カメラメーカーであるLEICAライカ。名前は有名だけれどあまり見たことがない・・・といった印象のカメラだと思います。
LEICAライカは、古くからある高級ブランドで、デジタルカメラの時代になった今でもなお、ノスタルジックな色味・雰囲気を個性とするカメラです。インスタグラムで人気のあの淡い雰囲気の画質は、LEICAライカっぽいと言えるでしょう。
LEICAライカは、デジタル部分の性能では日本の各メーカーに劣っていると言えますが、独特なファインダーと精密なレンズによって、最新機種には出せないクラシックな魅力を保ち続けています。
LEICAライカのカメラはどれも軒並み高額で、「性能のわりに高すぎる」という意見がよく聞かれます。それはある意味間違っておらず、しかしアンティークの家具やジーンズに価値があるように、他メーカーにはない価値があるとも言えます。
LEICAライカは基本的に、価格から言っても使いやすさや性能から言っても、初心者にはオススメ出来ません。幾つかカメラを渡り歩いた人が、これまでの自機にない「味」を求めたり、「箔」を求めて手にするような機種と考えましょう。または、アーティストをやっている人で、かつ裕福であるならば、初めてのカメラがLEICAライカであるという選択肢はあり得ます。
9-3.LEICAライカの代表的なブランド一覧。
M型…レンジファインダー型のフィルムカメラのブランド
R型…一眼レフのブランド
9-4.LEICAライカのカメラ作りの歴史。
LEICAライカは1913年の創設で、すでに生誕100年を超えたドイツの老舗のカメラメーカーです。日本のカメラメーカーはLEICAライカのカメラの模倣から始まったので、この頃にLEICAライカが映画用撮影機を試作していなければ、日本のカメラ業界の歴史も始まってはいなかったでしょう。
LEICAライカは、技術大国ドイツの技術の粋を集めて、レンジファイダーカメラという仕様のカメラを開発します。この技術があまりにも高度であったため、日本のメーカーはLEICAライカの追従をあきらめ、一眼レフタイプのカメラを開発することになったのです。
そのことは逆に、LEICAライカの一眼レフカメラ参入を遅らせることになります。結果、LEICAライカはクラシックなシステムのカメラを作るメーカーという道を歩みますが、アンティークワインのようなその独特の作風には、21世紀を過ぎた今でも世界中にファンがい続けています。
10.SIGMAシグマのカメラの特徴は?歴史は?
知る人ぞ知る!のSIGMAシグマ。ブランドイメージだけで買ってしまうと後悔しやすいので、この機会に知っておきましょう。
10-1.一目でわかる!SIGMAシグマカメラの特徴。
海外メーカーと誤解されやすいが日本のメーカー。
LEICAライカに似ていて、個性的でアクが強い。
カメラの知識・技術が熟練していないと使いこなせない。
10-2.日本のメーカーですよ!SIGMAシグマのカメラを徹底解説。
SIGMAシグマは、LEICAライカのような海外のカメラブランドだと思っている人が多いかもしれませんが、日本のメーカーです。ただし、個性的でアクが強いカメラであるという点ではLEICAライカに共通しています。解像度が高く、クリアな画質が持ち味ですが、しかしカメラの知識・技術が熟練している人でないとなかなか使いこなせません。
やはりLEICAライカ同様、価格から言っても使いやすさから言っても、初心者にはオススメ出来ません。
10-3.SIGMAシグマの代表的なブランド一覧。
dpQuattro(ディーピークアトロ)…コンパクトデジカメのブランド
sdQuattro(エスディークアトロ)…ミラーレスのブランド
SD1(エスディーワン)…一眼レフのブランド
10-4.SIGMAシグマのカメラ作りの歴史。
SIGMAシグマは、1961年に設立された日本のメーカーで、やはり光学機器メーカーとして産声を上げています。カメラボディも開発していますが、レンズメーカーとしての知名度のほうが高いでしょう。超音波モーターや手ぶれ補正機構などの技術を、いち早く開発してきました。
初の一眼レフカメラの開発は1975年で、これはNikonニコンよりも早いです。
その後SIGMAシグマは、カメラメーカーとしては玄人好みのシブいカメラを作るメーカーという立ち位置を確立し、それは今にも至っています。
11.CASIOカシオのカメラの特徴は?歴史は?
「子供のデジタルオモチャ」のイメージが強いCASIOカシオ。淘汰の激しいデジカメ業界で、なぜ生き伸びることが出来ているのでしょうか?
11-1.一目でわかる!CASIOカシオカメラの特徴。
超安価なコンデジや超小型なコンデジで有名。
ミラーレスや一眼レフは出していない。
カメラを追求したい人には向いていない。
11-2.高性能じゃなくても生き残る道はある。CASIOカシオのカメラを徹底解説。
CASIOカシオは、一眼レフやミラーレスは開発していませんが、コンパクトデジカメの分野ではかなり品数が多く、また、全天球型カメラなどのユニークなものも発売しています。
画質の良さにこだわるタイプのメーカーではなく、名刺サイズのコンパクトさを売りにした機種や、超安価で買えるような機種を多く出すのが特色です。また、とてもカラフルな色合いのものが多いのもCASIOカシオの特徴と言えるでしょう。
基本的には、「安価がウリのメーカー」という立ち位置で、中学生になった我が子にプレゼントする初めてのカメラ、といった使われ方が多いです。コンパクトデジカメではボケ味のある写真は難しいので、「カメラをたしなみたい」と考えているなら他のメーカーのものを選んだほうが無難です。
11-3.CASIOカシオの代表的なブランド一覧。
・EXILIM(エクシリム)…コンパクトデジカメのブランド
11-4.CASIOカシオのカメラ作りの歴史。
設立は1957年、前身の樫尾製作所にいたっては1946年に設立されています。計算機を作る会社からスタートした同社は、時計や電子ピアノ、電子辞書など、電子機器を幅広く開発。
若い世代にとっては「子供用のデジタルオモチャを作るメーカー」というイメージが強いかもしれませんが、1982年にはパソコンも自社開発。その後もたびたびパソコンを開発していたりと技術開発力は高く、1995年に世界で初めて液晶画面付きのデジタルカメラを開発したのは、他でもなくCASIOカシオなのでした。
カメラメーカーとしての評判はあまり高くないながらも、「名刺サイズのデジカメ」というコンセプトで開発されたEXILIMエクシリムはベストセラーとなり後継機種が出続け、その名前を知らない人はいないでしょう。
いかがでしたか?
それぞれのメーカーに持ち味があり、強みがあるので、一概にどのメーカーのカメラが良いとも言えないことがおわかりいただけたことでしょう。カメラは、いくら多機能であっても操作性がよくても、気にいった画風が撮れなければ気分も上がりません。そういった面では、スペックとにらめっこするのもほどほどにして、色味の特徴を重視して選ぶのがやはり良いのではないでしょうか。また、日本のカメラメーカーは世界中で絶賛されており、どれを選んでもそう大きな失敗はないでしょう。